【書籍レビュー】最軽量のマネジメント
今日、結構面白い本を読んだのでとりあえず紹介させてください。
個性的な働き方改革でかなり有名になったサイボウズ。
【100人100通りの働き方があって当たり前。】
という考えで色んな施策が取られている同社ですが、
内容がとんでもなくどの会社でも当てはまる論を言われています。
主な内容(公式HPより)
メンバーのモチベーション管理、予算管理、プロジェクト管理、採用、評価......。
マネジャーにこれらすべてを背負わせるのは、正直言ってもう無理なのではないか。インターネットが発達した今、もっと、マネジャーの役割をチームで分散させ、「マネジメントの大衆化」ができる時代になってきているのではないか──?
「チームワークあふれる社会を創る」の理念のもと、自社では100人100通りの働き方を実現するサイボウズ。サイボウズの副社長として、管理部門の責任者として、一人のマネジャーとして、「100人100通り」の働き方を実現するまでやってきた山田理が考える、新しいマネジメント論をまとめた1冊です。
感想、読んで思った事
本の面白さは 星★★★★★ です。
(あ、最高評価ね。笑)
何が良かったかというとなんで離職率が高まったのか、それでどうやって離職率を下げたのかをマネージャー目線で書いてくれてるのがすごく有難い。メンバーとしてこの本を読んでも充分に組織の面白さも大変さも解ったしなんならサイボウズに転職したい人も現れるのでは。
思った事は現場目線で言うならば。
・1On1は早め早めで回さないといけない。
企業規模によっては管理職自身も上の管理職ともやったら良いんじゃないのかな。
例えば今回で言うとサイボウズは当時人数100人規模だったけど、既に1000名以上の大手は1人の役員がそこまでメンバーに時間を割けない物理的な問題がある。
→だからこそいつまでも改善されない課題もあると思うけども…。
・どこの企業でもあり得る問題。だからこそ深刻
今まさにこの課題、問題って深刻だと思うんですが
だからこそ早急にどの企業も取り組むべきなのかと。と言うのは働き方改革だーって、無理矢理にでも残業時間を削られた企業は殆どなのに、どの企業も殆どが残業時間減らすのみで売上目標は勝手なトップダウンで前年比10%増とかでしょ?
→この本にも書いてある通りで現場レベルから集約かけてでも黒字化させる意識と目標作らせるべき。
いつまでもトップダウンな限りは若手なほど、なんでこの目標なのか?がハッキリせずにただやらされ感を覚えるから年次が経てば経つほどやりがいがなくなっていくよー。
・組織の情報ってどうしても属人化する文化なんだよね。 どの企業でもあり得る問題。必ず思うのは情報を属人化させてしまいがちなんですよ。でもそれってそもそもの評価体系や、組織間の情報を統合させるべきシステムやルールを儲けるべきなんだと思う。例えば営業の話で言うと苦労して作った営業ノウハウや、おすすめ紹介資料とかって、絶対って言うほど他の人には共有されない仕組みだしなんならそういう努力家の人っていつの時代も周りにいいように使われてしまいガチなんだよな。大した評価もされず。なので、例えば2〜3年頑張ったとしても何も評価はされなければそれを自己成長に繋がる努力と捉えるだけではもう時代ではなくて。今の時代はちゃんとそういう人には個別ででも評価してあげなきゃその人は裏切られた、勝手に利用されたと思った瞬間に一気にモチベーションが低くなっていく。
というわけで、色々と思うことはあったけども休日にはとてもいいインプット本でした。暇あればこの記事読んだ方はぜひ手にとってみてね。