【文字起こし】石丸伸二 記者会見_都知事選出馬表明フル(2024年5月17日)
記者会見_都知事選出馬表明フル(2024年5月17日)
以下は、この動画を勝手に文字起こししたものです。
正直、この文字起こしを読んでも彼(石丸伸二氏)の熱意はあまり伝わらないと思います。できればお時間のあるとき(散歩中や通勤中等)にこの動画を聞いてみてください。欲を言えば見てみて欲しいです。
誤字や脱字、その他なにか問題がありましたら、お手数ですが @S4MPOsuki までご連絡ください。よろしくお願いいたします。
挨拶
皆さん こんにちは。石丸伸二です。
記者の皆さんにおかれては、ご多用の中お集まりくださいまして、誠にありがとうございます。
まず本日の流れからお伝えしておきますと、今13時15分ですが、概ね1時間を目途に会見をしたいと考えています。その後場所の都合でどうしても片付けないといけないので、1時間で終わるようにご協力をお願いします。ですので、今日20社近くお越しになると、可能な限りご質問にはお答えしたいと思うんですが、できるだけ焦点を絞って、調べたら分かることはなるべく聞かないようにお願いします。
都知事選立候補 正式表明
では改めまして。
本日、私、石丸慎二は、次の東京都知事選挙に立補することを正式に表明します。その背景、理由についてこれからお話をしていきます。
まず大前提なんですが、安芸高田市長を、まだまだ続けたかったという思いは、先日の市の臨時記者会見でお伝えした通りです。
ただ、それでも、それでも優先してやらなければならないことがある。
それが、この度の、選挙です。
選挙への挑戦です。
メディアへの苦言
いつもの調子でメディアへの苦言から入るんですが、なぜテレビ局、この前の臨時記者会見を妙に切り抜く動画を作られたんですか。ホーム、広テレ、TSS、いずれも中途半端に切り抜かれてたのは何か意図があったんですか。ちょっと今、目があったんでホームテレビ聞いてみましょうか。
(広島ホームテレビの岡森)
ホームテレビの岡森と申します。
市長が仰っているのは、私たちがインタビューの言葉で使った部分なのかなとは思うんですけども。
弊社としましては、テレビのニュースについて尺が私ども限られてる中で、伝えたかった部分っていうのは、石丸市長の進退とその具体的な理由であるとか、市長の今後についてというもので、「他にやらなければならないことがある」という文言は少し抽象的だなという風に受け止めたので、その当該部分の文というかインタビューは使用をしていません。
不出馬の理由として、市長がその直後に会見の中で、3月の議会で市の職員の働きぶりとか、「自分がいなくても大丈夫だろうと思ったことが不出馬を決めた瞬間」という趣旨の言葉があったと思いますので、ここの市長としてやらないといけないという事は粗方ケリがついたのかな、という風な表現をインタビューで使わせていただきました。
その中で、私どもが使った「今必要なのは政治のエンタメかだと思っています」という風なインタビューの部分ですけども、そちらは市長が今後どうするのかという質問の流れで、その中で石丸市長自身が「政治をエンタメ化して身近に感じてもらうことが必要である」であるとか、「安芸高田市長をやめるが今後も政治を続ける」という風な要素を入れたインタビューを放送しておりまして、その場の会見でも市長は「インフルエンサーに政治家はならなければならない」と発言するなど他にやらなければならない事という部分がより具体的になっており、政治を身近に感じてもらうために政治家を続ける、という部分が伝わるのではないかなと思ったのであの部分を動画では使用しています。
(石丸市長)
はい、承知しました。丁寧なご回答ありがとうございます。
一方で新聞においてはさらっと私が話した通りで文章をまとめてくださってたのが殆どだったと思います。読売、朝日、毎日。中国新聞は来てなかったので記事はほぼ無かったんですが、新聞社の方がこちらの意図としては素直に伝わっていたというところです。改めてテレビ局に置かれてはご留意をお願いする次第です。
