いとこからもらったSPORTS KIDSのTシャツ
こちらは、1989年の3月に、当時中学生だったいとこからもらったTシャツです。
このTシャツ、どうしても欲しくて欲しくてたまりませんでした。
それでは、このTシャツのどんなところに惚れて、どんなところが気に入ったのかなどについて、詳しくご紹介しましょう。
このTシャツを入手するまで
いとこから聞いた話では、彼が中学1年生だった昭和62年の初夏に、いとこの父(私の叔父)が、彼のために出張先で買ってきたとのことです。
当時私は高校生で、高校入学時に同じ柄の弁当箱を買って使っておりました。
私が高校2年の夏休みのことです。
いとこがこのシャツを着て我が家に遊びに来たのを見て「この柄のTシャツもあったのか!」と思い、無性に欲しくなりました。
その後、何度かいとこに会う機会があったので、その都度、このTシャツの話題に触れて、どうしても欲しいことを伝えました。
頼みに頼み込んだ結果、高校を卒業する春休みに、いとこの家に遊びに行って、ようやく手に入れることができました。
"SPORTS KIDS"について
この”SPORTS KIDS"というのは、当時、学研が展開していた、ファンシー文具のシリーズです。
確か当初は、缶ペンケースにバスケットボールやらサッカーのゴールのギミックが仕込まれており、消しゴムがボールの形をしていて、消しゴムを投げて遊べる仕様だったかと思います。
しかし、教師たちには不評で、生徒が「授業そっちのけで遊び出してしまう」ことから、このシリーズの商品にかなり目をつけていたことを覚えています。
教師たちやPTAからの苦情が相次いだのでしょうか。
途中から、他のファンシー文具のシリーズ同様、キャラクター重視の商品展開となりました。
いとこのヘビロテアイテム
いとこがこのTシャツを着ていたのを見かけたときは、外に出るときは普通の長ズボン、部屋でくつろいでいるときは短パン姿になっていたのを覚えています。
いとこによると、普段着のほか、学校にも着て行って体操着代わりに体育ジャージの下にも着ていたそうです。
それだけヘビロテで着ていたようで、襟周りを中心にくたびれたりほつれたりして、私好みのいいUSED感となりました。
私の手に渡ったときは、すでに襟周りの伸びやほつれは、現状と変わりありませんでした。
そのいとこと、中央本線で走っていた「パノラマエクスプレスアルプス」に乗ったときも、いとこがこのTシャツを着ていたことを思い出されます。
このTシャツの魅力
このTシャツに惚れたのは、やはりプリントのデザインですね。
大きく"SPORTS KIDS"と描かれたすぐ下に、"Footwork and Headwork"と描かれた両脇に、サッカーボールを蹴っている可愛いらしい男の子とエンブレムがあしらわれ、さらにその下には、ずらりとたくさんの文字が描かれているところが、ものすごく気に入りました。
そして、いとこがヘビロテで着込んで、伸び伸びになった襟周りも、ものすごく萌えてきます。
サイズがLサイズとなっており、生地も着込んでさらに柔らかくなっているので、ゆったりとした着心地も気に入っています。
そして、学研のグッズである証拠として、Tシャツの一番下隅に、学研の著作権表示が小さくプリントされています。
昭和末期の学研は、出版だけでなく、ファンシー文具や玩具、さらには鉄道模型まで幅広く手掛けており、その当時の多角経営ぶりを伺い知ることができます。
さいごに
あれからいとこは大学を卒業してから社会人生活を送った後、タイで事業を興しました。
現地で嫁さんをもらってキラキラと輝く生活を送っている一方、私はしがないサラリーマン生活を送りながら毎日燻っています(苦笑)。
それはさておき、投稿時点でいとこが着始めてから37年、私の手元にやってきて35年と数ヶ月、このTシャツも、私の貴重なコレクションとして大切に保管しています。