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浜田省吾ドキュメンタリー「ON THE ROAD 2022 Welcome Back to The Rock Show “EVE”」

【注】

ネタバレ注意!!!!!!!!
●一応ノンフィクションですが、当然記憶違いなどもあると思います。特にMCは、(もちろん誓って録音・録画は一切していないので)こんな感じだったかなという雰囲気で書いています。その点ご了承ください。ちなみに、今回は「オフィシャルフォト」として、各公演日の本番前のステージ写真が、期間限定で公式に無料配布されました。しかし実際には、禁止されている会場内での写真撮影やSNSへの投稿は少なからず見られ、広島の会場では、スタッフから注意され、撮った写真を削除する人もいたことを、ここに書き添えておきます。
●敬称は省略しました。
●「名古屋①」などの丸数字は、その地において公演何日目であるかを表します。
●この先のツアー、コンサートは今まで以上にひとつひとつ大切なものになっていくと思うので、きちんと記録しておこうと思い文章にまとめました。みなさんが参加された会場の様子なども、ぜひ教えてくださると大変嬉しいです。なお、本稿は複数の会場について記述していますが、筆者はこれらすべてのコンサートに参加したわけではありません。情報は、家族の協力なども得ています。
●この文章は、Twitter(フォロワーの人限定)に投稿した内容を、大幅に加除したものです。


【プロローグ】

予想だにしなかったパンデミックの流行。そのせいで一体どれだけの貴重なライブが中止されたことだろうか。もちろん浜田省吾のコンサートも例外ではなかった。FFF 80’s Part-1の続編となる「100% FAN FUN FAN 2020 “Journey of a Songwriter” since 1975 Welcome back to The 80's Part-2 “DOWN BY THE MAINSTREET”」、ソロデビュー45周年記念のアリーナツアー「ON THE ROAD 2021」、そして、それをファンクラブ会員のみに代替した「Fan Club Concert Tour 2021 Welcome Back to The Rock Show "EVE"」……。

楽しみが次から次へと潰されていく、そんなどんよりと重く暗い気持ちのなか、突如発表された「Shogo Hamada / 40th Anniversary ON THE ROAD 2022 LIVE at 武道館」。しかし日程は、年明けの1月6日(木)・7日(金)、2日間のみ。ようやく「ナマ」の浜田省吾に、しかも貴重な武道館で再会できるこの上ない機会であったが、観たくても参加できなかった人が多かったであろうことは言うまでもない。

そうして半年以上が過ぎ、9月10日(土)、群馬県の高崎芸術劇場を皮切りにスタートした「SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2022 Welcome Back to The Rock Show “EVE”」(タイトルは、幻となった先述の「Fan Club Concert Tour 2021」と全く同じ)。浜田省吾のホールツアーとしては、ファンクラブ会員を対象とした2020年1月23日(木)の神戸国際会館公演から約2年ぶりで、一般も含めたON THE ROADツアーとしては、マリンメッセ福岡で開催された2017年4月27日(木)以来、約5年半ぶりであった。


【Ⅰ、グッズ、ツアートラック、会場の様子】

ロームシアター京都(9月16日[金])
名古屋国際会議場センチュリーホール①(11月12日[土])
神戸国際会館こくさいホール①(12月16日[金])
広島文化学園HBGホール②(12月26日[月])
広島文化学園HBGホール③(12月28日[水])
東京NHKホール①(1月11日[水])
大阪フェスティバルホール②(1月22日[日])

本稿で主に言及する公演

京都
9月15日。コンサート前日だったが、その夜のロームシアターにはツアートラックが停められており、すでに10数人以上のファンが集まっていた。

明けて16日。コンサート当日。グッズ先行販売は14:30で、その列に並ぶ。売場入口には『ソングライターの旅』(浜田省吾初の歌詩集)の広告パネルが飾られており、ツアーパンフレットとツアーTシャツ、そしてエコバッグを購入。CDを買うと、特典のクリアファイルが貰えた。


名古屋①
11月12日。センチュリーホールに着いたのが夕方。筆者が見回した限りだが、他会場に比べて同世代くらいの若い人が多かったように思う。なお、『LOVE TRAIN』のジャケット写真に似せた格好をしていた人も見かけた。

長い列に並んでカレンダーを購入。他の会場では気付かなかったが、浜田省吾作品の楽譜も三種類ほど置いてあった。

開場時刻は17:00。開演の18:00を過ぎると、外に停車されたツアトラ周辺の人だかりも少なくなり、トラックは撮り放題。すると偶然、荷台が開けられて中身が見える。

神戸①
先述のように、神戸国際会館は2020年にFFF 80’s Part-1の最終公演が行われた場所であり、筆者はこの公演にも参加していた。当時は、省吾がMCで「君たちもふかふかの椅子ばかり座ってられないよね?!」と話していたので、次はON THE ROADのアリーナツアーか?と思っていたところ、まさかまさかのコロナ禍に突入。

