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【セーリング】ヨット小説ヨット漫画はなぜ少ないか?

ズバリ、セーリングがマイナーなスポーツだからです。

現在東京オリンピック2020で、いろいろな種目の競技が行われていますね。

柔道、サッカー、卓球、水泳、体操などなど

今回は、空手、サーフィン、スケートボードなど新しい種目も加わり、応援する私としては楽しみが増えました。

いずれの種目も、その競技名を聞けば大概どんなことをするのかイメージがわきますよね。

それ故に、小説や漫画、アニメにしても読者や視聴者が理解しやすいのだと思います。

しかしながら、セーリング・ヨットに関しては、クルーザーと呼ばれる大型のヨットを舞台とする作品は、多々ありますが、ディンギーと呼ばれる小型ヨットのレースを題材にした作品はというと、ほとんどありません。

それは、意外なことに「ヨット」そのものは何かよく知っている方でも、スポーツとしてのヨットレースがどのようなものか知らない方が多いからです。

その理由を明らかにするものとして以前、ツイッターで以下のようなツイートを見ました。

『ヨット/セーリング知識bot @sailing_quiz 7月15日
 日本でセーリングがマイナースポーツである理由
・敷居が高い(と思われている)・始めるきっかけがない・勝ち負けが分かりづらい(トップフィニッシュ=優勝ではない。なぜ勝つのかよくわからない。遠くから見ててもよくわからない)ためテレビ中継に向かない。そのためメディア露出が少ない』

以上、海洋国日本でもセーリングはマイナースポーツなのですね。

敷居が高いということについては、私が書いたヨット小説に次のようなレビューをしてくれた方がいました。

『ヨットに関しては、よほどのブルジョア級でもなければ触れた事もないはず』

これを書いた方は、高級クルーザーのイメージか個人でヨットを買って乗るイメージがあったのかもしれません。決してブルジョア級でなければならないことはありません。一庶民である私もできたヨットです。

おそらく、始めるきっかけがないということが、このようなイメージになるのでしょう。ヨットを知る、ヨットを始めるきっかけは意外とあるものです。

スポーツ少年団で一人乗りの小型ヨットから始める人もいますし、高校のヨット部に入って始める人もいます。私は、大学のヨット部から始めました。

私も、始めてみてヨットレースとは何ぞやということがわかりました。たしかに勝ち負けが分かりにくいところがあります。

簡単に言うとヨットがスタートとしてマーク(ブイ)を回ってフィニッシュ(ゴール)するレースなのです。そこに、セーリング技術、風、波、潮流、ルールなどさまざまな要素がからんでいます。また、決まった道路上のような所を走るのではなく、広大な海上を各ヨットが散り散りになってコースを回っていくのでどのヨットがトップなのか、わかりにくいのは確かです。それに、陸上から観戦ができないというのもヨットレースがどのようなものかわからない理由のひとつです。

今回のオリンピックで、セーリングがテレビ放送されるので、それを見ればヨットレースが、スリリングなスポーツであることが分かっていただけると思うのですが。

今回のセーリングでは、メダルも期待されているので、ぜひ観戦して、応援して、ヨットレースのイメージを持ってもらいたいですね。そうすれば、ヨットレース関係の小説、漫画、アニメも出てくるのじゃないかなと思っています。

頑張れニッポン! 頑張れ視聴者!


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