「関西」が好きすぎる話

最近自分が関西人であることに、より誇りを感じる。

まずその1個目は、やっぱ関西弁。関西弁って学校で習うわけではないけど、関西にルーツあれば割と話せる。首都圏で関西弁喋ってたら「あ、関西の人?」って嫌がられて、人によったら「俺は外国人なんじゃないか」と思うように接してくる。俺はこれがおもろいと思う。逆に、自分が関西から出て関西弁が聞こえたら、その人がほんまの他人でもなんか仲間な気がしてくる。おんなじ「日本」の国の中でこんなことがあるのかって最近めっちゃ思う。

これに似た感覚が香港にいた時もあった。香港では普通の住民として生活してたら日本語が聞こえてくることはあんまりない。でもそんな中でもマンションのエレベーターとかで一緒になった人が日本語で話してたら、「どうも〜」みたいになる。関西以外で関西弁が聞こえた時と同じ、あの感覚。なんか好き。

そして、関西人は基本関西弁を「方言」って意識して喋ってないことも好き。どっかに移住した関西人が、他の地方の人とか首都圏育ちの人とかに「関西弁治んないよね〜」とか言われたって話聞くけど、関西人は「治さなあかんの?なんでやねん」って思う人多いと思います。

この自分の言葉に誇りを持った感じが、いいよね。これぞ関西人のアイデンティティ。

ちなみに関西弁は、音の高低差が激しくて、無意識にそれを使って喋ってるから、関西人は中国語の声調を習得しやすいらしい。じゃあ廣東語もタイ語も習得しやすいんかな?

2個目は、関西だけ他とはちょっと違う外国感。言葉も関連してるけど、他にも関西は他とはちゃうっていう部分が結構多いと思う。有名なやつやと、大阪はエスカレーター右に立つ話。実は京都は左らしいけど、京都市内のエスカレーターなんか大阪人だらけやから結局右かな。知らんけど。そう、この「知らんけど」も関西だけ。ちなみに関西出てこれやると「知らねえんだったら言うなよ!」とマジレスされます。学校で人気者になるのが「賢い出来るやつ」じゃなくて、「おもろいやつ」なのも関西。普段の会話でも、なんかおもろいオチ期待してるのも関西。昔人間関係おもろないなあって悩んでた時に、親からメモ用紙渡されて見てみたら「オチのない話はしない!」って書いてあったのは忘れません。そして「おまえおもんないねん。」はほんまに言われたくない悪口。

関西に入るのにパスポートいる?ってくらい文化違うからおもしろい。中国人と日本人が日常生活でお互いあんまり意識することなく生きてるみたいに、関西にいる関西人はディズニー行く以外、割と関西だけで完結してまうから、首都圏をあまり意識することなく日本の中でもかなり高水準の生活ができてしまう。関西は日本の中で独立した何かではないか?とすら思いそうになる。

3個目は、京阪神の物理的にも経済的にも文化的にも強いところ。京阪神の距離感が最高で、大阪からは京都も神戸も電車は3種類から選べて、新快速使えば神戸なら20分ちょい、京都は30弱で行けちゃう。京阪神エリアに家があったら、つい1時間前は鴨川で酒飲んでたけど今は家の風呂とか、つい1時間前はBE KOBEで海見てたけど今は家の風呂とかが可能。

大学京都で家西宮とか、仕事大阪で家京都とか経済面でも繋がり強いし、言葉も習慣も基本的にはバリアフリーで文化のつながりも強い。これが首都圏やと、確かに横浜には港があるし鎌倉には大仏があるし藤沢には夕日と波が最高な海みもある(神奈川しか出てきませんでした)けど、市街地が大きすぎて移動距離がどうしてもかなり大きくなってしまう。この絶妙な距離感で楽しめるのはやっぱ関西かな?と。

そんなこんなで将来の夢は西宮に住むことです。

東京が嫌いとかではなく、関西が好きなんです。っていう話でした。

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