【ライブレポ】Halu Hinata Birthday Live 2023
2023/1/21(土)にフィロソフィーのダンスのディーバ・日向ハルさんの生誕祭に行ってきました!もう、とにかく超最高だったので、ライブの感想を残しておきたいと思います。
Halu Hinata Birthday Live 2023
Billboad Live Yokohama
2023.1.21 Sat
1st stage: OPEN 15:30 / START 16:30
2nd stage: OPEN 18:30 / START 19:30
アイドルといえば生誕祭という年一イベント(お誕生日イベント)があるんですね。グループのライブとは違って、個人にフィーチャーして開催される生誕ライブは、ファンには外せないイベントです。
日向ハルさん(ハルちゃん)の歌唱力については言わずもがなですが、もしハルちゃんをご存知ない方は、過去の生誕祭で披露したカバーやグループの曲がYoutubeや各種サブスクでチェックできますので、まずぜひ聴いてみてください。聴いていただければ一発だと思うんですが、まじで凄いですよ。圧倒的。
そんなハルちゃんの今年の生誕祭は、なんとビルボードライブ横浜!普通のライブハウスとはちょっとというか、かなり雰囲気の違う場所ですね。今回はグループの出演もなし、ソロリサイタルです。
今回僕は1stステージのみの参加してきました。
始まる前から期待値マックス
ビルボードライブ東京はこれまで何度か行ったことがあるのですが、ビルボードライブ横浜は今回が初めてです。とはいえ、同じビルボードライブなので雰囲気は知っていたということもあり、はじめに生誕イベントがビルボードでやるって発表されたときはすごく嬉しかったし、何か誇らしい気持ちになったことを憶えています。
その後、ゲストで土岐麻子さんが出演されるというのも発表されました。
土岐さんシンバルスのボーカリストであり、しっとりとしておしゃれで特徴的な歌声が唯一無二の方です。土岐さんは「目隠し」というハルちゃんのソロ曲で詞を書いた繋がりがあって、土岐さんとの共演が発表された時もすごく嬉しかったです。
さらに期待が上がったのはライブ1週間前の1/14、ライブメンバーが発表されたときです。
発表された瞬間にまず歓喜したのはコーラスの真城さん!ヒックスヴィルのボーカリストであり、ハルちゃんのパワフルボーカルに真城さんのソウル系のコーラスは絶対合うと思ったし、土岐さん真城さんハルちゃんって…もうその時点でテンション爆上がりしました。
加えてバンド編成も超上がりましたね。ベースの真船さんはEgo-Wrappin’ で演奏されている方で、たぶん気付かず何度も演奏見ていました。
ギターのKBさんとピアノの櫻井さんは今回初めて知ったのですが、調べるほどにめちゃくちゃ凄そうで、このめちゃくちゃおしゃれなスリーピースでビルボードは絶対最高の雰囲気になると確信しました。
とどめはライブプロデューサーの本間さんのこちらのつぶやき。絶対とんでもないことになるという確信をもって当日を楽しみにしていました。
ライブ開始前のドキドキ
今回、僕はサービスエリアの自由席のチケットを買っていました。
ビルボードライブの座席を少しご説明します。
ビルボードライブには、大きくサービスエリアとカジュアルエリアがあります。サービスエリアはステージに近いフロアで、カジュアルエリアは上の階になります。ビルボードライブ横浜は2階がステージとサービスエリアで、3階がカジュアルエリアでした。ビルボードライブ東京は縦長で複数フロアあるのですが、横浜は2フロアでしたね。会場は一目瞭然、最高におしゃれです。
ビルボードライブはライブレストランなので、ライブを楽しみながらお酒やコース料理を含む食事を楽しめるのが一番の特徴です。サービスエリアはスタッフが常駐し、レストランのように席で注文することができますが、カジュアルエリアはバーカウンターに行って自分で注文するセルフサービスです。カジュアルエリアはスタッフサービスがない分、チケット代が少し値引かれます。
ちなみにライブ見たいだけなのに食事しないといけないの?と思われる方もいるかもしれませんが、何も注文せずにライブだけ楽しんでも嫌な顔一つされませんのでご安心を。
※ただし、一般的なマナーとしてドリンクだけでも良いので、1人一品は最低注文しましょう。お金がないけどライブだけは見たいという学生さんでも入りやすい雰囲気ですが、ライブレストランなので飲食無しは本来推奨されないと思います。
自由席については、会場内の自由席エリアから当日好きな席を選ぶことができます。整理番号順に会場に案内され、スタッフにアテンドされながら、自由席エリアの空いている席から、希望の席を選ぶスタイルです。
ビルボードにせよ、ブルーノートにせよ、個人的に自由席好きなんですよね。指定席料金がつかないというのもあるんですが、適度なサイズの会場なので、ぶっちゃけどの席でも音もよく聞こえるし、ステージもよく見えるので、余程の拘りがなければ自由席でいいかなという感覚です。
チケット代金の話だけでなく、会場に入ってから席が選べるというのも好きです。バンドの中で特に見たいパートがあれば近い側を選べるので、スタッフさんに目当てを伝えれば、空いてる席からお薦めの席を案内してもらえます。
ビルボードライブ横浜は入り口がステージ前上手でした。入ってから、まずステージを眺めつつ下手側に移動。今回は整理番号もかなり若かったので最前列も行けましたが、会場端の最前だとちょっと眺めが悪そうで、少し下がった下手側の席にしました。
こちらが席についてからの写真ですが、めっちゃいい席です。
この時点でステージ見て、
・ピアノはスタインウェイ1つでキーボなし
・ベースはウッベと5弦エレベ
・ギターはちょっと遠くて写ってないけど、ジャズマス、テレキャス、アコギ、フルアコの4本!
