見出し画像

ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ:ソウカイ・キャンペイグン第七話前編『シーフ・イン・ザ・ナイト(1)』

◆はじめに◆
この記事はT1000G=サンが開催した
『ソウカイ・キャンペイグン』の内、
2020年4月14日、23日および5月3日に行われた
<第七話(前編)>のリプレイです。
筆者はPLの一人として参加しました。
【総合インデックス
第一話第二話第三話第四話第五話
第六話前編
後編第七話前編(ここ)中編後編
第八話前編後編第九話壱
第十話前篇・後編/第十一話……

◆御礼と注意事項◆
◆本リプレイはPLおよびNMさんから許可を取って掲載しています◆
◆この場を借りて御礼申し上げます◆
◆元のログから加筆・修正を行なっています◆

◆◆◆

トコロザワ・ピラー。
ここは上層にある大規模ブリーフィングルーム。

ソウカイ・ニンジャが50忍以上も集まれる……
いわば、軍事会議室めいた役割も持つ部屋なのだ。
正面の液晶大画面には、
ソウカイヤ電算室からの中継が映っている。
ゲイトキーパーだ。

『これより、アベノ・スゴイ・ハルカス攻略作戦の
ブリーフィングを始める。ブリーフィング後、
直ちにアベノ・スゴイ・ハルカス周辺は封鎖される。
一刻の猶予もない、1秒でも惜しい作戦である。
心して挑むように』

第七話
『シーフ・イン・ザ・ナイト』
◇◇◇◇◇

キミ達は、トコロザワ・ピラーの大規模会議室の
一角のテーブルの前に座っていた。
大画面ではゲイトキーパーが喋っている。
他のメンバーはシックスゲイツ構成員のソニックブームやヘルカイト
その他上位構成員や斥候、アサシンニンジャなど部門は様々だ。
キミ達がここに呼ばれた理由は単純だ。
ラオモト・カン直々に指名……
のちゲイトキーパーが作戦メンバーに加えたからである。

キミ達は少しの余暇を挟んだのち、ここに集められた。

エアポケット:「いよいよッスね…!」一張羅のヤクザスーツに身を包んだエアポケットは、静かにカラテを漲らせながら液晶を見据えている。

◆エアポケット(種別:ニンジャ) PL:Freikugel7 アイコン:風
カラテ    8   体力    9
ニューロン  4   精神力   9
ワザマエ   7   脚力    5
ジツ     5   万札    0

◆装備や特記事項:
 ▶ヒキャク
 パーソナルメンポ 形見のドス・ダガー(聖遺物)
 ●タクティカル移動射撃 ●タツジン(ソニックカラテ)
 ◉マーク・オブ・ソウカイヤ ●ニンジャ動体視力 ●シャープシューター
 ●●ソニックカラテ強化
 生い立ち:〇生粋のソウカイ・ヤクザ

ソニックカラテで戦うソウカイヤの少女ヤクザニンジャ。
薄緑の装束に、父の形見であるヤクザスーツを羽織る。
シックスゲイツの一人ソニックブームを一方的に師匠と仰いでいる。

オービタル:「クハハハハ………そうよな、待ちに待った大イクサよ」例の如く黒い鎧に朱塗りメンポ姿のオービタルがそれに応える。大会議にひしめく強者達のアトモスフィアを一身に受け、その体を、ソウルを、武者震いに震わせる。

◆オービタル(種別:ニンジャ) PLTac.T アイコン:軌
カラテ    12   体力    9
ニューロン  7    精神力   7
ワザマエ   9    脚力    5
ジツ     3    万札    1

◆装備や特記事項:
 ▶生体LAN端子 ▶▶▶テッコ++
 パーソナルメンポ
 オムラ・アサルトライフル 湾岸警備隊制式アサルトハーネス
 ☆カラテミサイル ★ミサイルマスタリー1(サイバネ事故により使用不可)
 ◉タツジン(コッポドー)
 生い立ち:〇元湾岸警備隊

ソウカイ・シンジケートに所属するニンジャ。
黒紫の色合いの、武者鎧めいたニンジャ装束を身にまとう。
カラテミサイルと同様の原理で生成した、
円盤状の「カラテ・シールド」を用いた攻防一体のイクサを得意とする。
豪放磊落。湾岸警備隊上がりであり、生来の気質かソウルの影響か好戦的。
イクサの出来ない一般人を巻き込みたがらない。
ソウカイヤに置いては比較的新参者の部類であるが故の齟齬も多いが、
なんとか慣れようとしているようだ…

レイジングダイナ:「緊張してきた…」レイジングダイナはいつもの橙装束に身を包み、カラテを練っている。「アベノ・スゴイ・ハルカス攻略戦…!」

◆レイジングダイナ(種別:ニンジャ) PL:T3 アイコン:猛
カラテ    15  体力    12
ニューロン  5   精神力   4
ワザマエ   8   脚力    6
ジツ     3   万札    28

◆装備や特記事項:
 ▶生体LAN端子 ▶▶▶テッコ++
 ●特殊近接ステップ ●タツジン(殺人カンフー・カラテ:八極)
 生い立ち:〇ピンハネ

橙色、ジュー・ウェア風装束のソウカイ・ニンジャ。
カラテ・ドージョーに通っていたが、カラテは低く、下働きばかりしていた。
覚えたことといえば、見様見真似で力の入っていないカンフー・カラテと、
集金をちょろまかすことくらい。
ある日囲んで棒され、ニンジャとなった。ドージョーなどあほらしくなり、やめた。
トレーニングしなくても強いから。
…ソウカイヤのスカウトが来るまでは。

セレウォポーダ:「ついに始まるのカぁ…キヒヒ。」魔術師めいた黒いローブで全身を覆った巨大な影、セレウォポーダは椅子の上で身をかがめるように座っている。

◆セレウォポーダ(種別:ニンジャ/アーチ級) PL:せにすち アイコン:蚰
カラテ    5   体力    6
ニューロン  5   精神力   8
ワザマエ   11  脚力    7
ジツ     3   万札    38

◆装備や特記事項:
 *ブラッドカタナ* パーソナルメンポ(生成) 伝統的ニンジャ装束(生成)
 ☆スウォーム・ジツ ★ブンシン・ジツ(未熟)
 ★★★共振装束生成
 ◉タツジン(イアイドー) ◉ヒサツワザ(ファイアフライ)
 暗黒カラテ衝動:ソウルの悲鳴(ワザマエ)
 生い立ち:〇未覚醒のアーチ級ニンジャソウル憑依者

孤独死した元ヒキコモリにムカデニンジャ・クランの
アーチ級ソウルがディセンションした。
フードに覆われた巨大な蚰蜒(ゲジ)めいた異様な風貌をしているが、
良く見ると蟲の集合体であり、本体は小柄。
その異形とは対照的に性格は比較的温厚であり、
自身の見た目やジツを若干気にしている。
イアイドーのタツジンで、イクサではゲジの使役やブンシンめいた自切と、
血濡れたように赤いブレードを持つ美しい業物『ブラッドカタナ』を
組み合わせてテクニカルに戦う。
クローンヤクザ達が各自のテーブルに回り、
以下の資料を渡してきた。
ゲイトキーパーはその資料をなぞるように、
その資料の内容を説明し始める
【アベノ・スゴイ・ハルカス攻略作戦】

作戦概要:
今回の作戦では、アベノ・スゴイ・ハルカス前で陽動及び制圧を行う
アルファ・チームと、強襲型マグロ・ツェッペリンで47、48階付近に強襲を行う
ブラボー・チームに分かれることとなる。

アルファ・チームには100ダース以上に及ぶクローンヤクザ連隊が支給される。
NSPDにも口封じを行い、アベノ・スゴイ・ハルカス周辺は
「外して保持」のテープを張る予定である(マルノウチ抗争程の被害を出すと
揉み消しが面倒であるため、今回はこのような処置を取る)。
ブラボー・チームによる「”大使”確保作戦」の成功率に影響するため、
アルファ・チームはなるべく多くのザイバツ・ニンジャを引き付けること。