12月16日。グッズ先行販売は14:30~17:00。入口には「売り切れ情報」が掲げられ、「この新しい朝に」バンダナと2020年チャリティーグッズのマフラータオルが「SOLD OUT」だった。会場向かいのサイゼリヤに入ると、ツアーTシャツを着た人がちらほら。


広島②
12月26日。会場となる広島文化学園HBGホールにおいて、「江本一真のゴッジ」(広島FM)の公開生放送があった。グッズ購入の列が並ぶスペースを割いて、こぢんまりと行われていたものの、現場の熱はかなり高かった。ボタンを選んで押して、「MONEY」が流れると、今回のグッズのバンダナがプレゼントされるゲームも催され、大変に盛り上がっていた。広島FMも開局40周年で、浜田省吾本人からのサプライズメッセージも!!


広島③
12月28日は、2022年最後の公演日、かつ、浜田省吾70歳の誕生日“EVE”でもあった。

広島文化学園HBGホールで印象的だったのは、夢番地による今ツアーの広告ポスターが至る所に貼られていたこと。加えて、6年ぶりのジャクソン・ブラウン来日公演の告知も目立つ。

京都と名古屋に続いて、ここでも私はグッズの列に並んだ。ショッピング&レジャーバッグを購入。列での待ち時間には、浜田省吾にまつわる色々な会話が聞こえてきて面白い。いつどこの公演に行ったことがあるとか、今回はエコバッグが人気なのかとか、ロードアンドスカイに対する批判とか……。「J.BOY」の「Picture Plate」はすでに売り切れになっていた。

広島では、メンバーの体調不良により、J.S.Foundationのブースが3日間とも開設されなかった。だが今回のツアーは、ある意味では全公演がチャリティーコンサートなのであり(チャリティー公演は実施されず)、全体を通じた利益から寄付がなされることになる。浜田省吾によるチャリティー自体は以前から行われており、先の武道館公演からも引き続くプロジェクトである。


東京①
1月11日のNHKホールが、2023年最初の公演であり、古希を迎えた浜田省吾にとって最初のコンサートだった。

ともかく、同日のサプライズは、なんといっても伝説の野外ライブ「A PLACE IN THE SUN at 渚園 Summer of 1988」の映画公開が電撃発表されたことだった。コンサート終演後、会場には映画の告知ポスターが飾られ、観客にはフライヤーも配布された。


大阪②
そしていよいよ、1月22日が今ツアーのオーラス日。渚園の映画公開はすでに告知済みだったので、フェスティバルホールには宣伝ポスターが各所に飾られていた。

グッズ販売は14:00開始だが、早くから並ぶ人もおり、やはり色々な会話が聞こえてくる。「(今ツアー2回目以上の参加だったのだろうか)直前当選だったが、さすがに3階席。同じ空間に居られて良かった」と話す男性。「これまでのツアーのチケット半券とパンフレットを全部残している」と語る女性たち……。販売が始まると、売場には「少年の心」が流れた。


【Ⅱ、コンサート内容】

●以下、コンサートの内容は、ファイナルとなった大阪②をベースとしつつ、神戸①・広島③・東京①などにも触れながら叙述していきます。MCについては、各会場共通の内容も多いですが、公演によって若干表現が異なる場合もあり、その際は大阪②のMCに加えて会場ごとの違いを補足し説明するか、あるいはもう一緒くたにして書いてしまいました。そういう事情もありますので、必ずしも当日実際に語られた表現そのままではないことを改めて強調しておきます。

開場
各会場によって開場の時間が異なり、最も早いのが大阪②ほか16:30で、遅かったのが宮城①の17:45。FC先行当選の場合はファンクラブ会員証、それ以外はQRコード、そして顔写真付身分証明書がいずれの際も必須。マスクを下げた顔の本人確認のうえ、チケットが発券された。今回のチケットは、表面イラスト(ギターを首から提げた浜田省吾)の色が恐らく2種類あって、各公演1日目がグレーで、2日目の場合はピンクだった(ちなみに広島のみ3日目があったが、1日目同様グレー)。なお、裏面は今ツアーの宣材(?)写真。

これまでのツアーでは、ON THE ROADでもFFFでも、ツアー毎の薄いパンフレットが入場時に貰えたが、今回は無かった。但し広島③では、斉藤和義の弾き語りツアーのフライヤー(裏にはジャクソン・ブラウンなども記載)が、大阪②においては、夢番地の袋に入った渚園映画・中嶋ユキノツアーのチラシがそれぞれ手渡された。

開演前のBGMは、いずれも(浜田省吾らによる)洋楽のカバーで、以下の通り。『The Moonlight Cats Radio Show』(Vol.2)の収録曲から、1、2曲を挟んで(Vol.1)に移り、1曲おいて再度(Vo.2)へ。

