二次元コスパ製の「ぼっち・ざ・ろっく!」のフルカラーTシャツ
はじめに
「ぼっち・ざ・ろっく!」は、現在「まんがタイムきららMAX」に連載中で、2022年の秋アニメとして放映された、はまじあき先生原作の、女子高生のガールズバンドをテーマにした作品です。
極度の人見知りでコミュ障の主人公・後藤ひとりが、「結束バンド」のメンバーである伊地知虹夏に声をかけられたことをきっかけに、「結束バンド」のメンバーとして他のメンバーと共に活動する姿を描いています。
2024年の夏には、劇場総集編が前後編にわたって上映されたのは、記憶に新しいところですよね。
キャラクターがとても可愛らしいので、これまで同作品のTシャツを集めてきました。
その中でも、二次元コスパより「結束バンド」のメンバー4人分のフルカラーTシャツがリリースされており、それらをコンプリートしました。
本記事では、それぞれのTシャツをご紹介していきますが、その前に「ぼっち・ざ・ろっく!」と小田急電鉄とのコラボについて、軽く触れたいと思います。
「ぼっち・ざ・ろっく!」と小田急電鉄とのコラボ
同作品は人気作品とあって、様々な企業とのコラボが行われておりますが、舞台の中心となる下北沢をはじめ、小田急沿線にまつわるエピソードが多いことから、劇場総集編の公開に合わせて、小田急電鉄とのコラボも行われました。
等身大フォトパネルの設置やオリジナルグッズの発売、特別構内アナウンスの実施、そしてオリジナルコラボレーションポスターの掲示が行われ、筆者もいくつか撮影しております。
まずは「仕事猫」でおなじみの「くまみね」先生による「結束バンド」メンバー全員の等身大フォトパネルから。
こちらは、下北沢駅に設置されておりました。
「結束バンド」のメンバーが、大変可愛らしく描かれておりました。
続いては、代々木八幡駅での喜多郁代の等身大フォトパネルです。
頬を赤らめているところが、とても可愛らしいですよね。
最後に、相模大野駅の山田リョウの等身大フォトパネルです。
こちらは「結束バンド」のTシャツ姿でクールにキメていますね。
結構人が多かったので、人が入り込まないように撮影するのに苦労しました。
次の項目では、本作品のTシャツについて、予備知識の解説も交えながらご紹介していきます。
「二次元コスパ」とは…?
これからご紹介するTシャツは「二次元コスパ」というブランドの商品です。
「『二次元コスパ』って何だろう?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、始めにご紹介しましょう。
「二次元コスパ」とは、アニメ・漫画・ゲームなどの公式のコスプレ用衣装やアパレル、そして雑貨を製作・販売する「株式会社コスパ」による、萌え系美少女キャラに特化した商品を提供するブランド名です。
「コスパ」というと、世間ではすっかり「コストパフォーマンス」の意味で用いられることが多いですが、筆者としてはやはり「アニメグッズの会社あるいはブランド名」のイメージの方がしっくりきますね。
ちなみに「株式会社コスパ」の方の「コスパ」ですが、もともとは創業者が企画・プロデュースしていたコスプレダンスパーティーの名称でしたが、現在では"COntents/COmmunication Service PArtner"の略と定義づけられています。
フルカラーTシャツとは…?
従来のプリントでは、たとえカラーであっても、色彩の種類が限られたり、プリント面のざらつきが気になったりすることがありました。
「フルカラーTシャツ」とは、精密なインクジェットプリントで、例えばアニメに登場するキャラクターやメカ本来の色彩を再現してプリントされたTシャツを指します。
プリント面も、シルクスクリーンプリントのようなざらつきがなく、生地の風合いを生かした肌触りに仕上がっているのが特徴です。
似たような種類で「フルグラフィックTシャツ」というものがありますが、その違いは次の項目でご紹介しますね。
フルグラフィックTシャツとの違いとは…?
「フルカラーTシャツ」は、フルカラープリントがシャツのあらゆる部分に施されていないものに限定して、そのように呼ばれています。
前面のボディ部分や袖先、そして背面の限られた部位にフルカラープリントが施されているものを指すんですね。
対して「フルグラフィックTシャツ」とは、シャツの片面、あるいは両面全体にフルカラープリントが施されているものを指します。
こちらは、前面・背面のプリントの範囲が、ボディ全体に留まらず、袖の方まで及ぶこともあり、かなり目立ちやすいデザインとなっているのが特徴です。
ちなみにコスパ社では、フルカラープリントでないものの、全面にプリントが施されているものを「オールプリントTシャツ」として、それぞれ名称を使い分けています。
この説明だけでも、スピンオフ記事ができそうですね。
また機会を改めて、詳しくご説明できたらと思います。
「ぼっち・ざ・ろっく!」のフルカラーTシャツの魅力とは…?