という楽器編成。事前にめっちゃ期待してたけど、この楽器の布陣で更に期待が爆上がりしました。
このあと、舞い上がって写真を撮るのを忘れてしまったのですが、黒ビールとナチョスをいただきながら開演を待っていました。
ちなみにこの日のオリジナルカクテル(出演アーティストをイメージしたカクテルが公演毎に提供されます)は、カンパリで色付けされたハルちゃんの好きなハイボールで、昨年10月に発売されたフィロのスのEPのタイトルと同じ Red Carnival という名前のカクテルでした。こういうところもおしゃれですよね、ビルボード。こちらもいただきましたがめっちゃうまかったです。(ベースがバーボンだったのも個人的には◎)
ライブレポ
ここからいよいよ本番です。正直いろいろ興奮して詳細までは憶えていないところもあるのですがセットリストと合わせてレポートしてみます。
開演〜入場
定刻になり会場の照明が落ちるとバンドメンバー入場しました。この時、楽屋口が下手側会場後方ということにこのとき気付き、この後ハルちゃんがめっちゃ近く通ることになると思って急にドキドキしました。
バンドが最初はアコギ+ウッベで軽く音出し。ジャジーな感じからBBBっぽいセッションでまずは会場をスイッチオンします。
後方をチラチラ見ていると、ライトアップなしで扉が開きハルちゃんの登場です。観客の顔をチラ見することなく、緊張と気合いがこもった笑顔でまっすぐとステージに向かっていくハルちゃんの姿を見て、もうすでに鳥肌が立ちました。
ジャスト・メモリーズ→ジョニーウォーカー→ウェイク・アップ・ダンス
1曲目はなんだろうとドキドキしてたら、ピアノのイントロでジャスト・メモリーズ!フィロのスの中でも思いっきり歌い上げるバラードを1発目に持ってきました。うぉーいきなりきたかー!と心の中で歓喜。そして終始鳥肌。
続いてのジョニーウォーカーもまさに酒場で聴くにはもってこいのフィロのスのナンバー。イントロのピアノがかっこいいんですよね。「足りない ヘイマスター もう一杯ちょうだい」ですよ、ビルボードでこの曲は一気にテンション上がりました。歓声あげれないけど観客もヒートアップしたはず。
そして3曲目のウェイク・アップ・ダンスはハルちゃんのかっこいいフェイクから始まる曲で、このバンド編成にまさにピッタリ。かっこいいメロから一気にテンション上がるスウィング系のサビ!バンドも歌も超最高で、座りながらですけど体揺らしまくってました。あまりに心地よくて目をつむりながら音感じて体揺らして、やべやべ俺全然ハルちゃんのこと見てないじゃんって気づくこともしばしば。
フィロのスのライブでもあまり演られないレア曲だったようで、Twitterでもこれ聴けてよかったっていう声が上がってました。
美空ひばりメドレー(東京キッド〜真赤な太陽〜お祭りマンボ)
自分のルーツになっているアーティストで、これまでカバーしたことのない方の曲をやりますとのMCからのまさかの美空ひばりメドレー!
