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【メンバーからの寄稿:12月23日『市長タウンミーティング〜高齢者』】 たくさんのアクティブシニアが発言!


「所沢市民が手をつなぐ会」のnoteでは、地域の市民活動の告知や報告をはじめ、市政や市議会の動きについてのメンバーの寄稿も掲載します。
今回は、2023年10月の市長選で誕生した小野塚新市長が開催した第2回『市長タウンミーティング』に参加したメンバー(ペンネーム:ノンノン)の感想です。


● 市長タウンミーティング ●
〈場所〉市庁舎8階 大会議室
〈日時〉2023年12月23日(日)10時〜12時
〈テーマ〉 高齢者
所沢市議会のホームページの報告ページ(PDF)はこちら

小野塚市長が昨年10月の市長選挙時に公約として掲げていた「市長タウンミーティング」の第2回に参加しました。

市役所8Fの大会議室から溢れるほどの人、人、人でびっくり。
「タウンミーティング」への、そして新市長に向けての市民の期待の膨らみが熱気とともに感じられました。
市役所の報告では、参加者は第1回「子育て」の182名を超える302名(テーマが「高齢者」だけに、平均年齢はかなり高そうでした)。

冒頭に市長から、公約としていた市長報酬3割カット、育休退園の廃止、中核市プロジェクトの立ち上げなど、12月議会での進捗の報告がありました。給食費の無償化は、来年度を待たずに12月から3月分も前倒しで実現されること、3月議会では18歳までの医療費無料化等も提案していくことも話されました。

そして今回のテーマ「高齢者」
所沢市の高齢化の現状は65歳以上が95,000人、全人口34万人の約28%で、4人に1人以上が高齢者。そして団塊世代が75歳以上になる2025年には、所沢市のみならず日本全体として超高齢化がさらに進んでいく状況にあることに加えて、所沢市の高齢者施策は、①生きがいづくり、②困りごとの解決、③居場所づくり、④支援活動(活動助成、シルバー人材センター等)を軸に行われているとの説明が市長からありました。

つづいて、参加者からの発言です。
発言を希望する参加者は、入口で資料と一緒に渡された番号札の半券を提出してあり、担当の方が逐次、箱の中に手を入れて発言者の番号を取り出す抽選方式。発言権を得られたラッキーな16人から出された意見は、市のホームページの報告ページ(PDF)で見ることができます。

「発言は質問ではなく、『こうやったらいい』といった提案をしてほしい」との市長からの要望に応え、出された意見はどれもおおむね建設的でした。

すでにシルバー人材センターや市民大学、地域の公民館などで活動されている方も多いようで、「ホワイトカラーだった高齢者が多いので、シルバー人材センターの職域を広げるといい」「シルバー向けの営農拠点を増やし、野菜の販売拠点もつくるといい」「若い人や子どもを応援したい。子どものお迎えや預かりなどのマッチング・アプリができたらいい」「農、食、見守りの機能を有機的につくれたら」などの意見が出ていました。「ところバス」の経路の検討、シルバーパスの発行などを要望する声も複数出ていました。所沢市内に唯一残っている銭湯が高齢者の憩いと見守りの場になっているので、廃業をなんとか食い止められないかという声もありました。

元気なシルバー世代の方々が積極的に地域社会に貢献しようと考えていらっしゃることがじわじわと伝わってきて、なんとも心強く感じられたタウンミーティングでした。

小野塚市長は、ひとつひとつの意見に耳を傾け、即答できないことはあるとしながらも、自らの考えをご自身の言葉で答えていらっしゃいました。

「市民主体の市政」とはいかなるものかを探りながら実現していくのは、新市長と私たち市民なのだとあらためて感慨深く思いました。
参加者がとても多く、かつ大きなテーマ設定なので消化不良感は否めませんでしたが、回を重ねながら運営方法もブラッシュアップされ、議論が深められ、アイディアが広げられていくことでしょう。

(寄稿:ノンノン)

【 今回のタウンミーティングに関する報道まとめ】

● 毎日新聞 2023/12/24 地方版
高齢者らの悩み、所沢市長に訴え 市民300人参加

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