〔SE〕
「The Supremes Medley(Stop! In the Name of Love ~ You Can’t Hurry Love)」
「Crazy Love」
「This Boy」
「Ain’t No Mountain High Enough」
「IN THE STILL OF THE NIGHT ~ MAYBE」
「Soulful Strut(Instrumental)」
「My Cherie Amour」
「Mercy, Mercy, Mercy」
「You’ve Really Got a Hold on Me」

「You’ve Really Got a Hold on Me」から「Will You Still Love Me Tomorrow」にかけて、ご案内とお願い、そしてガイドラインが放送される。「本日は、『SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2022 Welcome Back to The Rock Show “EVE”』にお越し下さり、ありがとうございます……」。

「Will You Still Love Me Tomorrow」
「BE MY BABY」

17:09頃、ギターのサウンドチェックの音が聞こえはじめる。

「The in Crowd」
「My Girl」

「The in Crowd」から「My Girl」にかけて、先と同じ内容の案内(2回目)がなされる。

「The Supremes Medley(Stop! In the Name of Love ~ You Can’t Hurry Love)」
「Crazy Love」

ブザーが鳴る。ブーーーーーーーーーーー!!!!!!!

「本日は、『SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2022 Welcome Back to The Rock Show “EVE”』にお越し下さり、ありがとうございます。まもなく開演いたします」(観客、拍手)。

「This Boy」

そして、流れていた「This Boy」の音量が小さくなって……。


開演
大阪②は17:30(神戸①・広島③・東京①などは18:30)、いよいよ開演!!
次第に暗転していき、手に汗握る緊張の瞬間……。

〔0〕「IN MY LIFE」(浜田省吾カバー)~「IN THE MOOD」

タンタンタタタタ~ン……♪「There are places I remember ……♪」

まさか再びこの曲が流れるとは思わなかった!「再び」、というのは、2022年始の武道館公演でも同じく冒頭で使用されたThe Beatlesの名曲。手拍子をしながら聴く人も多かった。観客、拍手。

続いてジャズのナンバーから、「IN THE MOOD」。パパパパッパ~パッパ~パパパパパパパパパッパッパ~……♪七色に光るライトのなか、バンドメンバーが次々とステージに現れ、いよいよ待ちに待った浜田省吾が登場!!観客、心の声が漏れ出て「わ~~!!」。

「Are you ready ? 準備はいいかい?」

〔1〕「光と影の季節」

2022年8月31日、「ON THE ROAD 2011 "The Last Weekend"」より同曲が浜田省吾公式YouTubeにアップされたので、演奏されるのだろうと思っていたが、この楽曲ほどトップを飾るにふさわしい曲はない。「君に逢いたくて戻って来たよ」。ステージのバックには、2005年のシングル『光と影の季節』のジャケット写真が掲げられる。

〔2〕「HELLO ROCK & ROLL CITY」

「ハロー、大阪~!!」
序盤の定番曲。「Hello, 〇〇 city」と、各会場の地名が歌われる。神戸①のときだけ、なぜかステージに向かって右側最前列の数人とだけ、なんと省吾がグータッチ!!!!

〔3〕「この夜に乾杯!」

ここまで3曲続くと、DVDでいえば『SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2005-2007 "My First Love"』(DISK 1)の流れ。

〔MC1〕

どの会場も同じような内容だったと思いますが、こんな感じ。
「『ON THE ROAD 2022 Welcome Back to The Rock Show “EVE”』にようこそ!やっと会えましたね!!……いやー、長かった、長かった(笑)。秋から始まったこのツアーも、今もマスクは外せない状況です。でも、俺たちは今までやってきたように、『ウォー!』も『イェーイ!』も『フゥー!』も言います(広島③では『フゥ―!』無し)。でも、みなさんは以前のように声を出すことはできません。でもマスクの中で声を出したり口ずさむのはOKです」
「ちょっと周りを見てみてください。(省吾、わざとらしく頭を動かしてキョロキョロしながら)『超幅広い年齢層!本当に広い!』(他だと『この客席の年齢層の幅の広さ!』)。5回ワクチンを打った人もいれば、持病があって打てない方もいらっしゃるし、いろんな人がいるので、お互いを思いやって楽しんでもらえればと思います」
「今夜は少し(省吾、時計を触ったような動作をしながら)長めになると思います。武道館の映像でも言ってたんだけど、長い時間手を叩いていると(省吾、自分で手を叩く)、手を壊します。なので、『エア手拍子』で構いません。でも、演奏が終わってあなたの心に届いたら、拍手していただければ、スタッフも俺もミュージシャンもそれだけで報われます」
「今日のコンサートは、2部の真ん中にお休みを取ります。ゆっくり慈しむように一緒に楽しみましょう!!」