でなければ、この人間がこれから何をするのか、そこがブレてくると思います。ブレて映ってしまうと心配をしました。「もういいから次に行く」なんて軽々しい話しではないんです。
何をどう考えても、私の政治家としての出発点、原点は安芸高田市です。そこで市長をこの4年間やってきて、それでもやはりやらなければならない。確かにその言葉はそれだけでは抽象性が高かったかも知れませんが、そこのニュアンスというのは自分としてはとても大事にししている次第です。
背景、理由
では話を続けますと、やらないといけない事、何かと言えば、「地方の衰退、これを止める」という作業です。
今から少しお話しするんですが、正直今日の会見でここだけでもしっかりニュースに、記事にしていただきたいなと思います。
人口動態の話です。
日本の総人口は1億2800万人。
ピークを打って、今1億2600万人まで2020年時点から国勢調査で減ってきてます。
そこから次の20年間で約1300万人減少します。
2040年です。
この数字はほぼ間違いなく実現します。
人口動態というのはそれぐらい良くも悪くも変わりにくいものなんです。
そうした時に、1300万人も人が減ってこの町が、この県が、この国が、持つわけがないんです。
断言します。
既にその兆候は現れています。
自治体の財政破綻という極端な例としてはまだ無いかもしれませんが、着実に弱ってきてます。
先日、4月の末、ゴールデンウィークの辺りだったと思いますが、人口戦略会議が発表された消滅可能性自治体、安芸高田市入ってました。
23市町の内、県内で6つの内の1つです。
しかし、若い女性が5割減る、そこには届いてなくても4割以上減る自治体は14もあるんです。
23市町の内14は女性が4割に減る。
20年間で。
決して、その消滅可能性に該当しなかったとしても、安心できる状態では全くありません。
それは、ここ、広島市も全く同様です。
さらに46都道府県、東京都もちろんその中には部分的にはあります。
多くの自治体が今、消滅に向かっているんです。
なので、1番大きな力を持っている東京都、ここを動かす必要があると考えました。
こういう風に話をすると、ややもすると誤解を招くかも知れません。
安易に金を撒いて都から地方へ人を移そうなんて話じゃないです。
そんなことでは大した効果は望めません。
そうではなくて中長期的な話です。
46の道府県と密にコミュニケーションを取る中で、多極分散を実現していく。
1年2年じゃそんなに変わらないと思います。
5年10年はかかる。
ただそれでも、やがて来る1300万人の消滅、その前にいくらかでも受け身が取れると思ってます。受け身を取らなければならないと考えます。
具体的に何をどうしていくかというのはもちろん今後の検討課題です。
が、大枠お話をすれば、当然ですが道府県、各知事と連携をしっかり取る必要があります。
確かつい先日だったと思います。
湯崎知事も参加されてた サミット という名前だったかな、集まりがあります。
それでも全部じゃないんですね。
もちろん東京都も入っていません。
ただ言葉は厳しいんですが、弱いものが集まっても勝てないです。
体力勝負で圧倒的に強いのが東京なので。
そうした時に共に力を合わせてこの人口減少という、国難です。
これに立ち向かう、問題を解決していく、当然に必要だと考えます。
さらにその先で申し上げれば、46道府県、あまりにもそれでも広いと思います。その中でやはり核、コアとなっていく自体、1つには政令指定都市があろうかと思います。全国で今20だったかな。市があります。
幸にして私はこの4年間、色々な活動をしてきた中で、福岡であったり北九州、広島ももちろんですが、神戸、後は堺など、その政令指定都市の市長、首長と接点も持たせていただきました。
そうした方々と共に地方であり、日本の課題、これを解決していく、この動きを起こしたいと思います。
こういう話をすると私の友人が面白いこと言ってて「それつまり国民ファースト、だね」って。
でもそうすると「都民はセカンドなのか」っていう話に行ってしまわないようにお伝えするんですが、東京の課題も同時に解決できます。
それこそ今の小池知事、公約にいくつかゼロを掲げられてましたが、そのほとんどが人口集中、過密に原因があります。