ブラボー・チームは強襲型マグロ・ツェッペリンに搭乗し、
アベノ・スゴイ・ハルカス屋上付近に強襲する。
ブラボー最大の目的はザイバツのネオサイタマ強襲作戦の要とされる”大使”の確保である。
殺害してもよいが、なるべく確保を優先すること。
ブラボー・チームはニンジャのみで構成される少数精鋭チームとなるため、
スナイパー等の支援以外のバックアップは期待しないこと。

今回最大の目的はブラボー・チームによる”大使”の確保であり、
ザイバツ・ニンジャの殲滅は二の次であることに注意せよ。
そのことを胸に刻んでおきなさい。
キミ達の健闘を祈る。

エアポケット:「”大使”が今回のターゲット…」
オービタル:「せ、殲滅が二の次ッ……!」
セレウォポーダ:「”大使”の素性が気になるナぁ。」場の空気を乱さぬよう小さく呟く。
レイジングダイナ:「”大使”か…どんな奴なんだろうね?」

ゲイトキーパーはアルファ・チームのメンバーの名を告げると、
次にブラボー・チームのメンバーを告げ始める。

エアポケット:(…あれ、アルファ・チームにあたしらは呼ばれなかった。って事は…)
ゲイトキーパー(NM):
『ブラボー・チーム……つまり、作戦の要は以下のニンジャである。心して聞くように。ウェリテス=サン、チェインショット=サン、チャッカマン=サン、ヒルシュケーファ=サン、タタードダスター=サン……エアポケット=サン、レイジングダイナ=サン、オービタル=サン、セレウォポーダ=サン。以上9名である』
エアポケット:「!」
セレウォポーダ:(((ワァ……責任重大だネぇ…キヒヒ。)))セレウォポーダは小さく震えた。
オービタル:「……………」
レイジングダイナ:「本命のチームか…こんなに期待されてちゃ、失敗は…できないや」
ゲイトキーパー(NM):『ウェリテス=サン以下ブラボー・ア・チームと、エアポケット=サン以下ブラボー・ウン・チームはそれぞれ2機の強襲型マグロ・ツェッペリンに搭乗し、アベノ・スゴイ・ハルカスに突撃を仕掛け”大使”の確保を行ってもらう』

ソウカイ・ニンジャ達はざわざわと騒ぎ始める。
何故シックスゲイツではないのか?あの若造どもが。
期待しよう。9忍でダイジョブなのか?
様々な言葉がざわざわと飛び交った。

エアポケット:『ハイヨロコンデー!』 エアポケットは起立!ブリーフィングルームに響き渡るような大音量で応える!「ソウカイ・シテンノ4名!命に替えても任務を遂行致します!」
オービタル:「作戦の……要」脳裏に一瞬、ノイズめいた何かが横切る。しかしそれはエアポケットの大音量に掻き消され、イクサへの高揚に混じった。
セレウォポーダ:「キヒヒ…サスガ、エアポケット=サンは頼りになるナぁ。…ま、我々もガンバリマスヨぉ。」ローブを深くかぶりなおす。
レイジングダイナ:「だね…!」
エアポケット:(先端。特命。テッポダマ。…真のヤクザの花道。)エアポケットの瞳は使命に燃えている。(…やってやるッスよ)

「カッハハハハ。
あの小娘、なかなかヤルキというものを感じるわ」

ウェリテスが呟いた。
「だが我が名声を勝ち取るグラディウスと、
名声を守り通すバックラーに勝てるかな?」
「ンッンッン。そこら辺にしておけ」

ブラボー・ア・チームたちがざわざわ言った。

レイジングダイナ:「あっちのチームの奴ら…好き放題言ってくれて…」
オービタル:「クハハハハ……!よもや彼奴ら、我らの誉高き戦果を知らぬと見える!」レイジングダイナに鷹揚に笑って返す!「言わせておいてやるが良い!我らはカラテで示すのみ!」

「あのヤクザ少女?ソウカイヤにいたか?」
「エアポケット=サン、ト、イウラシイ。
ホカノニンジャモ、ナカナカケイレキガスゴイゾ」

2人組もざわざわ言った。

ゲイトキーパー(NM):『君達のやる気は伝わった。その意気込みで、是非任務を遂行してもらいたい』ゲイトキーパーは頷いた
エアポケット:「ハイ!」エアポケットはゲイトキーパーに一礼して返答すると、着席。
レイジングダイナ:「最終的にはカラテ…でもさー、一言くらいは返したいよなー」小声でいった
セレウォポーダ:
「ま、好きに言わせておけば良いヨぉ。」セレウォポーダはやれやれと首を振る。「最終的にはこのミッションに成功させた方がソンケイを得るってネぇ…キヒヒ。」
エアポケット:「そう。…ヤクザは背中で語るんスよ。」
オービタル:「実績は口程にものを言う、よ!なぁに、軽口を叩ける分、彼奴らもなかなかの猛者とお見受けするがな!」

「……フン」
ア・チームのチェインショットは鼻を鳴らした。

レイジングダイナ:「わかった…実際結果を出してあいつらに目にもの見せてやろうか!」
エアポケット:「ッスね!」
オービタル:「クッハハハハ…その意気、その意気よ!クッハハハハハ!」

※ヒント:ブラボー・ア・チームの構成員は全てNMの爆発四散済PC
レイジングダイナ:ブラボーAチームにデスノボリが立っている!
セレウォポーダ:メンツに草だぞ…w
NM:わかりやすくて良いでしょう?()
セレウォポーダ:ソウダネ…w
オービタル:しっかしブラボー・ウン・チームか……w案外ア・チームも生き残るかも分かんないぜ……
レイジングダイナ:見せる相手が死んだら目にもの見せられないじゃないか()生きて帰ってきてねア・チーム!

セレウォポーダ:「ミッションの詳細が気になるナぁ。」資料に目を通し終わったセレウォポーダは小さく呟くとゲイトキーパーを見つめた。
レイジングダイナ:
攻略作戦の紙をみている

ゲイトキーパーはアルファ・チームの任務詳細を伝えた。
ざっくりと略せば、ブラボー・チームの作戦が成功するよう、
なるべく多くのザイバツ・ニンジャを引き付けること、のようだ。

ゲイトキーパー(NM):『さて、ブラボー・チームの任務詳細だが、君達ブラボー・チームは、先程も言った通り強襲型マグロ・ツェッペリンに乗り、アベノ・スゴイ・ハルカス屋上から内部にアタックしてもらう。内部に例の”大使”がいることは、ダイダロス=サンの事前調査によって確認している。それも、しっかりと屋上付近……47階か48階だ』
セレウォポーダ:「”大使”について何かわかっていることはあるのでしょうカぁ?」
ゲイトキーパー(NM):『”大使”の詳細は……これを見てほしい』

画面には白緑色のニンジャ装束を纏った優男が映し出された。

オービタル:カラテが足らんな。オービタルは画像をひと目見てそんな感想を抱いた。
エアポケット:「…優男ッスね」
レイジングダイナ:「見た目的にはかなりキョートっぽい感じだ」
ゲイトキーパー(NM):『これが”大使”だ。妙なゲートを開くジツを使うらしいが、詳細は不明だ。詳細と言ったが……全くもって情報は不明』
セレウォポーダ:「随分と厳重に情報が隠されているネぇ…これはアヤシイと思うヨぉ。」
レイジングダイナ:ゲートに投げ込んで殺すカラテとか使ってきそうじゃない?そしたらソクシだよね?気をつけなきゃ」
ゲイトキーパー(NM):『それもある……だが、斥候のニンジャは「ゲートからニンジャが現れた」と言っていた……もしかすると、キョートからニンジャを転送してくるのかもしれん。そうなれば、ザイバツがこの男をネオサイタマ侵攻の要と言うのも納得できる』
セレウォポーダ:「ナルホドぉ…最近のザイバツ・ニンジャの多さはそれですかネぇ。直接転送されるならこちらの警戒だってお構いなしなのも頷けますヨぉ。」
ゲイトキーパー(NM):『そうかもしれん』
オービタル:「フン、ゲートに投げ込んでソクシか。投げ込むだけのカラテが彼奴にあるかどうかな…。……故に道中の守りのカラテは、凄まじいものになろう。クッハハハハ…………腕がうずきよるわ」
レイジングダイナ:「その”大使”を捕まえれば、奴らザイバツの戦力補強も難しくなるでしょう、ゲイトキーパー=サン。それで今回の作戦…というワケですね」
ゲイトキーパー(NM):『その通り』

