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間取の考え方~『分けて』暮らしやすい家

アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。

今週はコラボ企画第二弾です。
前回の探り探りで第一弾コラボ企画を一緒にやってくれたナミ構造設計との記事はこちらにまとめています。

そして今回はmugu 水色荘図案店とコラボさせていただきます。
muguさんも同世代女性建築士さんです。
さて今回はどんなコラボになるのか是非数週にわたって楽しんでいただければと思います。

『分けて』暮らしやすい家

第二弾の最初は「間取り編」
コラボ企画のベースになる間取り図について書きます。

今回選んだ間取り図はこちらです。

『分けて』暮らしやすい家の間取り図

この間取り図は仕事で条件付きで販売する土地に書いた間取り図です。
3区画あるうちの一つで、一番土地の条件が悪く悩んだ結果1階の間取にゆとりを持たせるために洗濯動線の水まわりを2階にする事にしました。

洗濯動線の水まわりを2階に『分けた』

正直、キッチンは1階、お風呂と洗面、洗濯室は2階に分ける事はどれぐらいの方に受け入れられる間取りなのかチャレンジではありました。

それでも分ける事のメリットはあると思います。

個室と水まわりが同じだと洗濯動線が楽になります。
また外干しする人はバルコニーまでの動線も近いです。

2階水まわりの洗濯動線

今回は室内干しを想定に廊下の一部に室内干しと家事スペース、収納スペースを造りました。

廊下の室内干しスペース

カウンター上ではアイロンや、洗濯物を畳むことができます。
天井に取り付けたアイアンバーから動作が少なく作業ができます。

カウンター下に収納ケースを設置すると洗面所で使うタオルや下着などたっぷり収納できます。

さらに階段の窓から換気する事も期待できる間取りにしました。

もちろん取り込んだ洗濯物を各部屋に片付ける動線も短くなります。
洗濯動線をメインに考えると2階水まわりはかなりおススメですがいかがでしょうか?

帰宅動線を『分けた』

1階にも『分けた』ものが二つあります。
その一つが帰宅動線です。

1階の分けた間取り

大容量のシューズクロークとパントリーをつなげて、買い物から帰ってきたらそのままパントリー→キッチンに収納できる動線と家族の帰宅動線を分けました。

洗面所を2階に分けたので1階の玄関近くに1階で使う用の洗面台も造りました。
帰宅動線で手洗いができます。

リビングを『分けた』

もう一つ分けたのはリビングです。
LDKのリビングとダイニングとの間に室内窓を付けた壁で区切りました。

区切った理由は使い方よりも構造上、点線赤丸部分に柱が合った方いいなという事になったのですが空間に突然柱があると邪魔に感じるので・・・
じゃぁ~この際リビングを独立させようという事で分けました。

完全に分けるのではなくキッチンからリビングとリビングの先のデッキも見渡せるように室内窓で区切りました。

コラボ企画の内容

今回コラボする企画はこの『分けた』LDKの内装デザインをmugu 水色荘図案店さんに提案をしていただきます。

私も間取りとしてざっくりと『分ける』イメージで造ったのですが、それをインテリアプランナーの資格ももつmugu 水色荘図案店さんが色付けしていくとどうなるかとても楽しみです。

それではmugu 水色荘図案店さんよろしくお願い致します。

今週もありがとうございました。

左巴建築設計事務所 さわ。

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