〔4〕「今夜こそ」/「恋は魔法さ」

広島③・東京①・大阪②は「今夜こそ」。
「ギター長田進!!」

神戸①では「恋は魔法さ」(神戸といえばこの曲!)。こちらの曲については、2020年7月22日に、「ON THE ROAD 2001」より野外イベントの映像が公式YouTubeにアップされた。

〔5〕「君がいるところがMy sweet home」

同様に2020年5月20日、「ON THE ROAD 2011 "The Last Weekend"」より公式YouTubeにアップされた楽曲。省吾、ステージの横まで移動して歌う。
「オルガン福田裕彦!ピアノ河内肇!トロンボーン清岡太郎!トランペット佐々木史郎!サクソフォン古村敏比古!ギター町支寛二!オー!イェイ!!」
……と、ここまで、非常に盛り上がる曲が連続。

〔MC2〕

「ありがとう!!」
「君(みんな)の心から声がはっきり聞こえてくる……。『そろそろ座っていい?(笑)』。……実は、大阪弁で言おうとしたんだけど、『座ってかまへん?(笑)』(広島③では広島弁ver.)。どうぞ座ってください」

●ここで、それぞれの会場において、前回のON THE ROADツアーから××会場以来何年ぶり、といった話に入り、「ご当地」に関する語りが披露されたのではないかと思います。

大阪②
「『ON THE ROAD』という名前のツアーで大阪に帰ってきたのは、2016年大阪城ホール以来6年ぶりです。そのとき来てくれた人?――(観客、挙手)。あとフェスティバルホールは、2015年以来7年ぶりです。そのとき来てくれた人は?――(観客、挙手)。そのときの『“Journey of a Songwriter”』のツアーが、今のメンバーになったツアーです。こうして元気に大阪城ホール(正しくはフェスティバルホール)に帰ってきました!昨日、館長夫妻が来て下さり、資料を持ってきてくれたんだけど、ここ(フェスティバルホール)では1982年の7月1日に初めてやって、40年お世話になっています。夢にまで見たホールで、当時チケット町支いくらだったと思う?……(省吾、自分で)2700円。来てくれた人?――(観客、挙手)。フェスティバルホールは、日本で一番好きなホール、いや、NHKホールも好きだけどな……。1、2に好きなホールです(笑)。こんなに来てくれてありがとう」

神戸①
この日以降、美久月千晴(ミック)の体調不良により、ベースは代理の小川悠斗が新しく加入。
「(前半省略)(あのときから)無事にメンバー全員揃って帰って来れました~!!……と言いたいところなんだけど、実はミックがですね、体調不良のために、代わりにベースは小川くんに来てもらっています。彼はまだ25歳なんだけど、2日間徹夜で練習してくれたおかげで(最初の登場の際に、たくさんの譜面を抱えて出てきた)、今日の公演を中止や延期にせずに済みました。ちょっとスタッフに数えてもらったんだけど、小川くんが入ってくれたおかげで、メンバーの平均年齢がなんと5歳も下がった!俺と町支が抜けたらどうなるだろうね?(笑)」
「神戸の思い出といえば、21歳のとき、六甲山に彼女とデートで行って、レストランで何を食べたかは忘れたけど……」

広島③
この日までが、小川悠斗が代理を務めた公演だったので、神戸①と大体同じような紹介がなされる。
「昨日の夜、ホテルでルームサービスのパスタを食べたのね。で、そしたら、(広島でデートして)初めて女の子にレストランというところに連れて行ってもらって、当時俺はパスタなんてどうやって食べたら良いのかわからなかったんだけど、『(省吾、スプーンとフォークを使ってクルクル回す動作をしながら)こうやって食べるのよ』って教えてくれたんだよ、そんなことを思い出したねえ」

東京①
この日からミックが復帰したので、それについて言及があり、また、この日は撮影カメラが入っていたため、その連絡も。


「ここからはスローな曲を続けてやろうと思います」

〔6〕「君の名を呼ぶ」

バラード・コーナーへ。青色だったか、暗めの照明。
「ギター、町支寛二……」

〔7〕「あれから二人」

2022年9月8日、「ON THE ROAD 2011 "The Last Weekend"」より公式YouTubeにアップされた楽曲。なので、これも絶対演奏されるだろうと……。

〔8〕「我が心のマリア」(Instrumental)

6月24日、公式YouTubeに2022年リメイクバージョンがアップされた。バックのスクリーンには、この動画のようにウクライナの街並みが映される。なお同曲は、9月21日発売のコンピレーション・シングル『DUET』に収録。暗い中で省吾が椅子に座り、水分補給をしていた姿が印象的だった(広島③)。