「この非クワガタムシの屑を殺してはいけないのか?」
ヒルシュケーファが言った。

レイジングダイナ:「は?」素っ頓狂な声を上げる「クワガタムシ?」
オービタル:「……ナヌゥ?」同じく素っ頓狂な声を上げる!
エアポケット:「…」
オービタル:「人類よな……?あやつも……」
セレウォポーダ:「?」一瞬『同類』かと思ったが、即座にその考えを否定した。身体がクワガタムシの群れで出来ていたわけではなかったからだ。
ゲイトキーパー(NM):『?』ゲイトキーパーも一瞬頭の上に?を浮かべた。

セレウォポーダ:草

ゲイトキーパー(NM):『……とにかく、殺してはいけない。彼は要……そして情報によればマスター位階。何か知っている筈だ。絶対に捕らえて欲しい』
エアポケット:「生け捕り重点ッスね」
ゲイトキーパー(NM):『その通りだ』
セレウォポーダ:「了解ですヨぉ。」
オービタル:「ウ、ウム………俺は力加減がわからぬ故、気絶などするなら任せた」
レイジングダイナ:「ザイバツの秘密を吐きたくなるまで吐かせてあげましょう!」(ゲロゲロゲーの方とかけている)

「フン、キョートはカブトムシ気取りが多い。
精々ヤツがカブトムシ気取りでないと良いが。
我はキング・オブ・スタッグ・ニンジャ故、
殺してしまうかもしれぬからな」
「そのくらいにしておけ、ヒルシュケーファ=サン」

エアポケット:(キョートってカブトムシ気取りが多いんスかね…)
オービタル:(…………よう分からんが、彼奴は…虫のニンジャなのか??昆虫類の……ニンジャ?ナンデ?)致命的勘違い!
セレウォポーダ:(((アレと同じ系列だと思われたくはないナぁ…キヒヒ。)))ちなみにゲジは節足動物ではあるが昆虫ではない。
レイジングダイナ:(へんなやつらばかりだな…あっちのチームは)

ゲイトキーパー(NM):『ンンッ!話を戻そう』ゲイトキーパーが咳払いした。『”大使”の確保はマグロ・ツェッペリンよりも高速な鬼瓦戦闘ヘリで行われる。アベノ・スゴイ・ハルカス屋上にはヘリポートがある。そこで回収を行う予定だ』
セレウォポーダ:「捕獲してそのヘリポートで引き渡せば良いということですネぇ。」セレウォポーダは頷く。
ゲイトキーパー(NM):『その通りだ』
レイジングダイナ:「了解しました!屋上の方まで連れて参ります!」
オービタル:「しかと、承知致した!」
ゲイトキーパー(NM):『私からは以上だ。質問があれば言ってほしい』
エアポケット:「”大使”以外のザイバツ・ニンジャに殺しちゃダメな奴はいるッスか?」
ゲイトキーパー(NM):『”大使”さえ確保すれば、ザイバツ・ニンジャはいくら殺しても構わない。むしろ評価を上げても良いだろう』
エアポケット:「了解ッス!」
セレウォポーダ:「護衛のニンジャについての情報はないのでしょうカぁ?」
ゲイトキーパー(NM):『護衛のニンジャについての情報をあきらかになっていない。状況判断して挑んでもらいたい。だが、君達ならばできる筈だ』
セレウォポーダ:「状況判断…了解しましタぁ。」
レイジングダイナ:「了解です!ご期待に応えてみせます!」
オービタル:「承知!状況判断重点致します!」
エアポケット:(どんな相手が来ようと、捻り潰してやるッスよ。このオニイサンから教わった、ソニックカラテで…!)エアポケットの腕に自然とカゼが渦巻く。その切れ味は以前とは比べ物にならぬ鋭さがあった。
オービタル:「元より、イクサ場はスポーツとは違うのだ…対戦選手などわかるまい、対策も取りようがない…クハハハ!」
セレウォポーダ:「(((準備もせずにイクサに飛び込むのは『無謀』って言うんだヨぉ?)))」この間九死に一生を得たとは思えないオービタルの発言に、思わず心の声が口から漏れた。
オービタル:(無謀、結構!)セレウォポーダにウィンク!(だが安心せよ、死ににはいかん!どれだけカラテを鍛えたと思うておる!)
セレウォポーダ:溜息と共に目を逸らす。(((オジサンのウィンクに需要はないかナぁ。)))こちらは言葉にはしなかった。
レイジングダイナ:(この前みたいな無様はナシで頼むよ、もちろん自分もだけど!)前回手ひどくやられたのを反芻していた
オービタル:(クハハ…無論!)彼は自身の体の周囲に、見えないカラテの渦が渦巻き始める感覚を得た。着実に”高まって”きている……ソウルがイクサを求めている!

「アベノ・スゴイ・ハルカス前の
敵ニンジャ情報はありますでしょうか」
『こちらも残念ながらない。状況判断して挑んでほしい』

 ソウカイ・ニンジャ達から質問が行われ、
ゲイトキーパーが応答していく。

セレウォポーダ:特に質問は他にはないかなぁ…支援はなし、ですもんね
NM:デスネー!
レイジングダイナ:中で何があろうと…助けは来ぬ!
オービタル:なんの!助けには頼らぬ!
セレウォポーダ:(なお前回)
オービタル: アアッ!そうだった…助けに頼らぬような戦略もきっちり立てないと…
レイジングダイナ: あ、アレはタコが悪いですタコが…!
エアポケット:一応スナイパーとかの支援可能性はあると言ってたけどどうなんだろう
NM:ガントレット=サンの支援はありますね。ですがアルファ・チームへの支援で忙しい可能性大、って感じですね
エアポケット:了解な
セレウォポーダ:基本的には4人でなんとかせよということっすな
NM:です!

ゲイトキーパー(NM):『ではそろそろ作戦時刻が迫ってきた。君達の健闘を祈る』
セレウォポーダ:「ヨロコンデー…」セレウォポーダは一段と深くオジギをした。
オービタル:「ヨロコンデー!」オービタルはシャウトとともに深々とオジギをした。
レイジングダイナ:「ヨロコンデー!」レイジングダイナは直立し、オジギした。
エアポケット:「ヨロコンデー!」エアポケットは一際大きく返答し、深々とオジギした。

「「「「「ハイヨロコンデー!!!!!」」」」」
「ヨロコンデー!!!!!」
「「「ヨロコンデー」」」


モニターに「オフラインな」と表示された。
ソウカイ・ニンジャ達は次々と各自の準備を進めんと
大規模会議室を出ていく。キミ達も行くとしよう。
ブラボー・チームはトコロザワ・ピラーのドッグに集合予定だ。

エアポケット:「さ、皆行くっスよ!」エアポケットは自分の頬を張り、キアイを入れる。
オービタル:「応!」追従!
レイジングダイナ:「オー!集合場所は…あそこか」
セレウォポーダ:「ガンバローネぇ…キヒヒ。」最後尾を歩く。

※ひみつあんごう
セレウォポーダ:ア・チームめっちゃキアイ入っとるやん。これは戦果にも期待できますね()
レイジングダイナ:Vやねん!ブラボー・ア!
セレウォポーダ:3 3 4

◆◆◆

ここはトコロザワ・ピラー内部にある
マグロ・ツェッペリン用ドッグ。最近トコロザワ・ピラーは
オムラ社製の対地砲や対空砲などを配備しており、
軍備強化も行っている。ザイバツ侵攻に備えるためだ。
だが、今回はザイバツの拠点を強襲する。
守から攻へと転じよ!

