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[済州生活] 蛍の村で1泊2日の農村体験プログラム(+イベント探しTIP)
済州島に住んでいると無料もしくは割引価格で体験できるプログラムやイベントが多々あります。ほかの地域でもあるとは思いますが、済州島が独特な文化や豊かな環境を持つ地域であることからか、比較的変わった体験をしやすい方ではないかと思います。
今回は「済州島で色々なことを体験したい!」その一方で、なかなか情報を見つけられないという方向けにイベント (お祭り・体験など) 探しのTIPと、一例としてnote主が参加した無料のプログラムをご紹介します🍊
済州でのイベント探し
picjeju / 픽제주
< 豊かな済州生活のためのプラットフォーム >
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一つ目はpicjejuというサイトです。週に一度ニュースレターも発行されており、イベントのほか済州の方言クイズや地域のニュースなどをチェックできます。サイトをいちいちチェックするのが面倒という方はニュースレターを登録するのもいいかもしれません。
IDGE / 잇지제주
< 済州キャリアプラットフォーム >
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二つ目のIDGE(잇지제주)はイベント情報に加え「キャリアプラットフォーム」ということで教育・仕事関連の情報が豊富です。
jejumini / 제주미니
< 済州島民が教える本当の済州島 >
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上記の二つとは違いイベント情報の共有が主という訳ではありませんが、桜やコスモス・アジサイなどの開花情報のほか、リアルタイムの済州島の情報が知れるアカウントです。
済州島は場所によって天気が全然違うことがよくありますが、ハイライト先のリンクからLIVEカメラで天気を確認することもでき、お出掛けの参考にお勧めです。
参加したプログラムについて
今回note主が参加したのは ”自分を整える清水里での一日 (나를 가꾸는 청수리 하루)” と題した農村体験プログラム。
清水里は済州島の西側の中山間地域にある村で、noteの題名通り蛍が有名な場所です。残念ながらシーズンが過ぎているため蛍を見ることはできませんでしたが、高い建物や街灯が少ない地域なので星はよく見えました。
このプログラムは済州道と女性キャリアコミュニティーが主催したもので、道内農漁村での青年向け無料体験プログラムの一つ。
農・漁村といっても農業や漁業体験ではなく村を観光する形に近く、村によって乗馬・釣り・木工体験など内容は多様でした。
ここでは日程の一部をご紹介します。
1日目
プログラムの説明と村の案内
天然染色 (渋柿染め)
ローカルグルメの夕食
清水里のプログラムは1泊2日の日程で、夕方からスタートしました。1日目のメインイベント・渋柿染めは済州でよく見かけるのですが、実際に体験するのは初めて。
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写真の作業着のズボンが渋柿染めの갈옷なのですが、オレンジ色なので当然同色の一般的な柿を使うと思いきや…
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緑色の渋くて小さめな柿でした!!
済州の渋柿染めについて詳しく知りたい方は2022年まで済州で総領事を務められた井関至康前総領事のコラムが分かりやすいので、気になる方はぜひ。ほかのコラムもとても興味深いです。
柿渋染め~済州の伝統文化から見つめ直す日本の伝統文化 [済州と日本のちょっといい話] (在済州日本国総領事館)
2日目
ローカル朝ご飯 & 昼食
곶자왈 森林セラピー
2日目は朝昼と渋柿染め体験の先生兼宿のオーナーさんが健康的な食事を作ってくださいました。アワビやウニなど済州らしい豪華な食材も含まれていたのですが、特に印象に残っているのがこちら。
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朝食で出して頂いた상웨빵という済州島の蒸しパンです。
상애떡, 상애빵, 상외떡, 삼메덕, 제주보리빵, 상화병, 쌍화병など似た呼び名は多々あるのですが、いずれも大麦粉や小麦粉に濁酒を加え、発酵させた生地にあずき餡を入れ蒸したパンを指します。
頂いたものは中に何も入っていなかったのですが、ほんのり甘く素朴な味が魅力的でした。
朝食後は村で管理する곶자왈で森林セラピーに。
ゴッジャワルは200~600メートルの中山間に位置した原始林だ。総面積92.56平方キロメートルで、済州(チェジュ)島の面積の約5%を占める。
済州島の火山活動で噴出した溶岩流が作り出した不規則な岩塊地帯で、森や茂みが多様な植生を作り上げていることを意味する(済州特別自治道ゴッジャワル保全及び管理条例)。
「ゴッ」は「森」、「ジャワル」は「茂み」を意味する。ゴッジャワル地帯は、熔岩が流れて作られた大小の岩塊が厚く積もった場所に、薄い土壌層が重なって作られた。
またまた説明は丸投げですが、村のゴッジャワルは蛍祭りが行われる場所ということもあってか、歩きやすくコースもちょうど良い長さでした。
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ゴッジャワルを歩いた後はお茶を頂きながら족욕と伺っており、つまりは「足湯」だとてっきり思っていたのですが用意されていたのは…
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分かりにくいですが「足蒸し機」でした。
どういったシステムなのかはよく分からないものの、足元からぽかぽかして新感覚でした。お茶もいただいてすっきりした後は、昼食を食べプログラムは終了しました。
おわりに
あまりにも長いnoteになってしまっため、一部は省略したのですが、無料なのが申し訳ないくらいのプログラムでした。
今回のように1泊2日が無料というものは少ないかもしれませんが、探してみると普段はなかなか経験できないようなイベントが見つかったりします。
note主の場合はインスタグラムのアルゴリズムで上記のプログラムを知ったのですが、気になるイベントがあれば過去のものでもチェックしておくと、翌年や次のシーズンに行われるときに、探しやすいかなと思います。
自分に合ったイベントを見つけて充実した済州生活になりますように💫
今回も長文をお読みいただきありがとうございました。