「ぼっち・ざ・ろっく!」のフルカラーTシャツの魅力は、コスパ社らしい、作品の世界観を反映した、センスあふれるデザインに尽きますね。
音楽を取り上げている作品だけに、インジケーターをイメージした背景に、はまじあき先生描き下ろしの「結束バンド」のメンバーをあしらったデザインが、とても気に入っております。
インジケーターの色合いは、それぞれのメンバーのイメージカラーに合わせており、それぞれのメンバーのイラストも、その性格やキャラクターが伝わりやすく描かれているのが特徴です。
それでは、それぞれの登場キャラクターが描かれたTシャツをご紹介しましょう。
後藤ひとり(リードギター)
本作品の主人公で、極度の人見知りかつコミュ障な高校1年生です。
一方で承認欲求が強い面もあって、陰キャでも輝けるバンド活動に憧れて、中学生のころよりギターを始めました。
動画投稿サイトでは「ギターヒーロー」の名で活動しており、その演奏技術はプロレベルではありますが、持って生まれた性格ゆえに、バンド内では真の実力を発揮できないままでいます。
妄想癖がひどく、物事のさじ加減が理解できない部分があり、過剰にやりすぎて失敗してしまうケースも。
Tシャツでは、不安げな表情な彼女の姿が描かれており、頼りなさげな雰囲気がどことなく感じられますよね。
彼女の足で隠れてしまっていますが、裾に描かれたフルネームの下に、彼女のハンドルネームである"GUITAR HERO"と描かれているのが、よく見るとお分かりになるでしょう。
そんな彼女の性格とは対照的に、彼女のイメージカラーであるピンクで背景がコーディネートされており、着ながらにして明るい気分にさせてくれます。
伊地知虹夏(いじち にじか/ドラム)
元気いっぱいで明るく世話好きな、メンバー想いの高校2年生です。
喜多郁代が逃亡してから、代わりのメンバーを探していたところ、公園で後藤ひとりに出会い、彼女がメンバーに加わるきっかけを作りました。
姉はライブハウス「STARRY」の店長を務める伊地知星歌(せいか)。
「結束バンド」は、星歌が運営するライブハウスを活動の拠点としています。
Tシャツの絵柄は、元気いっぱいな虹夏のイラストが描かれており、イメージカラーの黄色と相まって、着ているだけで元気が出そうですね。
ただ、プリントのスペースの関係か、彼女の右手が見切れてしまっているのが残念なところです。
山田リョウ(ベース・作曲)
無表情でクールな雰囲気を醸し出している高校2年生。
ときどき突拍子もない言動や行動をしたり、「変人」と呼ばれると喜んだりと、風変わりな一面も持ち合わせています。
後藤ひとり同様に友達が少ないですが、コミュ障ではなく単に一人でいることが好きなだけだそうです。
喜多郁代から憧れを抱かれている一方で、金遣いが荒く生活力がないために、伊地知虹夏から面倒を見てもらうこともしばしば。
けれども、Tシャツでは、ギターを片手に立ちはだかった、クールな彼女の姿が描かれていますね。
青のイメージカラーが、彼女のクールさを一層引き立たせてくれています。
喜多郁代(きた いくよ/ギター・ボーカル)
後藤ひとりと同じ高校に通い、学年も一緒ですが、社交的で人望も厚い女の子です。
キラキラしすぎて「キターン」という擬音が発せられるほどの陽キャっぷりで、夏休みなどはいつも友だちと遊びに行く予定を埋めているほど。
山田リョウに憧れて「結束バンド」に加入後、ギターがなかなか上達せずに一度は逃亡したものの、後藤ひとりを通じてバンドに復帰しました。
この子、「結束バンド」のメンバーの中では、筆者にとって一番の推しです。
最初に買った本作品のフルカラーTシャツもこちらで、2022年の12月にジーストア・アキバで買い物をしたときに、その可愛らしさに一目惚れして購入しました。
イメージカラーはオレンジのグラデーションで、フルカラープリントを活かしたきれいな発色も、とても良い感じです。
さいごに
可愛らしく個性的なメンバーが揃った「結束バンド」。
きれいなフルカラープリントで、それぞれのメンバーが描かれたデザインのTシャツは、いずれも大変気に入っております。
初めは喜多郁代のTシャツ1枚のみでしたが、「せっかくだからコンプリートしたい」と思い、2024年の夏に、残りのメンバーの分を駿河屋でまとめて奮発しました。
無事コンプリートできて大変満足です。
今度はフルグラフィックTシャツも欲しいところですが、予算が枯渇しているので、いつになることでしょうか…