見出し画像

推しのグラビアを見て感動した話

2025年1月20日、奥津マリリさんのデジタル写真集「マイ・シリウス」が発売されました。

週プレ8年ぶりのグラビアで、過去最大の大胆グラビアに挑戦した本作。奥津マリリさんの美しい体や素敵な表情が100ページ以上にわたって掲載されています。

奥津マリリファンとして僕のマインドは中学男子のようなものなので、グラビアの大胆ショットにはドキっとしてばかりなんですが、それでもこの作品にはものすごく感動しました。
発売から少し時間も経ってしまったし、本来のグラビアの楽しみ方ともちょっとズレてるような気もする。色々と野暮だなーと思うところもあるのですが、「マイ・シリウス」について、僕なりの感動を綴ってみようと思います。


アニバーサリーイヤー開幕の花火

まず今回グラビアが発売されることが発表された時のことです。

フィロソフィーのダンスは2024年10月から全国20ヶ所をまわるツアー「The Principal Show 2024-2025」を行っていました。今回のグラビアのニュースが出たのはツアー19公演目の大阪が終わり、残りは千秋楽の東京を残すのみというタイミング。しかも発売はツアー千秋楽である東京公演の翌日です。
2025年はフィロのス10周年のアニバーサリーイヤー。ツアー完走は10周年イヤーの始まりという雰囲気もあり、文字通り「一肌脱ぐか」と言わんばかりの数年ぶりのグラビア披露のニュースは正直痺れました。やっぱりグラビアってインパクトありますからね。ここぞのタイミング、奥津マリリさんカッコよすぎるぜ。

ストイックすぎる努力

そして次に驚きを感じたのはデジタル写真集リリースニュースに合わせて表紙が公開された時のこと。

表紙のとてつもないセクシーショットに思わず混乱し、眩暈を起こしたのですが、冷静になってこのバキバキに仕上げた体に言葉を失いました。

ツアー期間中に撮影したことはおそらく間違いないのですが、このツアーはグループ史上最大規模で、前半8公演(Sweet Time)と後半9公演(Hot Time)、ラスト東名阪の3公演(Road to STAR)で、それぞれ異なる曲目と構成で行われました。
3種類どの公演もとにかく多くの曲が組まれており、MCも最小限で常に歌って踊っての超最高なライブだったのですが、演者にとってそれが超ハードなのは言うまでもありません。
「ツアーは準備期間が大変で、始まってしまえば後はやるだけ」と奥津さんは話していましたが、そうは言っても構成が異なる公演、全国津々浦々の会場を回り、アチアチのライブをしつつ、同時に別の公演の準備をする。まあ大変ですよね。

さらにツアー期間中には並行してシングルのリリースもしていました。リリースって単に録って撮って終わりじゃないんですよね。リリースイベントがあり、これまた色んなところでのミニライブやオンラインイベントをやります。

全国ツアーをまわりながら、違う構成の公演の準備をしつつ、リリースイベントも行う。ほとんど休む暇もないようなハードワークなはずで、実際リリイベでメンバがお休みする日もあり、健康を維持するだけでも大変だったことは容易に想像がつきます。

この超ハードなスケジュールの中、栄養バランスやカロリーのことを考えた食事、トレーニングによる妥協のない体づくりを頑張って撮影に臨んでいたわけですよね。いやはや恐れ入ります。ストイックお化けすぎる。

ストーリー性のある構成

ここから作品本編に触れていきます。このデジタル写真集、100ページ超えの大ボリュームで見応えがありますが、思わず奥津さんのこれまでの軌跡を感じてしまうような、素敵な構成になっています。

最初は、デニムに白のタンクトップを着て海辺を歩くショット。

X投稿のコメントにもありますが、地元感、帰ってきた感を感じるんですよね。「お互いいろいろあったよねー」みたいな。

奥津さんと言えばマリチチというキャッチーな代名詞がありますが、マリチチが生まれたきっかけがまさにこの週プレなんですね。

その週プレに8年ぶりに帰ってきたグラビア。色んなことを経て、しっかり経験を重ねて、大人になって帰ってきたぞ。そんな雰囲気で始まっています。また、奥津さんと言えば小田原(海)ですしね。そういう少しホッとしてリラックスした柔らかい雰囲気もあってとても好きです。

次の赤い緩やかなワンピース姿もとびきりセクシーなんですが、これもなんだかかつてのグラビアを彷彿とさせるというか、幼さを感じさせていたあの子がこんな大人になった、けれども中身は変わってないよ、みたいな印象を受けます。

↓こちら2016年の記事なんですが、この記事の最初の写真の衣装と雰囲気が似ているなーと感じました。ただの思い過ごしかもですが。

この過去の記事では、アイドルやグラビアに対する気持ちの変化のようなものにも触れられています。

―奥津さんは元々シンガーソングライターだったわけですけど、その気持ちの変化はアイドルを始めたことで起こったんですか?

奥津 そうですね。アイドルになったことは大きいと思います。ファンの方の中には「楽曲だけで勝負してほしい」っていう人もいましたし、私もかなり悩んだんですけど…。

―やっぱり、葛藤があったんですね。

奥津 “シンガーソングライター”って箔(はく)があるわけじゃないけど、「自分で生み出したもので勝負する人」だと思い込んでいたんです。だから他の人に書いてもらった曲で売れるよりも、自分が書いた曲で売れるほうが嬉しいと思ってたし、「カワイイ」って評価されるのも嫌でした。

―「カワイイ」って、普通の褒(ほ)め言葉じゃないですか!

