かみさまとX、とは

拙作『かみさまとX』が書籍として発売されました！

https://www.amazon.co.jp/dp/4781619657/

このマンガは2016-2018年に個人サイトで発表したものに＋αしたものです。

わたしはかつて「いわゆる漫画家」を目指し切磋琢磨していた時期があるのですが、ある時を境にパタッと描くのをやめ全く関係ない職種で働き始めました。
その時期はマンガを読むことさえ嫌になっていて、主に哲学関係の本ばかり読んでいました。そのうち哲学にしばしばチラつく「神」に興味が出てきて、途中から宗教関係の本を読むようになりました。

時は流れ退社して、夫とふたり自営業を始めました。（これもマンガとは全く関係のない）
自宅勤務なので通勤もないし空き時間もけっこうあるので、ゴロゴロして本を読んだり映画を見てるわたしに、夫は「マンガを描け」と言ってくるようになりました。

それで、ふと思いついたのが、
「広い意味で[神]を体現した話」だったんですね。
一般的に「神様のマンガ」というと、アニミズム的というか八百万(やおよろず)的というか、そういうのが多い気がしていたので自分なりの「神マンガ」を作れたらいいな～～と思っちゃったんですね。

「シュール×かわいい×哲学漫画」というのは当たらずといえども遠からずであり、自分的には「ギャグ×リアル×宗教漫画」という気持ちで描いてました。（こんなキャッチじゃ誰も手に取らないであろう…素敵なフレーズを考えてくれた編集さん、本当に感謝です…）

とはいえ。

このマンガを2018年当時、最終回まで発表した時は「良かった！」って人と「は？？」って人が居たので、なんとも自分から「絶対に買ってください！！」って言いづらい切なさがあるのは事実です。

しかしですね、わたしはこのマンガを描けて「今後の余生はイケメンを自由に描いて生きよう」とある種フッ切ることができたし、さらにわたしのマンガの中で『かみさまとX』がいちばん好き、と言ってくれる読者の方に紙でお届けできたのは本当に本当に良かったです。本当に…。

以上、このマンガについて語ることは何もないかな、という感じです。

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長話になってしまいましたが、
このマンガを買ってくれた方、
初稿当時から応援してくれた方、
ちょっとでも楽しんでくれた方、

誠にありがとうございました！

2021.3.19　ごとうにも