マガジンのカバー画像

ボクが見た音楽の世界

7
ボクが音楽に興味を持ってから現在に至るまで。
運営しているクリエイター

記事一覧

ボクが見た音楽の世界 (1)

物心がついた頃には、おそらくボクは音楽が大好きだった。 覚えているのは、3-4歳(?)の頃にカ…

大井駿
5年前
26

ボクが見た音楽の世界 (2)

「そんなに好きなら、ヨーロッパに行って本物を見てらっしゃい」 中学1年生の時に親から言わ…

大井駿
5年前
31

ボクが見た音楽の世界 (3)

結局高校を卒業するまで、もう一度ヨーロッパへ行きたいという気持ちが消えるせることはなかっ…

大井駿
5年前
29

ボクが見た音楽の世界 (4)

さて、オーストリア・ザルツブルクでの生活が始まった。 2014年、21歳。 ザルツブルク・モーツ…

大井駿
5年前
20

ボクが見た音楽の世界 (5)

「来月のコンサート、振ってみないか?」 2015年12月、指揮を始めてまだ3ヶ月弱だった。 モ…

大井駿
5年前
25

ボクが見た音楽の世界 (6)

初めての指揮を終えた22歳のボクは、課題だったプッチーニの「ラ・ボエーム」の勉強に明け暮れ…

大井駿
5年前
21

ボクが見た音楽の世界 (7)

2015年、刺激的なピアノ科と指揮科の一年目を終えた。 それから様々なことがあったが、最も関心を持った事柄がある。 古楽である。 古楽というと、なんだかマイナーで古い曲ばかりを演奏して、なんでも速いテンポで弾いているイメージはないだろうか。 ボクにはあった。 しかし、それを覆してくれたのが、やはり指揮科のブルーノ・ヴァイル先生とラインハルト・ゲーベル先生だった。 ヴァイル氏は古楽的な演奏を得意としており、シューベルトの交響曲にCDブックレートには、用いられた全ての楽器