見出し画像

アニメーションでキャラクターを使うとどんな効果があるのか?その際の注意点とは?

この記事では、アニメーションでキャラクターを使用した時の効果について解説します。
キャラクターを使用するか迷っている方の参考になれば嬉しいです。

この記事を書いている私は、アニメーション制作をして4年ほど。
キャラクターアニメーションを中心にアニメーション制作をしています。個人デザイナーとして活動し、多数の制作実績があります。

アニメーション制作依頼の前に考えること

早速アニメーションにキャラクターを使用した時の効果を1つずつ挙げて解説していきます。 実際キャラクターアニメーションを見てみると、「確かにそうだな」と改めて気付く効果も多いかと思います。

目を引く

SNSで可愛いキャラクターのアニメーション広告が出てきて、目を止めた経験はありませんか?

キャラクターがターゲットの好みに合わせて作られていたり、キャラクターに対して親近感を感じたりすることによって、気になって見てしまうことが多くなるのです。
さらに個性を加え、表現を工夫することによって、興味・好奇心を引き出し、目を引く効果が高まります。 具体例はたくさんあるのですが、ゼスプリの“キウイブラザーズ”なんかは個人的に気になって見てしまいますね。

親近感がわく

全然知らない人が出てくる広告より、キャラクターが出てきた方が第一印象良くないですか?
キャラクターに対しては、なぜか親近感を感じ、信頼・安心感を感じることもあります。
これは “ベイビーフェイス効果”と言われる心理効果に近いものだと思うのですが、特に可愛いキャラクターを見ると警戒心が緩んで、心理的な距離が縮まります。

ベビーフェイス効果とは?
ベビーフェイス効果とは、丸い顔や大きな目など、赤ちゃんの特徴を見ると自然と警戒心が緩んでしまう心理現象のこと。この効果は広告、パンフレットなどでよく使われます。

全然知られていない会社やサービスを宣伝する際に、キャラクターを使う理由はここにあります。

伝わりやすくなる

これも同様ですが、全然知らない人の説明を聞くより、キャラクターが説明してくれた方が話を聞きたくなりますよね。キャラクターに対して親近感を感じているので、話を受け入れやすい状態になっています。
よく見かけるのは、キャラクターがサービスの説明をするCMです。キャラクターがサービスの説明をすることによって、内容が伝わりやすくなります。

キャラクターが話をするVtuberも具体的な一例です。

印象に残り、認知度上がる

前述した「目を引き」多くの人に存在を知らせ、「親近感を与える」ことによって、印象に残り、結果として認知度が上がります。企業やサービスのマスコットにキャラクターが多用されている理由は、これを狙っているからです。
SNSウケが良いというのも利点で、可愛いキャラクターだとSNSでシェアされる可能性も高まり、それに伴い認知度も上がっていくでしょう。

楽天パンダやPontaカードのポンタ、エネゴリ君など事例は山ほどあります。

キャラクターを使用する上での注意点

良いことばかりを書いてきましたが、ここからはキャラクターを使用する上での注意点を書こうと思います。
使い方を誤ると逆効果になることもあるので注意してください。

そもそもキャラクターを使うべきかどうか

もちろんキャラクターを使うべきでない場合もあります。
例えば高級品の広告では、キャラクターは不向きです。親近感のあるキャラクターが出てきてしまうと高級感のある雰囲気を壊してしまいますよね。
またBtoB商材は、ターゲットをしっかり分析し、キャラクターの使用を慎重に判断してください。柔らかい雰囲気が合わないなら、シンプルでおしゃれな印象のキャラクターを使うというケースもあります。

BtoB商材で具体例を挙げると、医療品や精密機器のような商材です。
キャラクターの柔らかい雰囲気が、精密さや性能の高さをアピールするのに不向きだからです。
逆にBtoC商材はキャラクター使用が有効な場合が多いです。

キャラクターのテイストに注意

キャラクターのテイスト選びは非常に重要です。キャラクターを考える際に考慮する必要があるのは、ターゲットの好みです。
キャラクターのテイストを間違えてしまうと、先に挙げた効果を発揮できない結果となり元も子もありません。
BtoB商材の広告動画で奇をてらった砕けたキャラクターが出てくると、見る人に不信感を与えてしまうことすらあります。

ターゲットが受け入れてくれるテイストのキャラクターを慎重に選択するようにしてください。

まとめ

アニメーションにキャラクターを使用する効果と注意点についてまとめてきました。以上に書いてきたことを踏まえて、キャラクターを効果的に使ってもらえたら嬉しいです。


私もキャラクターを使用したアニメーションを得意としていますので、キャラクターアニメーションを制作の際にはお気軽にご相談ください!

いいなと思ったら応援しよう!