「ドーモ、お待ちしておりました」

クローンヤクザ整備員だ。
ドッグには強襲型のやや小型なマグロ・ツェッペリンや、
駆逐艦型マグロ・ツェッペリンなどが並んでいる!

エアポケット:「ドーモ!」ドッグへと駆け足で入ってくる。
オービタル:「ホォホホホ……クッハハハ!」ドッグの様子を見回し、嬉しそうに笑う!
セレウォポーダ:「キヒヒ…ドキドキしてきたヨぉ。」言葉とは裏腹に通常と変わらぬ立ち振る舞いである。
レイジングダイナ:「ドーモ!」MGMGMG…途中のホットドッグ自動販売機で買ったものを食べながらドックに入る

NM:ドッグゥ!ホットドッグゥ!
オービタル:シャレだ!

セレウォポーダ:「キヒヒ、レイジングダイナ=サンは『腹が減っているとイクサは出来ない』ってやつかナぁ。」面白そうに見ている。
レイジングダイナ:(イクサ前のカロリー補給は不可欠!昔っから言われてるはず!)
食べながらIRCで送信する。のみこんだ。「ぷはー」
オービタル:「懐かしいものよ………」思わず口をついて出る。「…………………?」懐かしさは感じる。だが…具体的な記憶が出ない!
エアポケット:「あたし達が乗るのはどれッスか?」
クローンヤクザ整備員(NM):「あそこにあります。『ウン』とショドー・シールが貼られた強襲型マグロ・ツェッペリンです。武装は対地空用のヘヴィ・ガトリング・ガンのみですが、強襲型なので高速で、小回りが利きます。まさに今回の作戦にはうってつけです」
オービタル:「ウーム…………?」首を傾げつつ、ツキジのセリめいたマグロ・ツェッペリンの隊列を眺め続ける!
セレウォポーダ:「屋上なら支援射撃は可能ってことなのかナぁ?」小首を傾げる。
クローンヤクザ整備員(NM):「ハイ。ヘヴィ・ガトリング・ガンでアベノ・スゴイ・ハルカスへの攻撃支援は行えます。少々破壊力に欠けますが、人間サイズのターゲットに対しては十分威力を発揮します。もちろんニンジャにもです」
レイジングダイナ:「そりゃ頼もしいや」
エアポケット:「了解っス。作戦の流れはどうなってるッスか?外壁をぶっ壊して直接47階だかに突っ込む手筈だったッスよね」
クローンヤクザ整備員(NM):「そうです。47階に突っ込み、ニンジャ脚力でマグロ・ツェッペリンから跳躍して外壁を登るなどして突撃です」
エアポケット:「了解っス!」荒っぽいなぁとは思ったが、エアポケットは臆さない!
セレウォポーダ:「壁を登るのカぁ。落ちたらひとたまりもないだろうネぇ、キヒヒ。」
クローンヤクザ整備員(NM):「ハイ。いくらニンジャと言えど48階の建物から落ちればタダでは済まないでしょう。それに、下では戦闘も行われていますので充分警戒を」
レイジングダイナ:「ハーイ。落ちて死んだら…うん」
オービタル:「ヌ……要はカラテで張り付けばよかろう?承知した」生返事!
クローンヤクザ整備員(NM):「そして、今回危惧されているのはザイバツのスナイパーです。ガントレット=サンが仰っていましたが、ザイバツにはガントレット=サンのようなスナイパーも在籍しているようです。お気をつけて」
エアポケット:「狙撃!それは注意が必要ッスね…」
レイジングダイナ:「スナイパー…厄介…なんとか目星をつけられればいいけど」スナイパーがいたらガントレットに通知すればいいのかな?と考えている
セレウォポーダ:「ふぅん、それはキヲツケないとネぇ。特に誰かさんは上の空みたいだかラぁ。」オービタルを一瞥する。
オービタル:「フーム……ヌ?何か言うたか?」
セレウォポーダ:「……なんでもないヨぉ。折角の『大舞台』なんだからしっかり戦ってネぇ、キヒヒ。」
エアポケット:「狙撃手が敵にもいるって話ッスよ」

「準備OK!カラダニキヲツケテネ―ッ!」
ソウカイ・ニンジャガールエンジニア

マグロ・ツェッペリンの最終確認をすませたようだ。

オービタル:「応とも!…しかしこの空気……フーム……」ひとしきり脳内を探ってみたが、何も思い出せないと悟るとソウカイ・ニンジャガールエンジニアの方を向いた。

レイジングダイナ:ニンジャガールエンジニア…!
オービタル:ニンジャガール…!
セレウォポーダ:いるのか…

レイジングダイナ:「イッテキマス!また後でね!」ソウカイ・ニンジャガールエンジニアに返す
エアポケット:「サンキューっス!」手を振りながらツェッペリンに乗り込む!
ソウカイ・ニンジャガールエンジニア(NM):「ハーイ!また後で!絶対帰ってきてねー!」
クローンヤクザ整備員(NM):「イッテラッシャイマセ」クローンヤクザ整備員もオジギした。
セレウォポーダ:「ドーモぉ…オタッシャデー。」長い袖をゆらゆらと振った。
オービタル:「ドーモ!オタッシャデー!」手を振り、搭乗!
エアポケット:「オタッシャデー!」
レイジングダイナ:マグロツェッペリンのドアをしめた

マグロ・ツェッペリン操縦席には
……カメジがいた。

レイジングダイナ:カメジぃ!
オービタル:親 の 顔 よ り 見 た カ メ ジ
セレウォポーダ:ファーww…もうこれカメジ卓じゃん()
NM:カメジ卓は草
オービタル:◆祝◆愛称決定◆カメジ卓◆

エアポケット:「ドーモ…ってカメジ=サン!?」
レイジングダイナ:「あれ、カメジ=サン!何やってんのこんなところで!?」
カメジ(NM):「ご搭乗アリガトゴザイマス。ふふ、そうです。カメジです」
オービタル:「ヌゥ!!?オヌシ、車だけでなくツェッペリンまで操縦できたのか!?」
カメジ(NM):「ツェッペリンの操縦もできるようになりまして……ええ。私も皆さんの役に立ちたいものですから」
エアポケット:「…アリガトゴザイマス!」45度のオジギ!
セレウォポーダ:「キヒヒ、こっちの免許も取るなんて思わなかったナぁ。」
オービタル:「なんと………なんとも有り難い話よ……!」カメジにオジギを向ける!「操縦士という形とはいえ、ともに死地に赴いてくれるとは……!」
レイジングダイナ:
「ほんとビックリだよ」
カメジ(NM):「へへへ、私は皆さんの姿に憧れまして。ニンジャ……私はなれませんが、こういう形でイクサに参加したいのです」

※カメジCPの始まりだ!!
セレウォポーダ:任務失敗したらカメジは撃ち落とされてこの世から退職するんやろなぁ…
レイジングダイナ:いやぁ…
オービタル:ありうる………後釜には謎の赤黒い運転手が
:逆にそれくらいヤバい状況でも着いてきてくれるのにはすごいソンケイを感じる
NM:
運転手という種別にはついているが彼もソウカイヤクザなのだ……(ということにしている
セレウォポーダ:アアー、ソンケイを感じるゥー
レイジングダイナ:カメジがこんなにかっこいい卓がいまだかつてあっただろうか、いや、ない
オービタル:やはりこの卓はカメジ卓だった……?
レイジングダイナ:正式名称はカメジ・キャンペイグン…

