夫婦喧嘩について考えてみる
我が家の会話に熱が入る時は基本こうである。
①最初はお互いの意見を尊重し、丁寧に話をしていく。
S「なるほどね〜。でもさ〜…」
N「確かにそうだね。でもさ〜…」
②話し合いが始まって10分後には、徐々にお互いの自論に火が付き始める。
S「でもNの言っていることと、俺の言っていることは少し違うな。…」
N「視点が違うんだと思う。私はこうこうこうで…」
③お互い大事に思っていることや理想をぶつけ合い、どんどんヒートアップしていく。
S「俺はこう思っていると主張しているだけで、Nとは考えが違うだけ。…」
N「Sの理想や考え方はいつも偏っているよね。だったら…」
④やがて、喧嘩のような、言い合いのような形で、お互いの発言に対して自論を被せていく。無理矢理にでも。
⑤そして、どちらかが終わる、満足するまで鎮火しない。
最後の結論はいつもこう。
「結局、人それぞれだよね。」
これがよくある我が家の会話である。
結論が出たようで出ていない、解決していないが一段落を付ける。
そして何もなかったように日常に戻る。
ちなみに会話中の僕の感情は、こうである。
①「へぇー、なるほど」
②「うーん、どうだろう」
③「モヤモヤ、むむ…」
④「ムカムカ」
⑤「ムキーーー!!」
最後「ふぅ」
不思議と何かについて議論する時の流れは、いつもこの流れである。
お互いヒートアップするのはなぜか。
自分のことを理解されないことに対して、ムキになっているのかもしれない。
自分は正しいと思って、自論を押し付けているだけかもしれない。
まだまだ大人にはなれていないということである。
そんな会話でも不思議と一緒にいられるのが夫婦であり、家族なんだと実感する。
「考え方は人それぞれ」といいながら、一つ屋根の下で暮らす家族として、これからも会話を続けていきたいと思う今日このごろであった。
家族ってそんなものだよね。
ではまた。