
間取の考え方~スキップフロアのある家
アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。
今年最後の『間取りの考え方』です。
何を書こうか悩んで過去の間取りを引っ張り出してきました。
間取りを考える時に自分の中のブームが来るのですが、今のブームが『スキップフロア』です。
バリアフリーもいいのですが、段差で空間を区切るのが好きで最近よく書いています。
そんな段差を駆使した間取りが過去にあったのでその間取りを元に『間取りの考え方』を書いていきます。
間取り図
3LDKの間取り図です。

2階が3部屋の個室と吹抜け、
1階がスキップフロアのあるLDKと水廻りです。
スキップフロアのLDK
スキップフロアを作る理由は
同じ部屋の中で空間を分ける。
階段の途中に空間をつくる。
段差を作って段差を揃える。
などがあります。
同じ空間で空間を分ける。
階段の途中の空間をつくる。
この二つを利用したのがこちらのリビングスペースです。

キッチン前のリビングから2段、ダイニングから1段。
階段の上がる途中にくろぎスペースの空間を段差を付ける事でつくりました。
ここはゴロゴロスペースをイメージしているので、床でくつろぐとキッチンで作業している人と視線の高さがあうように工夫しました。

子供を遊ばせていても死角にならない空間になるかなと思います。
段差を作って段差を揃える。
これはダイニングテーブルの高さとキッチンカウンターの高さを揃える為にフロアに段差をつけました。

キッチンカウンターの高さは約900、テーブル高さは約720
180の段差を揃える為に1段のスキップフロアでダイニング側を上げました。

そうする事でリビング側からみた時にキッチンカウンターと揃っているのでスッキリ見えます。
さいごに
バリアフリー推奨の今スキップフロアブームがきている私です。
フロアに段差を付ける事で床の段差を利用してくつろげるのが好きです。
生活の中に段差がある方が生活しやすいかは住まう人次第なのですが・・・
本日12月31日。
今年最後の『間取りの考え方』でした。
今年はnote毎日投稿1年達成。
その中、週に1回この『間取りの考え方』を書いてきました。
この記事で65本目です。
来年は100本目指して続けていこうと思いますので、来年もよろしくお願いいたします。
今年もお世話になりました。
ありがとうございます。
左巴建築設計事務所 さわ。