〔MC3〕

「戦争前のウクライナの映像の後に、(東日本大)震災前の東北の映像を背景に、この曲を歌いたいと思います」

〔9〕「光の糸」
〔10〕「旅するソングライター」

これら2曲は、アルバム『Journey of a Songwriter ~ 旅するソングライター』に収録されている、定番の流れ。バックのスクリーンには、東北の風景写真のスライドショー(「光の糸」)に続き、MVの欧米の街並みが映される(「旅するソングライター」)。
「月に向って唸る 歌う 吠える ……フォオオオオオ~~~!!」
「ベース、ミック!」

〔MC4〕

「この6年ぶりのON THE ROAD、今回のセットリストは、今自分が歌いたい、そしてあなたに、君に聴いてもらいたい曲を選びました。次に聴いてもらう曲は、2001年に発売した『SAVE OUR SHIP』からです」

〔11〕「モノクロームの虹」

この枠、「…to be "Kissin' you"」だった会場も。
「サックス古村敏比古!」

〔MC5〕

「これから休憩を取ります。また後で直ぐに戻ってきます!!」

〔休憩〕
「40 YEARS OF ON THE ROAD TOUR」

その名の通り、「ON THE ROAD」ツアー40年の歴史が、スライドショーで紹介される。今回のツアーパンフレットに即して(但し、ここには収められていない写真もスクリーンには映された)、パンフp.14の夜景の写真に始まり、時代を追って画面が展開していく……。以下は、会場に流れたインストゥルメンタル楽曲と、そのときのツアー年代。

82「愛の世代の前に」
84「ラストショー」
86「MONEY」
90「19のままさ」
93「境界線上のアリア」
01「紫陽花のうた」
11「Thank you」
16「OCEAN BEAUTY ~ DANCE(2020年シングルver.)」

そして画面が武道館公演まで進むと、今ツアーの宣材(?)写真が映し出され、「40 YEARS OF ON THE ROAD TOUR」の文字が下がっていき、再び会場が暗くなる。

やがて、波の音が聞こえ始め、メンバーが再度登場して定位置につき、椅子に座った省吾(赤いチェック柄の服を着て出てくる)がこう呟く。

「OK, Let’s go ……」

〔12〕「夏の終り」/「Midnight Flight ―ひとりぼっちのクリスマス・イブ―」

広島③・東京①・大阪②は、なんとレア曲「夏の終り」!!スクリーンには、夕暮れの浜辺や波の映像。

なお、クリスマス前の神戸①が「Midnight Flight」で、スクリーンはイルミネーションの映像だった。曲の終わりには、「ジングルベル」が演奏される。

この〔12〕と次の〔13〕枠の曲は、会場によって違ったらしい。「青空のゆくえ」や「君と歩いた道」。どんな映像??

〔MC6〕

大阪②
「ありがとう。ギター、古村敏比古!……(彼は)いつもサックスなんだけど、マンドリンもギターもパーカッションもやります。古村は、1982年の年末のツアーから俺と一緒に演奏旅行をやってて、ON THE ROADの40年は、古村との40年でもあります。このツアーは夏からリハーサルをやって、そのときはサングラスが曇るくらいの暑さだった。だから、ステージで演奏してると、気分は夏なんですね。今は真冬なんだけど……。それで、コンサートツアー自体は、70年代からやってて、そのときは1年に130、150回くらいやってて、全然家に帰らない日が続きました。うん、だから気分は今でも2、30代なんだよね~(観客、笑)。……で、どうしたって?昨年、ある晴れた日の午後、都内の美術館に行ったんですけど、『大人1枚下さい』って言ったら、ボックスというか、チケット売り場の女性スタッフが、『65歳以上は半額になります』。……数秒、頭の中でいろんなことが駆け巡って、ロックンローラー半額でいいのか?いや、でも先輩方が脈々と受け継いできた権利、選挙権みたいだけど、これは行使しようと思って、『はい』って言ったら、『昭和何年生まれですか?』(笑)。……えっ、これ運転免許証、サングラスしてない……。どうする、どうするハマダ……。……で、免許は出さずにハマダ半額で入りました(観客、笑)」
「こんな話から、次のロマンチックな曲につながるのでしょうか?ちょっと心配です。今、インフラ、ガスも電気もままならないウクライナで、この曲のような世界が戻りますようにと歌いたいと思います」

●どうやらこの部分のMCは、(美術館の話がある場合は共通しつつも)会場によってかなり違っていたみたいですね。

広島③
「このまえ美術館に行ったんだけど、チケットを買おうと思って受付に行ったら、受付の20代くらいの女の子から、『65歳以上の方は半額です』と言われ、色々なことが頭の中に駆け巡った。そして『昭和何年生まれですか?』と聞かれ、免許証を見せなければいけないのか……。確かに俺69だけど(この日はちょうど浜田省吾の誕生日“EVE”だったので、観客席からは「おめでとう~~!!」の声。省吾「……別にそういうつもりで言ったわけじゃないんだけど……(笑)」)、町支はもう70になったから堂々と言えるけどね、でもロックンローラーとしてどうなの?とか思って、……結局見せなくて済んで、半額で観ました(笑)」(このMCだったか、一人すごく笑っている男性がいて、その人に対して小声で「……そんなに面白いかな?」と呟く省吾)

