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恐竜から宇宙へ、宇宙から音楽へ (2)

小学生の頃から好きだった恐竜だが、自ら化石を掘りに行くほどハマった。

さて、巨大な恐竜たちが突然この世から消えた。
不思議だ。
もちろん誰も知る由のないことだが、おそらく隕石が原因で(多分)絶滅した。

その証拠として、メキシコのユカタン半島に「チクシュルーブ・クレーター」という大きなクレーター(隕石痕)があるのだ。
ここに大きな隕石が衝突し、地球上の塵が空を覆い、日光が入らなくなったことにより生態系が崩れた、と言われている。もちろん詳しいことはまだ分からない。

恐竜をはじめ、多くの生き物を絶滅に追い込んだ隕石のエネルギー。
直径10-15kmの隕石が、秒速20kmで衝突し、
広島の原爆の10億倍のエネルギーを放った。

多分相当デカい。
難しい話は別にしても、想像できないくらいにすごい。

しかし、宇宙で天体同士の衝突や爆発など日常茶飯事なのである。
地球に衝突した隕石など、そのうちの小さな出来事に過ぎないのだ。

この出来事を調べていくうちに、知らず知らずの間に宇宙に興味を抱いていた。

↑ ドイツ・バイエルンで発見された始祖鳥の化石。

ちなみに、果たして恐竜たちが全く生き残らなかったかというと、実はそうでもないらしい。白亜紀の一つ前の時代、ジュラ紀には始祖鳥(アーケオプテリクス)という生き物が存在した。
名前の通り、最初の鳥(のような生き物)だ。

なんと、獣脚類の恐竜(いわゆる肉食の強そうなヤツ)が始祖鳥に進化し、それが結局鳥類になったというのが現在の定説なのだ。
これまでも様々な論争があったそうなのだが、さらにティラノサウルスのような恐竜たちも、実は羽毛がついていたらしい。(昔の図鑑には爬虫類らしい見た目をした恐竜が多いが、今の図鑑を見るとヤツらにも鳥のような羽毛が生えている。)

このことを知るや否や、身近に飛んでいるハトやカラスを眺めて、こいつらを辿っていくと恐竜にぶち当たるんだなぁと感慨深い思いに浸っていた。
...片手には宇宙の本を握りしめて。



〜恐竜から宇宙へ、宇宙から音楽へ (2) | 恐竜絶滅の謎は宇宙にあり〜

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大井駿
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