【映画レビュー】天気の子

天気の子を見てきました。新海誠監督の最新作。

「これは、僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語」。

2016年に日本で驚異的な社会現象を巻き起こした『君の名は。』その続編。レビュー記事を見てると酷評と良い評価で2極化してたので、ちょうどドラクエ見て飽き飽きしていた自分には良いパンチになるかと思い視聴。

概要としてはこんな感じ。

『言の葉の庭』、『君の名は』などで知られるアニメーション映画監督・新海誠の3年ぶりの長編最新作。天候が狂い、雨が降り続く東京で「晴れ」をもたらす少女と家を出て行き場をなくした少年の出会いがやがて世界を変える出来事を起こす様子を描きます。『君の名は』を始め、これまでの新海作品を手掛けてきたコミック・ウェーブ・フィルムがアニメーション制作を担当。そして、2000人を超えるオーディションから選ばれた醍醐虎汰朗、森七菜の新人に注目が集まるとともに、小栗旬や本田翼といった実力派俳優陣や人気声優、梶裕貴らが参加。豪華キャストで贈るアニメーション大作となっています。

新海監督が手がけた作品は「新海ワールド」と言われ、常々その建造物や機械などの緻密な作画と光や雨など天候が織り成す美しい景色が特徴的ですが、本作ではその「新海ワールド」は新しいものに。

例えば、花火のシーンでは都心の上空に打ちあがる花火の閃光とビルや道路を走る車のヘッドライトの光の共演はかなり表現が素晴らしい。今作のテーマのひとつである「雨」も叩きつけるような雨を雨粒が跳ね返る様子で表現したり、晴れ間が覗き徐々に弱くなっていく雨を段々、細くなり最後には見えなくなるといった感じに描いたり、降り始めた雨がアスファルトを徐々に濡らしていく様子だったり、新海さんのこだわりが強く感じられました。

印象的だったのは、自らの想いを貫き、陽菜を連れ戻した帆高が時が経ち、自らのエゴで世界を変えてしまったのではと思い悩む姿は、少年が大人になる過程で単純な感情だけでは物事を考えられなくなる「時間」と言う残酷さを表現しているようでした。っていうかこの考え方が好き。良く映画にできたなーって見てて思いました。

あと個人的には君の名は。メンバーが出てたのが何よりも嬉しい。

例えば、依頼を受けて訪ねた老婆の家で 瀧くん が登場したり、帆高が陽菜の誕生日プレゼントを買い求めたアクセサリーショップでは 三葉 が働いていました。

また、初めて陽菜が依頼を受けたフリーマーケット会場では 勅使河原克彦 と 名取早耶香 の姿がありました。(あ、三葉の友達ね。笑)

ともあれ、まとめると新開誠さんの作品好きなら全然酷評云々の前に、とても良い作品だったのではないでしょうか??まだ見てない人は金曜ロードショーとか、DVD待たずしていますぐ映画館へGoすべきです。

ちなみに個人的にはこれ池袋の新しい映画館に観に行ったんですが綺麗で中々おすすめでした。ここもぜひ行ってみてね。

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