神戸①
「イルミネーションが綺麗な季節になってきました。昔、バンドでカラオケ・ブームがあって、コンサートが終わると、みんなで三宮の駅前のカラオケに行ってた。……俺は歌ってないよ?!俺が歌ったら残業になるからねえ(笑)。で、十八番(「じゅうはちばん」と発音していた)っていうのがあって、町支は何だと思う?ビートルズとかだと思うでしょ。違うの、三橋美智也って知ってる人いますか?――(観客、挙手・拍手)。『古城』とか……(「松風~♪」とだけ省吾が歌い、「どんなだっけ?」と町支に歌わせる。観客、拍手)。……あと、古村はね、ザ・クレージーキャッツ。植木等の『スーダラ節』(「どんなだっけ?」と、また町支に歌わせる。もう止めてくれと手を振りながらも、また歌う、いや歌わされる町支。観客、2回目の拍手)。……古村は存在?自体がザ・クレージーキャッツみたいだからね。で、中嶋さん。中嶋さんの十八番は何だと思う?『君が代』。福岡(ヤフオク!)ドームの始球式(2018年6月1日「セ・パ交流戦:福岡ソフトバンクホークス vs 横浜DeNAベイスターズ」)の前に『君が代』歌ったんだよね。堂々としてて。いつも自分のツアーではすごく緊張してるのに」

東京①
美術館の話は無く、あの大雪の武道館公演のことや、昨2022年、暗いことも多かったが、明るいニュースとして、町支寛二が古希を迎えたこと(自分については語らず)、サッカーのワールドカップ開催、そしてボクシングの井上尚弥選手の活躍について。なお井上選手は、自身のTwitterやファンミーティングでも話していたように、東京②に参加した模様。

〔13〕「星の指輪」

「次のロマンチックな曲につながるのでしょうか?」とのMC後だったが、名バラードなので聴けて嬉しかった。

〔MC7〕

大阪②
「この静寂にもすっかり慣れました。以前は『浜田~!!』『省吾~!!』(神戸①では『浜田~!!』だけだった)って言う『ヤツ』もいて、ああ、『ヤツ』ではないですね、……っていう『人』もいて(観客、笑)、えぇ、『星の指輪』でした。この曲は92、3年頃の歌で、この中には何人も、当時親に子供を預けていた人もいると思いますが、今は逆に預けられるほうになってきたんじゃない?(観客、笑)(ミックの方を向いて)ミック(手を)叩いてる?(ミックは)まだ『お父さんのお父さん』って呼ばせている、『おじいちゃん』って言われたくないから(笑)。ピアノの河内くんは、男の子、3歳、『人間』じゃない、『モンスター』だよね?(河内、うなずく)」
「指輪を他人に渡すとき、婚約指輪のように(本当に膝をついて、省吾が観客席へ向かって右側に)『お父さん幸せにします!』っていうふうに渡したり、まああるいは、『僕を幸せにしてください』『私を幸せにしてください』っていう人もいるかもしれません。他人に花や旅行をプレゼントして、『喜ばせること』はできるかもしれませんが、それは『幸せにすること』とは違うと思います。他人を『幸せにすること』は、できないと思っています。幸せは自分自身でなるもの、自分だけのものだと思っています。……語ったなあ、俺(笑)。歌っててそう思ったのでした。えー、最近は、結婚式よりお葬式の話の方が多くなってて(観客、笑)、笑っていいのかわからないですけど……。次の曲は、2003年のアルバム『初秋』からです」

神戸①広島③もほぼ同様)
「夜中に眠れずに起きてしまうことってありますか?町支はない?……別にアドバイスできることは何もないんだけど。俺は寝室にデバイスは持っていかないことにしてるんだけど、どうしても眠れないときに動画サイトを見てる。でも我々の世代にとってはあんまり面白いものはなくて、あれは若者向けだよね。でも興味深いのを見つけて、それは死ぬまでにやっておいた方が良かったと思う5つのこと、っていう動画があって、美味しいものを食べるとか、旅行に行くとか、そんなことなんだけど、その中に大切な人にありがとうって伝えることってあって、ああ、俺は父や母、姉に、ちゃんとありがとうを言ったかなって思うようになって……。ところで『初秋』っていうアルバム持ってますか?――(観客、挙手・拍手)。次にやる曲は、その中からの一曲です」