奥津 「歌で評価されたい」っていう気持ちばかりだったんですよ。でも考え方を変えれば、「カワイイ」も「歌が上手い」も全部自分への評価なんだなって気づいたんです。自分を好きになってくれる入口は顔でも歌でも、なんでもいい。シンガーソングライターより出会う人の数が多いアイドルになって、最終的に自分の歌を愛してくれる人が増えたらいいなと思えたんで。もちろん、アイドルを低く見ているわけじゃないですけど、私は歌を歌って生きていきたいから。

2016年のインタビューより

アイドルになる前は音楽ではなく見た目で評価されることへの嫌悪感があったと語りつつも、グラビアを通じて自分の新たな魅せ方に気付き、それが時を経て積み重なって今のキャラクターになり、自信になって歌を届けているのかなと思うと、やはり奥津さんにとってグラビアでの表現には強い意志や思い入れがあるんだなと改めて感じます。

本編ではこの後も、奥津さんの素敵な表情、マリチチ、マリシリ、マリモモ、マリ・シリウス(今回初めて出したお尻のホクロのことだそうです)などが惜しげもなく掲載されています。

本人曰く「デジタル写真集ならばズームせよ」とのことで、その美をしっかりじっくり堪能いただきたいところです。

そして最後は奥津さんの大好きなビールを飲みながらのラフなショット。ちょっとした打ち上げ感、オフみがあるし、ここまで完全オンで「なんちゅー表情しとるんやマリリ…」みたいな感じで見ていたこちらも、緊張感から解放される感じがあって、不思議な安心感を感じます。にっこり笑顔もたくさんあるし。

地元感のある海辺で始まり、バキバキに仕上げた美ボディを惜しげもなく披露し、にっこりビールで終わる。奥津マリリさんの人間味とストーリーが詰まってる感じがして、すごく好きです。

作り手との信頼関係

8年ぶりの週プレグラビアとのことですが、ここに込められたストーリー性とその解像度には、長い信頼関係みたいなものを強く感じますし、「グラビアでしか表現できない奥津マリリの魅力を撮ってやるぞ」みたいなディレクションの熱意も感じます。

クレジットされているライターの方のお名前を見ると、ガラスガールでの連載「奥津マリリはビールが飲みたい。」やガラフェスの文脈も繋がっていることもわかり、そこには積み重ねてきた強い絆があるんだろうなと思うと納得です。
なんせガラフェスの奥津マリリソロステージは僕の中で完全に伝説になってますからね。もしかしたら、あのステージをオファーして、更には「魔法をかけてあげるよ」をリクエストしてくれた方だとしたら、点と点が強力につながって、もはやファンとしてはいくら感謝しても感謝しきれないくらいの気持ちです。(この時も感動で爆泣きしました)

インタビューにも込められた熱意

グラジャパのデジタル写真集には、『グラビアロングメイキングムービー(約28分)』と『特別インタビュー「フィロソフィーのダンス10周年イヤー突入企画 奥津マリリを構成した10の出来事」(約18分)』という豪華なムービーも収められています。

メイキングムービーは、初めてグラビアをやった2016年の映像から始まるのがいいです。インタビューや撮影の合間のトークも多く収録されており、長く歩んできた中で、これまでの努力や経験が今を肯定しているといったお話もあり、話す様子には達観した雰囲気もあってすごく素敵です。ティザーでもその雰囲気が少し見れるのでよければ。

もう一つの特別インタビューに関しては、もはやグラビアがほぼ関係ない、フィロソフィーのダンスや奥津マリリさん自身の10年の振り返りです。
これに関しては、このインタビューを掲載してくれたグラジャパさん、本当にありがとうの気持ちですね。マジ感謝。10年間、色んな努力と経験をされ、それが地続きになって今の奥津さんを形成しているんです。ファンとして感慨深いし、なんというか、出会えて感謝な気持ちと続けてきてくれてありがとうの気持ち。


最後に

はい。という訳で、僕なりに写真だけじゃない、この作品の素敵ポイントを書いてみました。
本音はつい照れ隠しで「楽曲派」とか言って🫣🫣🫣な気持ちになってしまう中学男子マインドなんですが、バンド、SSW、アイドルと歌い続ける人生を歩んできた奥津さんにとって、グラビアでの表現も今につながるとても大きなファクターなんですよね。

奥津さんのグラビアそのものへの思い入れについては、インスタライブで事細かに語られているので、こちらのアーカイブもおすすめです。1ページ1ページ、こだわりの見てほしいポイントを熱く語っていますので、写真集とセットにぜひ。

「奥津マリリのこっそりやってまラジオ」というご自身のラジオ番組でもグラビア熱をがっつり語っていました。
これらを聞いて、グラビアそのものの見方も少し変わって、中学男子が高校生くらいになれた気がします。

はちゃめちゃに美しく仕上げたボディを大胆に披露したグラビア。その中には作り手の情熱と奥津マリリさんの人生を感じました。そして奥津マリリさんが持つ人としての素敵な引力が込められた作品に、心から感動しました。

最後に女性ファンであるtoyokoさんのnote記事をリンクします。女性が見てもその美しさにうっとりしてしまう素敵な作品です。

最後まで読んでくださってありがとうございました。それではまた。

#マリチチ祭  

いいなと思ったら応援しよう!