ー仕事や計画などが、中途で失敗しだめになること。また、そのために意欲・気力をなくすことー
コトバンクより
皆さんは挫折を経験したことがあるだろうか?
挫折や失敗というのは成功の糧であり、挫折なしで成功はなしえないものだ。
牛丼に紅しょうが、ラッパーにマイク、立岩に顔射、と同じように成功と挫折は決して切り離すことのできないものなのである。
そんな私もこれまでの人生で沢山の挫折を味わってきた。数だけでいえば億万長者クラスだ。本当なら今頃都内のタワマンに住みアウディを乗り回していただろう。
まあそんな簡単に報われないのが人生。成功のチャンスを掴めるのはひと握りの人間だけだ。私たちは挫折を繰り返し、歯を食いしばりながらいつ来るかも分からないチャンスを待ち続けるしかない。
今回なぜこんな話をしたかというと、今日私も社会人になって初めて挫折を経験したのだ。
そう、新社会人になって誰もが通る道、
「電話応対」だ。
正直私は電話応対を少しなめてたのかもしれない、いやだいぶなめてた(大学進学と同時に上京して一人暮らしをはじめた当時のA君くらい)
研修でも何度か練習したし、敬語も苦手ではない。「まあ余裕っしょ」って感じだった。
前日、教育担当の方から「明日から電話とるようにしてな〜」と言われており、脳内でのイメトレもバッチリだった。
そのうちにコールが鳴ったのですぐさま受話器を取る。そして、
「お電話ありがとうございます。〜〜、名古屋店の横幕です」
意気揚々と電話に出たはいいが、順調にいったのもここまで、相手方の会社名や名前は聞き取れないわ、メモは追いつかないわで大慌て。物件の住所や名前まで言われた時にはもうお手上げだ。なんとか聞きとって対応はしたものの、練習したことがまったく出せなかった。
学生時代に聞いた恩師の言葉を思い出した。
「練習で100%を出すことができても本番ではせいぜい出せて80%だ。だから練習で120%を出す練習をしろ」
まさにその通りである。どれだけ練習でできていても本番で実力が出せるとは限らない。だから本番を想定した練習をしなければならないのだ。
何回も言われていたのに自分の実力を勘違いして練習を怠ったのが顕著に現れた。
しかし、落ち込んでいる間もなく電話は鳴り続ける。私は先輩に「まあ練習あるのみやな!」と励まされていたこともあり、めげずに何回も電話を受け取った。その度に失敗し続け、また挑戦し続けた。才能がない奴ができることはやり続けること、それのみである。それで成り上がっていくしかない。
結局私は午後にかかってきた電話ほぼ全てに出て対応した。まだ、拙い言葉遣いではあるがそれなりにマシになってきた。先輩にも「今のまあまあええんちゃうか?」と言っていただくことができたのだ。ただの電話応対だが、私は達成感でいっぱいになった。
やはりどれだけ失敗して挫折しようと果敢に挑み続ける。プライドを捨て、恥ずかしい思いをしてもやり続けることが成長につながるのだ。
私は今日初めて挫折をしたがその分、社会人になって1番成長した日でもあったのだ。
結論
あぜつ明日モーニングどこいく?