エアポケット:「カメジ=サンの覚悟、しっかり受け取ったッスよ!」
セレウォポーダ:
「ま、命は大事にしてネぇ…キヒヒ。」
カメジ(NM):
「ええ勿論!」
オービタル:「あまり無茶をしてくれるな?一命捨つるは戦士の役目故な」
レイジングダイナ:「今日はビルに突っ込む予定だし…危なくなったらすぐ撤退してよね」
カメジ(NM):「ええ、私は皆様戦士を戦地に送り届け、その後姿を見届けることが生業ですから。ですが、レイジングダイナ=サンのお言葉に甘えて危なくなったら撤退しますので……スミマセン。」

◆◆◆
アベノ・スゴイ・ハルカス前広場。
広場周辺の地域は「外して保持」のテープで封鎖され、
ここには今ソウカイヤのニンジャと、ザイバツのニンジャ……
そして各自が持つクローンヤクザ部隊や戦闘車輛などが待機している。
今、双方は睨み合いの状態にある。まだイクサを告げる鐘は鳴っていない。

赤地に金糸のヤクザ装束のニンジャ……
ソウカイ・シックスゲイツ構成員のソニックブームは、
クロスカタナ・エンブレムのソウカイヤ旗の掲げられた戦闘車輛の目の前に立っている。
その傍にはコッカトリス、フロストバイト。どちらも精鋭だ。
そしてその戦闘車輛の上に車椅子を載せて鎮座しているのは、
ソウカイ・シックスゲイツ構成員のビホルダー。
彼はマルノウチ抗争で半身不随の身になり、こうして車椅子での行動を強いられている。
にも関わらず、こうしてシックスゲイツの座にいられるのは、
彼のジツとカラテ以外の技にも長ける能力の高さがある故であろう。
だが、今回はカラテの時間だ。ビホルダーも険しい表情を浮かべている。

一方、ザイバツ側には明らかにソウカイヤ側よりも少ないクローンヤクザ戦力と
戦闘車輛と、多数のニンジャがアベノ・スゴイ・ハルカスの入口を
守るようにして立っていた。
中でも特に威圧感を放つのは、大ゴマに乗っているニンジャ……ワイルドハント。
そして、その傍で腕に乗ったバイオイーグルを愛し気に撫でている
軽装ニンジャアーマー装束のニンジャ、デスナイトである。
どちらもザイバツ・シャドーギルドの高位の者に与えられる位……マスター位階である。
◆◆◆

カメジ(NM):「では…」

そこにIRC音声通信が聞こえてくる
『こちらソニックブーム。ザイバツ・ニンジャと接触。
こりゃ10忍以上いやがるぞ。オーバー』

エアポケット:『ドーモオニイサン、こちらブラボー・ウン・チーム、エアポケットです!これよりツェッペリン発進するッス!』
ソニックブーム(NM):『了解だ。テメェらが撃ち落とされねえようしっかり引き付けといてやる』
セレウォポーダ:「10忍以上…もう完全に戦争ダぁ…キヒヒ。」すでにしれっと後部座席の端の方に座っている。
オービタル:「ソニックブーム=サンのイクサしている面々か………」
エアポケット:『…オニイサンから教わったソニックカラテ。ソウカイヤの為に、活かしてみせるッスよ!』
ソニックブーム(NM):『ああ、頑張れよ!テメェならやれる!ノーカラテ・ノーニンジャの神髄をザイバツどもに見せてやるんだ。ここからは一方的な通信になっちまうかもしれねえが、そこは勘弁してくれ。じゃ、オーバー』
エアポケット:『オニイサンもお気をつけて!』
ソニックブーム(NM):『おうよ』
オービタル:「ビルの内部にどれ程の強者が”温存”されているか…クッハハハ、クッハハハハハ………!!!」
レイジングダイナ:「あっちが引きつけてくれてる内に…はやいとこ”大使”を捕まえてこなきゃね」
セレウォポーダ:「キヒヒヒ、『タイム・イズ・マネー』ってやつだネぇ。」
カメジ(NM):
「ですね。さて、そろそろ発進しますか!」
オービタル:「ヨロシク頼む!」
レイジングダイナ:
「長引けばアルファ・チームも損害なしってわけにはいかないと思う…セレウォポーダ=サンの言う通り、タイム・イズ・マネーだね。ゴー、カメジ=サン!テイクオフ!」
エアポケット:「発進ッス!」
カメジ(NM):「テイクオフ!」

ゴオオオン。
強襲型マグロ・ツェッペリンが発信する!
と、同時にア・チームのマグロ・ツェッペリンも発進!
ニンジャ達を乗せたマグロが……ネオサイタマの夜空を駆ける!
◆◆◆
「ザッケンナコラー!」
緊迫したアトモスフィアの中、ソニックブームが腹の底から
アベノ・スゴイ・ハルカスに反射して木霊する程のヤクザスラングを叫んだ。

「ソウカイヤのシマに土足でヅカヅカ上がり込んでんじゃねえぞッコラー!
テメェらザイバツと結んだ休戦協定はどうなった。エェッ!?答えてみろ!」
「ザイバツ・シャドーギルドは……」
「シマ?何を言う!ここは元々我らが支配するべき土地である!
マルノウチ抗争も勝利は我らが手にしたであろうもの!休戦協定は、
我々ザイバツ・シャドーギルドの寛大さによって生まれたものだ。
貴様ら下郎はただ脇で頭を垂れ、畏れ、我らが放つ栄光の光のもとに
長い影を刻むべし!ニンジャ千年王国実現の暁には、貴様ら下郎を
我がロード・オブ・ザイバツに仕える奴隷として扱ってやっても良い!
今はただ、その時を待つべし!そして……」
「黙りなさい、あなたは」
話の長い末端ザイバツ・ニンジャであるプリンセプスの話を、ビホルダーは遮った。

「あなた方ザイバツ・シャドーギルドが御託を並べたとて、
私達ソウカイ・シンジケートの領域に勝手に侵入し、潜伏し、
ネオサイタマ襲撃作戦を企ていたことに変わりはないんだよ。
大人しく引き下がれ。その方があなた達の身のためだ。今、そしてこれからの……ね」
「俺達ザイバツ・シャドーギルドは引くつもりはない。
ここはザイバツの拠点であることは否定しない。だが、譲るわけにもいかない。
ここは穏便に、退いてもらいたい」
「あなた方がネオサイタマから退くなら私達も退きましょう」

しばしコトダマのイクサが続く。イクサの火蓋を切れば、
双方ともに多大な損害を受けることは避けられないだろう。
だが、双方ともに譲る気はなかった。
◆◆◆
オービタル:そして恒例のクズ肉…今回は誰にプリンセプス=サンにされることやら
セレウォポーダ:クズ肉のことプリンセプスさんって呼ぶのやめろよ!
NM:
 両マグロ・ツェッペリンが並び、
アベノ・スゴイ・ハルカスへと接近しようと速度を速める。
ア・チームは抜け駆けを狙ってか、カメジ・ツェッペリンよりも加速!
ツェッペリンの先頭に立つ!
『クッハハハハ!ソウカイ・シテンノ?何を言う!
 俺はラオモト=サンを敬愛する生粋のソウカイ・ニンジャよ!
 貴様らの様な成り上がり風情に―――』
通信!

セレウォポーダ:アッ…(察し)
オービタル:アッ…()
レイジングダイナ:ナムアミダブツ!
エアポケット:カラダニキヲツケテネ!

その時!

カーン!!
甲高い音が、夜空を切り裂くように鳴り響いた。
その僅か0コンマ1秒!
KABOOOM!
ア・チームのツェッペリンが火を上げる!
だがまだ大丈夫であろう。しかし!
カーン!
KABOOOM!
カーン!
KABOOOM!
カーン!

KABOOOM!

