ぼくと子どもと絵本…その8
緊急事態宣言解除になりましたね~!まずはここまで収束した事が単純に嬉しい‼ これも皆さんの努力の結果ですよね。
これで保育園に登園してくるお子さんも増える事を期待しつつも、まだしばらくは感染リスクを気にしながら生活していかなくてはいけないだろうから、今まで以上に難しくなってくるな…「あれはどうするんだろう、これは?これからの行事はどうする?」なんて考えたりもしています。
でも、まずは子どもたちの元気な顔が見たい!保護者の方たちとも会いたい!
と言う事で、今回は2歳を過ぎた子たちに特に人気な絵本を紹介。
作・絵: 間瀬 なおかた
出版社: ひさかたチャイルド
おススメpoint
1.細部まで描かれた絵
2.最初からも終わりからもどっちからでも読める仕掛け
3.電車が走る音
1.細部まで描かれた絵
間瀬なおたかさんの絵は、キャラクターの表情も可愛らしく風景や乗り物などの絵も雰囲気が優しくていいなって思う。さらに電車だけでなくて、お客さんの様子や線路沿いの風景も細部まで描き込まれているから、絵を見ているだけでもとっても楽しい。子どもたちとこの本を見ると、なかなかページが進まない。
電車のお客さんも、喧嘩していたり、トランプしていたり、お弁当食べていたり…。電車が通りすぎる風景の中にも色々なストーリーが頭に浮かんでくる感じで楽しいから「何してるのかな?」の質問から「あ~でもない こ~でもない」って話がいつも盛り上がる。
さらに、今回改めてネットで調べてみたら、間瀬さんの乗り物シリーズ絵本に出て来る街は、どれも一つの街の設定になってるんだとか。だから同じ駅が違う絵本に出てきたりするんだって。ひゃ~、恥ずかしながらそれは知らなかった。単純に「似てるな…」くらいにしか思ってなかった。それを知ったからには、他の絵本も見てみたい。保育園に行ったら確認してみよっと。
2.最初からも終わりからもどっちらからも読める仕掛け
この本は「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」って名前。海の駅から山の駅を電車で走っていく話になってて、どちらから読んでも楽しめる。
だから子どもたちと読んでいると、海の駅から始まって山の駅、山の駅から始まって海の駅に到着するまで終わらない。時間がない時には読んじゃいけない本です(^-^;
電車に乗ってるお客さんは、終着駅の近くになると身支度を始めるような絵が描かれているんだけど、それが反対から読む時には乗車してすぐの荷物を棚に置くなどの落ち着かない様子に見えるから面白い。
3.電車が走る音
これは個人的に大絶賛!電車が走る音を言葉で表現してるんだけど、場面に合わせて色々な音で表現されている。
ドデン ドドン(海の駅近く 菜の花畑)
デデ ドド(海)
デデン ゴゴー(鉄橋)
デデデン ドドドン(雪山)
デデ トト(雪の野原)
デデン ドドン(山の駅近く)
初めてこの本を読んだ時、音の表現の秀逸さに身震いした!
特に鉄橋と、雪の野原。
ホントすごいと思う。これだけでもこの絵本を読む価値ありです!
というわけで、トンネルをくぐる毎に場面が変わって子どもたちは目を輝かせて絵本の世界にのめり込むこと間違いなしの一冊です。
まだ未体験の方は、ぜひ体験して欲しいな。
今日も最後まで読んでくれてありがとうございました(^^)
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