全てと言っても過言ではないと思います。
だからです、解決が難しかったはずです。
えっと7つのゼロかな。
その中でペットの殺処分であるとか、あと待機児童でしょうか、その辺りは進展があったように私も見ていましたが、なかなか手が出せない民の部分もあるので進捗は芳ばしくないところも、面もあったかと思います。
いずれにせよです。
全部が対症療法です。
ものすごくコストをかけながら、なかなかパフォーマンスが上がらない。
なんならこの問題が終わらないと、そういう構造的な問題がそこにありました。
であるならば、原因療法。
なぜそれが生じたのか、そこにアプローチするのが当たり前だと思います。
少し言い換えれば、東京の過密を解消することによって、東京都を「世界で1番住みやすいまち」にできると考えています。
安芸高田市で目指したのは「世界で1番住みたいと思えるまち」。
その表現の機微は、議会であったり記者会見の場であったり、なんなら広報誌でも説明をしてありますので、よろしければそちらをご参照ください。
安芸高田市で目指したものとは、言葉は似ていますが大きく異なります。
その文字の通り「住みやすさ」、これを東京で追求することが、すなわち地方の活性化につがるという見方です。
一石二鳥、一挙両得。
小池知事の言葉を借りればアウフヘーベンですか。
なかなかそういう美味しい話ってのは世の中ないんですが、今回ばかりはそれができると思っています。しなければならないと思っています。
ですので、今回私が都知事を目指し、その中で実行していきたいのは、東京の発展、そして地方の発展、すなわち日本の発展です。
これがならなければ、20年後、悲惨な未来が待ち受けてます。
下手すると20年持たない可能性があります。
昨日のイベントでお話をしましたが、日本の崩壊は地方から始まると見ています。
地方の経済が回らなくなる。
地方の社会が崩れていく。
そうした時、当たり前ですが、首都東京も今のまま持つわけがありません。
なので、一刻も早く、手を打ちたいと考えてます。
ちなみにですが、今お話しした人口戦略会議、その前段がありました。
10年前、いわゆる増田レポートが出されました。
増田寛也さんだったと思いますが、いま日本郵政の社長でいらっしゃいますよね。奇しくもその増田さんは2016年の都知事選に出馬されていました。その時に手が打ててれば、随分状況は変わったんじゃないかなと思います。
そこから変わっていて欲しかったな、というのが正直な思いです。
当時私は東京都民でなく、海外に住んでたので投票することも叶わなかったんですが、そのように海外から日本を見ていました。
もう8年過ぎてしまったんですが、まだ間に合うと思ってます。
まだなんとかなると思っています。
急いで、東京を動かして、日本を動かしていきたい、というのが私の所信になります。
以上ざっとですが、私の見解を表明しました。
質疑応答
ここからは質疑応答に移ろうかと思うんですがよろしいでしょうか。
※ 長いので別記事にします。
※ 只今、文字起こし中
ソース
石丸伸二の公式チャンネル
広島ホームテレビ
増田寛也(現日本郵政社長)
令和6年・地方自治体「持続可能性」分析レポート
人口戦略会議の実務幹事である五十嵐智嘉子氏が理事長を務める一般社団法人北海道総合研究調査会のサイトで、「令和6年・地方自治体「持続可能性」分析レポート」が公開されています。この資料には2024年04月頃にニュースで報じられた「全国1729自治体の持続可能性分析結果リスト」が載っています。
日本創生のための将来世代応援知事同盟
「湯崎知事も参加されてたサミット」を開催したのがこの「日本創生のための将来世代応援知事同盟」です。
24道府県(47都道府県の51%相当)が参加していますが、コンセプトから分かるように、東京都は含まれておりません。
2024年05月15日、「日本創生のための将来世代応援知事同盟サミット in みやざき」が開催されました。
マンガで解説!伝わる医療用語 対症療法
安芸高田市公式サイト
広島県安芸高田市公式チャンネル
安芸高田市議会(公式YouTubeチャンネル)
おしまい