エアポケット:「連射…!?」
レイジングダイナ:「ア…」
オービタル:「ヌゥ!?」
セレウォポーダ:「例のスナイパーってやつかナぁ…?」胸騒ぎと共に窓へと向かう。

おお、窓を見よ!
先頭のマグロ・ツェッペリンにダメージを与えているのは
……スリケン!
超長距離から放たれた……スナイパースリケンである!
『グワーッ!?』

セレウォポーダ:「…このままだとこっちもアブナイ気がするナぁ。いやむしろ向こうにターゲットが向いている間に強行突破してみルぅ…?」窓の外を眺めながら一人ぶつぶつ呟いている。
オービタル:「ヌゥ…!カメジ=サン!ツェッペリンの外に出たい!斯様なスリケン、俺のカラテシールドを展開すれば…!」慌ただしく窓を覗く!
カメジ(NM):「ダメです!外は危険すぎます!」
レイジングダイナ:『ア…ア・チーム…応答せよ!』無線機を取って話しかける

『ンッンッン。どうやら私達の
マグロ・ツェッペリンはダメなようだ』

無線から虚無的な声が返ってきた
『オイ!何とかしろ―――』
カーン!
KABOOOM!

セレウォポーダ:「ア…」
オービタル:「あぁ……」
カメジ(NM):「ああ!」
レイジングダイナ:『なんとか脱出を!パラシュートとかあるでし…』

『チッ、脱出する。パラシュートを取るんだお前達』
『クワガタムシは跳べる!必要なし!』
『パラシュートなど惰弱!』
『チャッカッ!俺達はここで死のうぞ!』
『コイツらダメだ。俺は脱出する』
『俺も名声を勝ち取るために生き残るぞ!』

エアポケット:「…加速するッスよ!…このままモタモタしてたら、両方無駄死にッス…!」
カメジ(NM):「了解!」カメジはツェッペリンを加速させる!

その時!
カーン!

KRA-TOOOOOOOOOOM!!!
ア・チームのマグロ・ツェッペリンは
爆発炎上した!

オービタル:「ア~結局彼奴等のカラテは見れずじまいか……ま、仕方あるまいィィィィ!?」加速圧と爆風の揺れに負け、後方に吹っ飛ばされる!
エアポケット:「ッ!」
セレウォポーダ:「ワぁ……」目の前で爆発炎上するツェッペリンを見て、そう呟くのが精一杯であった。

『『『サヨナラ!!!』』』
無線に響き渡る三人の断末魔!!

オービタル:「オゥ………ナムアミダブツ……」仰向けになった鎧から声が絞り出た…
レイジングダイナ:「…あーあ…」無線越しに爆発四散の声を聞く「ナムアミダブツ」
セレウォポーダ:「ってことは次はこっちに来るよネぇ。何とか飛び降りられないかナぁ?」窓から下を眺める。

『チィ―ッ!マズい!
パラシュートが開かない!アーッ!』

ナムアミダブツ!地面に叩きつけられる音!
『サヨナラ!』
爆発四散!

レイジングダイナ:「エッそっちも!?」
エアポケット:「…ナムアミダブツ」エアポケットはは小さく黙祷する。

※ひみつあんごう(こたえあわせ)
セレウォポーダ:アー!ブラボー・アー!!
オービタル:アー!
レイジングダイナ:何がVやねん!
セレウォポーダ:V逸やねん!
:この喋り方聞いたことあるな……と思って見直したら全員死んだT1000Gさん(NM)のPCであった。彼らは2度死ぬ……
セレウォポーダ:約束された死であった…劇場版めいた死に方をしている…
 ※筆者注:各人の死に方も前世の爆発四散をオマージュしたものと
      なっており、当時の同卓参加者は暫し思い出に浸りました。

セレウォポーダ:「ちょっトぉ…整備不良だとしたらこれケジメものじゃないノぉ?」困惑を露わにする。
レイジングダイナ:「…まさか、あっちの船にザイバツのスパイが…?」
セレウォポーダ:「もしさっきのヤクザエンジニアガールがザイバツのスパイならこっちもアブナイ、なんてネぇ…キヒ。」その声は小さく震えている。
オービタル:「いや待て、後一人…後一人居たはず…」

『ンッンッン。どうやら生きたのは私だけのようだ』
無線から響く虚無的な声

セレウォポーダ:生きてる!?
オービタル:生きてた!
レイジングダイナ:生きててよかった!

エアポケット:『だ、大丈夫なんすか?』
カメジ(NM):「まだ外に出てはいけませんよ!おっと、一人生きてましたか……この声はエート……」
タタードダスター(NM):『ンン。タタードダスターだ。ダイジョブだ。問題ない。待て……アレは……』

爆発炎上するツェッペリンから飛び上がる影アリ!
それは……ニンジャ!
そして、ザイバツ・シャドーギルドの紋章を装束に縫われている!
テイクザットユーフィーンド・ジツ!
タタードダスターの無線から、そんなシャウトが聞こえた。

タタードダスター(NM):『ハイペリオン……!マスター位階……!』
エアポケット:『テイク…?』
セレウォポーダ:「…?初めて聞くジツだヨぉ。」聴覚に集中し、少しでも情報を得ようとする。
レイジングダイナ:「なんだって!?ていくざ?」復唱するも続きが出てこない
オービタル:「…テ…テイクザットユーフィーンド・ジツ……!?」ジツの名前などに関してだけは覚えが早い!
レイジングダイナ:「テイクザットユーフィーンドジツ?よく覚えられるねオービタル=サン」
タタードダスター(NM):『テイクザッ……爆発系のジツを操るニンジャだ。』
オービタル:「テイクザットユーフィーンド・ジツ……爆発とな…!珍妙な名前だが、効果の程は如何に…!?」窓を覗き込み、向こう側のツェッペリンを注視!

オービタルは見た。
ハイペリオンがジツを使おうと手を掲げた……
その時!
スナイパースリケンが彼を貫き吹っ飛ばした!
ガントレットの支援!

オービタル:「ヌゥ!」(良いところで!だが……良し!)
タタードダスター(NM):
『スマンが俺は離脱する。マスター位階は相手取れんな。だが注意は引き付ける。お前達は行け。ンッンッン。”大使”の確保はお前達にかかっていると言えるな。私から言うのも何だが、ガンバレ、ソウカイ・シテンノ
エアポケット:
『…その意志、確かに受け取ったッスよ!』
セレウォポーダ:『ドーモぉ、カラダニキヲツケテネぇ。』
レイジングダイナ:『任された!タダードダスター=サン、カラダニキヲツケテネ!』
タタードダスター(NM):『ああ、体に気を付ける』
オービタル:『おっと……オヌシとて死ぬな!タダートダスター=サン!下で乱戦が始まれば、恐らくはジゴクぞ!』
タタードダスター(NM):『わかっている。だが私も行く。このまま逃げるわけにはいかないからな。ンッンッン。これもまた無情』

◆◆◆
「ザッケンナコラー!テメェら、手ェ出しやがったな!」
「何のことか」
ワイルドハントは冷たく言った。そして驚いた。
「え?」
「え?じゃねえ!ザッケンナコラー!」

ソニックブームがヤクザスラングを叫ぶと、ザイバツ・ニンジャ群の内一人……
棍棒を持った巨躯のニンジャが、味方をかきわけて突撃してきた!
ワイルドハントの静止の声も聴かぬそのニンジャは、ソニックブームに突撃する!
「ウオーッ!」
「イヤーッ!」
ソニックブーム目掛け棍棒を振り下ろす!
ソニックブームはそれを仁王立ちで見ていた。
巨躯の棍棒ニンジャ……サイクロプスは目を剥いた。
彼の棍棒はソニックブームに届いていなかった。
黒いニンジャ装束に身を包んだ黒目がちのニンジャが、
腕をクロスして棍棒を受け止めていた。
彼はソウカイ・シンジケートで数少ない正統派のムテキ・アティチュード使い……
アイアンヴァイスである。

「ウオーッ!?」
「あなたはルール違反を犯した」
「ザッケンナコラー!」
そこにソニックブームのソニックカラテ・ストレート!BOOM!
ソニックカラテ衝撃波はサイクロプスの巨躯に命中!
「グワーッ!?」

「「「「「イヤーッ!!!」」」」」
「「「「「イヤーッ!!!」」」」」

それを合図に多数のザイバツニンジャが跳躍、突撃!
ソウカイ・ニンジャもそれに応える!イクサの火蓋が、切って落とされた!
◆◆◆
セレウォポーダ:おおついにイクサが始まった…
レイジングダイナ:シックスゲイツとマスター級の乱戦…熱い
:サイクロプス=サン……これは後でケジメでは……?