東京①
年始だったので、「毎年新年になると、カレンダーに大切な人の誕生日や、そして今では命日を書き込むことのほうが多くなってしまったけど……」といった話。

〔14〕「君に捧げる love song」

すでに公式YouTubeに石田ゆり子出演のMVがあるが、その映像のままではなく、加工されたものがスクリーンに映る。
「オルガン・シンセサイザー、福田裕彦」

〔MC8〕

「俺たちは、与えられた時間のなかで人生という旅を続けています。その旅は、目的地に向かって進むよりも、その途上、その時が大切で、かけがえのない時間だと思います。たどり着いた場所が目的地だと思えるような旅ができればいいなと思います」

〔15〕「ON THE ROAD」

「この道の彼方 約束されたはずの場所があると 信じて行きたい もう一度孤独に火をつけて」
ON THE ROADツアーのテーマ・ソング。カラフルな照明がドラムス小田原豊を照らす。

〔16〕「I am a Father」
〔17〕「J.BOY」

浜田省吾の代表曲といってよい2曲がさらに続く。「J.BOY」では、「水平線~♪」のとき、ライトの方向が斜めから横に変わる。
「ピアノ河内肇!」

〔MC9〕

「ありがとう」
「皆さんも心を痛めていると思いますが、21世紀なのに、昨(2022)年2月からロシアによる戦争が始まってしまい、東アジアの情勢も緊張感が高まってきています。パンデミックという状況もあり、音楽をやっていくのが、音楽をこうして一緒に楽しめる環境というのが、いかに、はかなく、もろく、……(※忘れてしまいました)だと感じています」
「このツアーのタイトルを、(Welcome Back to The Rock Show)『“EVE”』と名付けたのは、秋からアリーナツアーを計画しています。今日がファイナル。スタッフもミュージシャンも俺も、毎日できるのか、できないのか、気にしながらやってました。スタッフもミュージシャンも俺もみなさんも、来年も再来年も音楽を楽しめる年であってほしいと思います。今日はどうもありがとう」

〔18〕「家路」

本編の最後を飾ったこの曲。スクリーンに映ったモノクロの道路が、大サビでカラーに変わる。「どんなに『遠くても』」の歌い方がいつもと違う。「カモン、ギター長田進!ギター町支寛二!」


こうしてメンバーと省吾は、ステージから消えた。
止むことのない手拍子。
そうして始まったアンコールの1曲目は……

〔19〕「みちくさ」(EC1)

2020年11月11日にリリースされたミニアルバム、『In the Fairlife』から。このリードトラック「みちくさ」は、同年10月28日から先行配信がスタートし、11月6日には、同曲のMV初公開などと銘打って、YouTubeプレミアのスペシャル番組が配信された。そして、同月11日には「みちくさ(アニメーションバージョン)」が、13日には「みちくさ(スタジオバージョン)」のMVフルコーラスバージョンが、それぞれ公式YouTubeにアップ。スクリーンには、そのアニメが映され、曲の途中でミュージシャンの紹介がなされる。

〔MC10〕

「ミュージシャンを紹介します。大きな拍手を。
ドラムス小田原豊!
ベース美久月千晴!
オルガン・シンセサイザー福田裕彦!
ピアノ河内肇!
ギター長田進!
サクスフォン古村敏比古!
トランペット佐々木史郎!
トロンボーン清岡太郎!
ボーカル竹内宏美!
ボーカル中嶋ユキノ!
ギター・ボーカル・ステージサウンドプロデューサー町支寛二!」

省吾、映像アニメMVの「浜田くん」の真似をして、スクリーンの方を向いて歩く。終わって振り返り、両腕を広げる。

〔20〕「この新しい朝に」(EC2)

「2021年3月13日に配信リリース!」と、急遽発表があった新曲。MVは同月18日に公式YouTubeへアップされた。スクリーンの映像には、このMVには無かった場面も映し出されていたらしい。

おそらく、久しぶりの新曲を早くコンサートで聴きたい!!と思っていた人が多かったのではないだろうか。個人的には「この新しい朝に」が本編最後かなと予想していたが、実際はアンコール2曲目で、特段の説明もなく「みちくさ」に続けて演奏された(「青く 深く」の部分のみ省吾は歌わず)。

〔21〕「終りなき疾走」(EC3)

間髪を入れず、「もう1曲いくかい?(観客、「イェ~~~イ!!!!!」との心?の声)Are you ready ……R&R ??!!(聞き取れず)」。やっぱりこの曲も盛り上がりますねえ。

「Welcome Back to The Rock Show !!」

かくして再び、メンバーと省吾は、ステージから消えた。
……が、えっ、まだアンコールあるの?!?!

