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#58 知恵の苦しみに不可欠なもの / Beyond the Walls

後遺症で何も考えられなくなったとき、
この世界がキラキラと輝いているように見えました

それから半年余りが経過して、だいぶ思考力が戻ってきたけれど、
元の水準までは全然回復し切ってはいない段階にいます。

そして……、身体的な不調と違い、思考力の回復の場合は、その過程で辛くなる時があるのではと予想していたのですが、そんな気配が色濃くなってきました。

例えるなら、キラキラと世界が輝いていた子供時代が終わって、大人になった世界が見通せるようになって、世の中に絶望している15歳みたいな気持ちになっています。

本当に不思議な世界が見える病です(^^;


不自由な世界

子供の頃は、世界がとても窮屈で不自由だったことをよく覚えていますが、今の私の状況も、そんな感じです。

今の体調では仕事を変えられないし、休日だって、どこにも行けません。

アウトドアショップに行って新しい装備を手に入れて、
春の登山へと旅立てば、他には何も考えないキラキラとした世界が世界が待っているけれど、当分行けそうもないのが現実。

いま始めたいこと

そんな自分に今できることって、なんだろう?
意味のある変化が欲しいけれど、何を始められるだろう?

昔なら、スキルアップに励んだと思いますが、
今は人生を取り戻す旅の途中なので、それは絶対にやりたくありません。

そして考えてたどり着いたのが…

やっぱり、何かをつくりたい。

それが、精神的に不可欠な気がする。

早速

で、たいしたものではないけれど、早速作ってみました。

作ったのは、押し花を挟んでアイロンがけで接着した「しおり」です。

右から左への順番で作ったけれど、
左3つは知らぬ間に焦げてました(笑)

読書といえばKindle一択だった私ですが、紙の本をまた読むようになりまして、後遺症にかかる前に、押し花のしおりが欲しいと思って探していたところ、クラフトグッズを見つけて材料だけ買い集めて(放置して)いました。

【材料】

  1. しおりの台紙キット(紐付き)

  2. 押し花(すでに押し花として出来上がっているもの)

  3. 水彩色鉛筆 + 水筆

この3つをそれぞれ購入して、あとは接着にアイロンが必要でした

【手順】

  1. 台紙に色鉛筆で適当に着色して水筆で水彩にする(花が台紙と同化しないようにしたかった)

  2. 押し花を台紙と粘着シートの間に挟む

  3. アイロンがけして接着する

  4. 紐をつける

というビギナーでも簡単な工程!
余計なことを考えずに、休日を楽しめました。

絵を描くのは好きだったんですが、全然描けなくなってしまって…
それに対してクラフトは元々苦手なので、なんか楽しいです。

そう……そうか……もしかしたら、ビギナーの世界からやり直したい願望があるのかもしれません。

うん。

また近々何かチャレンジしてみます。


Beyond the Walls
超えられない壁があるなら、
初心の海に飛び込もう



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