エアポケット:「全速、前進ッス!」
カメジ(NM):
「今のうちに行きます……!」カメジは汗をかきながら、ツェッペリンを加速させる!

カーン!
このツェッペリンをスナイパースリケンが撃つ!
ハイペリオンの爆発ジツはないため、破壊力は2分の1とも言える。
だがマズイ!

レイジングダイナ:「ア」
オービタル:「ヌゥ……」
レイジングダイナ:「不味い!カメジ=サン!あと何秒でいける!?あと何秒で渡れる!?」
カメジ(NM):「あと……10秒です!10秒なら行けます!それなら飛んでなんとか……」

カーン!
ツェッペリンが揺れる!

エアポケット:「ッ…!」
レイジングダイナ:「10秒もあれば…十分!」
セレウォポーダ:「こっちも跳ぶ準備しておかないとネぇ。」息を整える。
エアポケット:「信じるッスよ!突入用意!」
レイジングダイナ:「OK!」ツェッペリン前側へ跳ぶ
オービタル:「応!素早く跳んで、早くこのツェッペリンを逃がすぞ!」跳躍準備完了!」

「チィーッ!あと5秒……4秒……!もう少し……!」
そしてツェッペリンのハッチが開いた!
「今です!」

オービタル:「イヤーッ!」助走をつけ、跳躍!空中にカラテシールドを浮かべて足場にしつつ、ビルへと飛ぶ!

エアポケット:「ザッケンナコラー!!」 エアポケットのヤクザスラングが夜空に響き渡る!カゼを渡るように、跳躍!

レイジングダイナ:「イヤーッ!」この瞬間を待っていた!レイジングダイナはスゴイ・ハルカス47Fのマドを蹴り破るべく跳躍!

セレウォポーダ:「SHHH…イヤーッ!」ローブを翻し、巨躯がネオサイタマの夜空を跳ぶ。

CRAAAAAAASH!!

キミ達は47階の窓を突き破り、
アベノ・スゴイ・ハルカス内部に着地した!

画像1

◆ポーンウォーカー(種別:ニンジャ) アイコン:ポ
カラテ    2   体力    2
ニューロン  2   精神力   2
ワザマエ   2   脚力    1
ジツ     4   万札    3
近接ダイス:2 遠隔ダイス:2 回避ダイス:2

◆装備や特記事項:
スキル:『滅多打ち』『突撃』
ジツ:『☆ムテキ・アティチュードLv3』『★ムテキ・ウェポン』
◆ルークホイール(種別:ニンジャ) アイコン:ル
カラテ    6   体力    6
ニューロン  5   精神力   5
ワザマエ   3   脚力    3
ジツ     0   万札    5
近接ダイス:6 遠隔ダイス:3 回避ダイス:6

◆装備や特記事項:
装備:コンダラローラー:『特殊近接武器』『ダメージ2』『攻撃難易度+1』
スキル:『十字突撃(タテヨコのみ、ダメージ+2)』
◆エッジビショップ(種別:ニンジャ) アイコン:エ
カラテ    5   体力    5
ニューロン  6   精神力   6
ワザマエ   5   脚力    3
ジツ     4   万札    5
近接ダイス:4 遠隔ダイス:3 回避ダイス:4

◆装備や特記事項:
装備:ノダチ
スキル:『X字突撃(ナナメのみ、ダメージ+2)』
ジツ:『☆ヘンゲヨーカイ・ジツLv3』『★弾き飛ばし』
◆シルバーナイト(種別:ニンジャ) アイコン:シ
カラテ    4   体力    4
ニューロン  4   精神力   4
ワザマエ   7   脚力    5(8)
ジツ     4   万札    5
近接ダイス:8(9) 遠隔ダイス:7 回避ダイス:8

◆装備や特記事項:
装備:ヤリ、サイバー馬
スキル:『連射2』『疾駆』『タツジン(ヤリ・ドー)』『ツジギリ』
ジツ:『☆カトン・ジツLv3』『★カトン・エンハンス』

◆『サイバー馬』:
シルバーナイトはサイバー馬に乗馬している。
シルバーナイトがサイバー馬に乗馬している限り、【脚力】は8で固定され、
敵味方関係なく飛び越えることができる。
サイバー馬の【体力】は5であり、回避難易度+1で回避できる。
シルバーナイトがサイバー馬に乗馬している間は、『イビルアイ』などの
【精神力】に直接攻撃するものでない限り、シルバーナイト本人に攻撃することができない。
◆ゴールデンクイーン(種別:ニンジャ) アイコン:ゴ
カラテ    3   体力    3
ニューロン  9   精神力   12
ワザマエ   6   脚力    3
ジツ     5   万札    5
近接ダイス:3 遠隔ダイス:6 回避ダイス:10

◆装備や特記事項:
装備:パーソナルメンポ、伝統的ニンジャ装束
スキル:『マーク・オブ・ザイバツ』『不屈の精神』
ジツ:『☆カラテミサイルLv5』『★カラテマスタリー1』『★カラテマスタリー2』

カメジ(NM):『私は撤退を―――』

カーン!
『アバーッ!?』

無線にカメジの悲鳴が響く!

レイジングダイナ:「カメジぃーっ!?」
セレウォポーダ:「!」マグロ・ツェッペリンを見上げる。
オービタル:「カ…カメジ=サン!!」
カメジ(NM):『き……機関部を……狙撃されました……!アバッ……チッ……』
レイジングダイナ:トビゲリ着地体制で言う、カメジ、あんた死ぬのか…?
オービタル:『い…急げ!できるだけ遠くに逃げるのだ!』慌てて無線を回す!『その損傷状態ならまだ間に合わぬわけではなかろう!無事なうちにパラシュートで飛び降りよ!ガンバレ!』

KABOOOM!KABOOOM!
マグロ・ツェッペリンが火を上げていた。
まだ爆発炎上はしていない…
…だが、もう長くはもたないだろう。
『このまま死ぬわけには……』
カメジは考えを巡らせた。
『皆さん、爆発の余波に気を付けて』

エアポケット:『…了解ッス』「振り向かずに行くッスよ」
レイジングダイナ:「カメジ=サン…」
オービタル:「…承知よ」
セレウォポーダ:「…これはなおさらミッションを失敗するわけにはいかなくなったネぇ…キヒ。」ブラッドカタナを強く握りしめる。

『ソウカイヤ!バンザイ!』
KRA-TOOOOOOOOOOM!!!
カメジの乗ったツェッペリンは爆発四散した。

※カメジCP終了のお知らせ……
セレウォポーダ:カメジ=サンーッ!!
オービタル:カメジィーーッッッ!
:カメジ=サーンッ!
:カメジ=サン……!
:アアーッ!覗きにきたらカメジ=サンが死んだ……!
レイジングダイナ:カメジ=サン…退職金に包まれてあれ…
オービタル:カメジ=サン……ソンケイに包まれてあれ……
セレウォポーダ:カメジ=サンは退職しましたよ…(涙)
:こんな熱い退職をしたカメジが今まで居ただろうか
セレウォポーダ:ユダカ式退職、カメジ式退職←NEW!
オービタル:忍殺TRPG界の中でも数見られた(であろう)カメジ式退職の中でも最もアツい退職方法……
:カメジ=サンありがとう