先に省吾が出てきて、手を水平にして拍手する。
そしてまた登場したメンバー全員と横一列に並び、客席に一礼。
それぞれの持ち場へ。

〔22〕「日はまた昇る」(EC4)

「イェ~~~~~イ!!」が長くて力強い。

町支寛二がピックを観客席へ投げ、浜田省吾がそれを見つめる。
こうして本当に、メンバーと省吾は、ステージから消えた。


……とならなかったのが、広島③。

どこかのMCで、「俺、明日(12月29日)68歳なんだよねぇ……(観客、「えっ?!(笑)」)。68、67……段々下がってく……。『Uターン』っていうの?(笑)」という発言があったように、28日は省吾の誕生日“EVE”だった。

省吾が帰ろうとしたとき、サプライズで「ハッピーバースデートゥーユー」が演奏!!

福田裕彦のツイートによると、「実は『蛍の光』を演奏する企画も立てたんですがwちょいブラック過ぎかもと言う意見もあり、バースデーソングに変えました♪( ´▽`)浜田さんはもちろん、全スタッフも知らない完全なサプライズだったのでモニターもPAもoffになってて聴き辛かったかも知れません。失礼!」とのことで、確かに音は小さかった。

そうして引き返してきた省吾は、両腕をいっぱいに広げ、少し恥ずかしそうに微笑みながら、一言こう言い残して去った。

「ありがとう!!!!!(笑)」

終演
場内が明るくなる。終演のアナウンス。
予定は「2時間30分程度」とのことだったが、全部で3時間近くの公演。

スクリーンには、入場時の画面が映る。

「ON THE ROAD 2022 Welcome Back to The Rock Show “EVE”」

「我が心のマリア」(Instrumental、『The Best of Shogo Hamada vol.3 The Last Weekend』ver.)が流れ、東京や大阪では、渚園の映画の宣伝がスクリーンに映された。
 そして「My Cherie Amour」が少しかかり、「Soulful Strut(Instrumental)」へ。


【エピローグ~全体の感想に代えて】

ツアーが始まる前は、中止になるようなことが生じないか、不安で不安で仕方がなかったが、メンバーやスタッフの方の体調不良はあったものの、とにかく無事に完走されて本当に良かった。

ようやく再会できた喜びを嚙み締めた今回のコンサートは、自身にとっては、とても楽しく、そして感動し、しかし一抹の「寂しさ」も覚えてしまった、そんな内容であった。

浜田省吾が今、歌いたかった、そして私たちに聴いてもらいたかった、というセットリストを改めて振り返ってみると……(但し会場によっては「…to be "Kissin' you"」「青空のゆくえ」「君と歩いた道」も)。

〔0〕「IN MY LIFE」~「IN THE MOOD」
〔1〕「光と影の季節」
〔2〕「HELLO ROCK & ROLL CITY」
〔3〕「この夜に乾杯!」
〔4〕「今夜こそ」/「恋は魔法さ」
〔5〕「君がいるところがMy sweet home」
〔6〕「君の名を呼ぶ」
〔7〕「あれから二人」
〔8〕「我が心のマリア」(Instrumental)
〔9〕「光の糸」
〔10〕「旅するソングライター」
〔11〕「モノクロームの虹」
~休憩~
〔12〕「夏の終り」/「Midnight Flight ―ひとりぼっちのクリスマス・イブ―」
〔13〕「星の指輪」
〔14〕「君に捧げる love song」
〔15〕「ON THE ROAD」
〔16〕「I am a Father」
〔17〕「J.BOY」
〔18〕「家路」
〔19〕「みちくさ」(EC1)
〔20〕「この新しい朝に」(EC2)
〔21〕「終りなき疾走」(EC3)
〔22〕「日はまた昇る」(EC4)

選曲を見ると、【Ⅱ】でも折々触れたように、すでに映像化されている、それも公式YouTubeにアップ済みの曲が多いことがわかる。ツアーの定番曲や自身の代表曲、そして、近年のコロナ禍における浜田省吾の活動の歩みをたどる曲……。MCでも、「旅の途上」、まさしく「ON THE ROAD」が今回の“キーワード”であったように、歌詞やタイトルにこれらの言葉が綴り込まれた曲、あるいは人生の「旅」を象徴するような曲が多く演奏されている。

そして、この音楽の旅の途上で、彼は70代を迎えた。

「残された僅かな時間の中で」(「光の糸」)
「残された僅かな時間 静かにひとり暮そう」(「夏の終り」)
「与えられた時間の中を精一杯生きた君」(「君に捧げる love song」)
「俺たちに残された時間 あともう残り少ない」(「終りなき疾走」)

歌われる言葉ひとつひとつが、今まで以上に、自分の心に強く突き刺さり、胸がつまる。

しかしながら、決して悲観的になっているわけではない。今回のツアーでは、本人が廃盤にしたいと度々語っていた、70年代のアルバムからは一曲も歌われなかった(近年、FFF 70’sや武道館公演で演奏されたからだろう)。FFFでは過去を慈しみつつも、ON THE ROADはこの先前進していくのだろうか。

果てしなく続く、このOn The Roadを……。

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