これがまた絶品でしたね。12月にハルちゃんが横浜シティーポップ祭というイベントに出ていた時は、どちらかというとしっとり寄りのカバーだったのですが、今回のカバーはハルちゃんの張った歌声が思い切りハマってて超かっこよかったです。思わずわっしょいわっしょい言いそうになりました。ホント、みんなよく歓声我慢してたよな。心の中でみんな叫んでたと思います。
歌声はもちろんバッチリハマってましたが、ハルちゃんは身長144cmですが、Wikiを見ると美空ひばりさんは147cmだったそうです。ご本人がインスタストーリーズにもあげてましたが、なんかもう歌も見た目も美空ひばり2世じゃん。
Part of Your World
続いてディズニーのリトル・マーメイドからPart of Your World。MCと思ったらミュージカル調の語りからそのまま曲に入っていったんですが、これがまた、超最高でしたね。歌っている姿が本当に美しいし、歌詞の一つ一つが凄く心に突き刺さってきて。この曲は聴きながらマジ泣きしてました。本当に良かった。
目隠し→スキャットセッション→美しい顔
そしてここでゲストの土岐麻子さんが肩が出ている青いフワッとしたワンピースを着て登場。めっちゃ美しい…よく聴いてた頃からずいぶん時間が経ちましたが、初めて生で見れました。マイク取って最初の一言目の声で、うわー土岐さんだ、土岐さんが目の前にいるー!ってなって感動しました。
土岐さんとは、ハルちゃんのソロ曲の「目隠し」と、土岐さんの「美しい顔」をそれぞれ共演。「美しい顔」はハルちゃんが心のお守りにしている曲だと紹介していて、この詞を書いた土岐さんに、自分の曲の詞を書いてもらいたいと思って「目隠し」の作詞を依頼したとのこと。二人の繋がり素敵だな。
個人的にこの共演のハイライトは曲間のスキャットセッションですね。土岐さんのリードをハルちゃんが追う感じがめちゃくちゃ愛おしかったのですが、グループとは違うハルちゃんの可能性を大いに感じました。アイドルNo.1歌唱力を持つハルちゃんですが、まだまだいろんな伸びしろがあって、きっとこれからもっともっと凄い歌い手になるんだろうなと思いました。
あと「目隠し」のときに、土岐さんハルちゃんとバックで真城さんがコーラス入ってて3人でハモってた時が最高すぎました。最高すぎてもう本当に今日来て良かったって思いましたし、時間が許せば終わってから2ndのチケット買おうとよぎりましたね。(結局時間の都合で帰ったのですが)
VIVA運命
土岐さんがステージを去っていよいよ本編終盤です。ここでベースがエレベに切り替わり、カッティングギターとファンキーベースのナンバー・VIVA運命!ドラムレスのおしゃれバンド構成でもビート感があってノリノリの演奏。少しゆったり目のBPMでおしゃれ度高めでも、超グルーヴしてました。つーか真船さんかっこよすぎて見入ってました。あとKBさんギターも最高なんですがコーラスめちゃくちゃうまくてそれも最高でした。あ、しまったまたハルちゃんみてないじゃん俺。いやほんとバンド超最高でした。
You Can’t Stop the Beat
そしてラストはこれまたミュージカルラインでヘアスプレーからYou Can't Stop the Beat!この曲は作品のラストシーンで、古い考え方とか見た目とか人種とか、いろんな差別的な要素をノリノリ音楽のポジティブパワーで全部ぶっ壊して最高にハッピーになる曲で、このライブでもみんなノリノリでした!いや、本当立ち上がって踊りたくなりましたよ。
Part of Your Worldを聴いて、You Can't Stop the Beatを聴いて、ハルちゃんのミュージカルを早く観てみたい気持ちです。それに、ソロ活動でいろんなミュージシャンとのセッションにも期待です。グループとは違う活動がグループに新たなエネルギーを与えてくれるだろうなと思います。
アンコール:愛の哲学
結構時間がおしていたのか、You Can’t Stop the Beatが終わって、アンコールを煽りながの退場、からのすぐに再入場してラストMC。会場への感謝とともに、みんなからの愛を受け取り、愛をみんなに送るとのコメントからの「愛の哲学」。
この曲は昨年リリースされたフィロソフィーのダンスのアルバムタイトル曲で、これからもフィロのスを支えてくれる名曲だと思っています。
実をいうと、愛の哲学のときは結構胸がいっぱいになっちゃって、曲の詳細あんまり覚えていないんですよね。ステージをゆっくり歩きながら、観客一人一人の顔を見て手を振ったりハート送ったりしながら歌い上げる姿が美しくて、とにかく感動してました。
ハルちゃん自身もビルボードでやることを大きな挑戦と感じていたようですが、この日が新たなスタートとも言っていたし、すべてのパフォーマンスを見て、これから先ハルちゃんがどんどん大きくなっていく予感しかしませんでした。
最後に
ハルちゃんのビルボードでのライブは、オタクたちの中でも一大イベントでしたね。会場に着くと、誰かの披露宴かいってくらいバキバキに一張羅を決めた紳士淑女が集結していて、そういうのもなんかめっちゃいいなと思いました。みんなハルちゃんのメンバーカラーに合わせて赤いチーフとかネクタイとか決めて、本当気合い入ってました。ファン一同のお花もセンスよすぎる…推す力ってすごいですね。
僕もこの日はちょっぴりおしゃれして、数年ぶりにドクターマーチンのラバーソールを履いていきました。やっぱり気合入りますね。ライブ行くだけでもワクワクするのに、この日はそういうのも込みで本当に特別な1日でした。
休日家を空けると家事育児を妻に任せっきりになってしまうので、とにかく妻には感謝です。
自宅に帰って子どもたちのお風呂と寝かしつけだけやって、最後は会場で購入したイベントグッズのロックグラスでバーボンをいただき〆。いやいやそこはジョニーウォーカーじゃないんかいっていうツッコミがあるかもですが、圧倒的バーボン派なので、Red Carnivalに合わせてテネシーにしました。
日向ハルさん、改めてお誕生日おめでとうございます。素敵な1年にしてください。最高のイベントでした。
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