オービタル:「……間に合わなんだか」その瞬間、カラテシールドを瞬時に両腕に展開する!仲間も守れるよう、一際大きなサイズである!
レイジングダイナ:「くっ…。仇はとるよ」爆炎の色と橙装束が暗く同化したように見えた
セレウォポーダ:「…コトダマとソンケイに包まれてあれ、ってネぇ…。」僅かに俯く。その表情はローブに隠され、明かされることはない。
エアポケット:「…オミソレシマシタ」エアポケットは一人のヤクザとしてのカメジに敬意を払い、心の中でオジギした。(…父さんも、こんな感じで死んだんスかね)

◆◆◆
「カメジ=サン」
アーソンはぽつりと呟いた。
◆◆◆
その爆発の余波が……47階にいるニンジャ達にも届く!
「「「「グワーッ!?」」」」「ンアーッ!?」
爆発の間近にいたポーンウォーカー、ルークホイール、
エッジビショップ、シルバーナイト、
ゴールデンクイーンが吹き飛ばされた。
彼らはアベノ・スゴイ・ハルカス内部から消え去った。
カメジの、はじめてのイサオシとも言えるべき存在であった。

セレウォポーダ:ファー!?ww
オービタル:ア…アイエエエエ!!?
レイジングダイナ:アイエッ…ニンジャを五人殺したモータル、これは伝説ですよ
エアポケット:ワーオ
オービタル:カメジ=サンがトロフィーを獲得しました『●俺はニンジャを殺したんだ!』

※ナムアミダブツ!
セレウォポーダ:ウワッニンジャが死んだ
オービタル:ウワッニンジャが死んだ…
:ウワッニンジャが死んだ
:これはキンボシ・オオキイだ!
:相討ちして五人殺す
セレウォポーダ:データが…w折角のデータがッww
レイジングダイナ:顔グラまで作ったのに即時退場なんてテストに出ないよぉ
:顔グラ付きのNPCがすごい勢いで死んだ
セレウォポーダ:スゴイ勢いでデータが貼られて、スゴイ勢いで消滅した
オービタル:ゴールデンクイーン=サンーッ!密かに気になっていたのにーッ!
NM:一応死んではいないのだ……ただアベノ・スゴイ・ハルカスから追い出されただけなのだ……ポーンウォーカー、ルークホイール、エッジビショップは多分死んでる
セレウォポーダ: やはりクイーンはチェスにて最強…
オービタル: ナイトとクイーンは残ったか…!

画像2

47階のニンジャは……消え去った。
だが、48階にはニンジャが待っているだろう。
そこに”大使”がいる筈だ。

セレウォポーダ:「これがカメジ=サンのソウカイヤクザとしての意地ってやつかナぁ…?」ぽつりと呟く。
エアポケット:「そうッスよ」エアポケットはぎゅっと拳を握る。「…絶対に。」
レイジングダイナ:「ヤクザの…」

※影が薄さに定評のある…
オービタル:カメジの後釜になるのは、さっきのエンジニアニンジャガールかな…?
セレウォポーダ:きっとカメサブロウ(?)……あーあ前回余暇でハッカーが死ななければなあ
NM:デスペラードもいるぞ!
セレウォポーダ:あ、デスペラードくんいたね
オービタル:そういえば居たねデスペラードくん………w
セレウォポーダ:後輩に車の送迎させるのスゴイヤクザ感あっていいわ。ニンジャなら頑丈だしな(なおツェッペリンのニンジャの末路)
◆◆◆
アベノ・スゴイ・ハルカス遠方にて

「何」
アイアンランドが気付いた時には、己は真っ二つに引き裂かれていた。
「もっと骨のあるヤツはいねえのか」
巨躯のニンジャは拳を鳴らした。彼の目は常に赤熱しており、
その巨躯と相まって不気味なオーラを漂わせている。

「「イヤーッ!」」
そこに2人のニンジャがエントリー!1人はカタナを構えた。イアイドーだ。惰弱。
もう1人は古式ボックスカラテを構えた。惰弱。
モータル由来のアーツ、それら全ては何の意味もなさない。
「ドーモ、セイバーロードです」
「ドーモ、ロッキーです」

「ロード・オブ・ザイバツはネオサイタマの猥雑さをその大らかさでお嘆きなさった。
ザイバツ・シャドーギルドの栄光の下、業のみによってもたらされた
我が卓越のイアイドーで昇天するがよい」
「イアイドーか。虫由来のカラテを使うとは、ザイバツも所詮腐れ集団か」
「何だと?」
「今セイバーロード=サンをバカにしたなテメー」
「ジツすなわちカラテ。ノージツ、ノーカラテ。
モータル風情が会得できるようなカラテのみを誇るだけのクズを、
腐れと呼ばずに何と呼べと?」
「オノレ……貴様の名は……!」
「まだ言ってなかったな。覚える必要はねえが。ドーモ、メギンギョルズです」
◆◆◆

オービタル:「…弔いは後だ」爆風の余波をシールドで受けると、彼は静かにシールドを霧散させた。「行くぞ!そのソンケイには、イサオシを持ってして応えねばなるまい…!」先陣を切って歩き始める!

レイジングダイナ:オービタルに続いて歩く。カメジの墓前にザイバツ・ニンジャの首を供えなければならぬ。

セレウォポーダ:「まずはこのオトシマエを、つけないとネぇ…SHHH。」歩みを進めるセレウォポーダのローブがざわざわと蠢き、ブラッドカタナが共鳴するかのように哭いた。

エアポケット:「…」エアポケットの腕と脚にカゼが絡みつく。「行くっスよ」48階に向け、しっかりと歩みを進める…!

キミ達は48階へと上り、キョートから取り寄せた
ありがたいエンシェント・ブッタ・アイテムが展示されている
美術館めいたスペースに辿り着いた。

そこはタタミが敷かれており、キョート的……
否、ザイバツ的アトモスフィアを漂わせている。
もちろん、そこにはニンジャがいた。総勢5忍。
奥にいるのが例の……”大使”であろう。

第七話(中編)
シーフ・イン・ザ・ナイト(2)
へ続く

※おまけ
セレウォポーダ:ノボリは建てまくったけどカメジさんが本当に死ぬとは思わなかったゼ★
NM:もう少しカメジ=サンと会話させた方が良かったなと思った……反省!
エアポケット:いやー、なんか出てきた時点で今回こそヤバいかなとは思っていた…
NM:何故かそういう展開にしたNMもちょっと泣きそうになった……
レイジングダイナ:ウム…こんなおいしいポジションないよカメジさん!?
オービタル:カメジ=サン……全て終わったら立派な墓建ててやらねば………
セレウォポーダ:あとハッカーの分もね()
オービタル:ハカタロ……惜しいハッカーを亡くした
NM:ハッカーくんは名有りNPCめいていてそうじゃない枠だったな……
レイジングダイナ:ハカタロサァン…
セレウォポーダ:ハカタロなんて名前付けるから死ぬんや…(暴言(元凶))
オービタル:墓太郎…やはりハカバのオニタローめいている…
:カメジ=サンがここまでカッコよく死んだのは初めてではなかろうか
セレウォポーダ:(あ、そうだ、カメジも4話位出てるしディセンションワンチャン?)
オービタル:(おっとお、その線があったか)
NM:一応直接死んだわけではないので、そういう線もワンチャン残してたりします。でもそのまま死んだ方が美しいよな……という感じもある()
セレウォポーダ:まぁね、間違いない
オービタル:ウム……最高の散りざまだったぜ
NM:カメジ=サンがまさかこういう死に方をするとは俺も思いませんでした(指が勝手に動いた)
エアポケット:美しい散りざまだったぜ…
:モータルの矜持を見せて散っていきましたね……
NM:ウム……!
 ディセンション
 2d6 = (3+3) = 6
NM:……ウン……
オービタル:ゾロ目…!色々と惜しい……!
セレウォポーダ:綺麗だ。
NM:綺麗だ……
オービタル:やはり綺麗な散り様のままで…か。
:モータルとして生き、モータルとして去るのもそれもまた美……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?