『日本バー探索紀行』
バーテンダーを初めて20年弱になります。1つの仕事を長く出来るというのは幸せ、、というよりも運が良い、、という風に個人的には感じで幸せか幸せじゃないかはまだまだ先の話の様に感じたりしています
さてさて、とか言いながらバーが好きという事には始めた頃から変わりは無い様です。ここは少し今まで行った事のあるバーを自分なりに回想しながら書いてみようか思います
完全に個人の回想録で自分の中で文字にして目と脳をまとめたいと急に思い始める、、という感じなのです
広島県は尾道市にあるバーの話、今のコントワールの形の1つである、店はその土地と契約する、、というイメージが ドハマリ なバー、もう何年も前にお店は閉められていますが今でも建物は残っており外観だけを見ても おもむきぐあい を素敵
尾道市商店街を抜け新開という飲み屋街、この辺りは古民家が並ぶエリアで道が少し斜めになっていて街灯もオレンジ、、というなんとも風情きわまりない感じなのです。岡山で言うと表町3丁目の辺りという感じでしょうか、、
カクテル、技術、ワイン、レシピ
そんな事ばっかり考えてた20代前半の自分が実に考えが変わったようなお店。バーはその土地の理解度を深く探り、その街のスタンダードになるのってかっこいいな、、と初めて思ったお店でした
、、この記事は2015年の9月に書いたもの 少し時間が経ちまして只今2018年2月現在 色んな場所でバーをしたりバーに行ったりはすごく好きなこと、色んな場所にはそこに生活される方やその地ならではのものであったり何よりもそこでしか流れない時間と空気、、これが実に好き
時間と空気
あとひとつ好みを付け加えると 音 が入ります。夜中の街並みに聞こえる音というのはまたひとつ違いをみせその場の臨場感を生んでくれる大事な要素
賑やかというだけでも都会の賑やかさもあれば田舎の賑やかさもある、都会なら関東関西でも全然違い、田舎なら海側山側でも音という味が全然違う
以前、湯原温泉にてバーテンダーをさせて頂いたとき夜バーを巡りながら少しふらついた足で街を歩くと川の流れる優しい音、、その音というもの今でも実に記憶の深い記憶であります
初めて行く場所に求める 時間と空気と音 そしてその地に馴染んだバーがある、あぁ日本バー探索紀行、、永遠に続きます (笑)