CSP-SM受けてみることにした そのxに向かって「コーチングを行なう時の重要な前提を2つあげよ」
これまでのあらすじはここから
2.6 コーチングを行うときの基礎となる重要な前提を最低2つあげよ
選んだ2つの前提
コーチは継続的に関わる必要がある
コーチは課題解決の責任を負わないことを説明する必要がある
1:コーチは継続的に関わる
説明
コーチは継続的に関わる必要がある。課題解決ではなく、クライアントが望む方向に並走する活動としてのコーチングは、数回のセッションが必要だと感じる。
それは、1回の時間ではクライアントの内面を引き出し切ることはできないからだ。さらに、継続的な活動を通じてしか、コーチとしてクライアントの習慣や行動の変容につなげることができない。
目標達成への万能薬はないゆえに、継続的に関わることで変化に対応する必要がある。
体験
チームのメンバーに対してコーチングのセッションを実施している。
コーチングを受けることすら初めてのメンバーとの取り組み。
やはり、継続的に関わることでしか変化を促すことはできなかった。
初めてのセッション。お互いの関係性やコーチングの場での期待値や向かう先が不明確。そして、お互いが探り合うような状態。
会話することに慣れてくる。話題を深めることにより、何かにたどり着いたような感覚を得てくれるようになる。
自己認知への深まりが安定して出てくる。行動変容のための具体的な動きが決まってくる
というような体験ができた。
しかし、実体験として継続した取り組みを促すことはまだできていない。
更に、行動に対しての本人の意義の探究「本当にやりたいことなのか」などまだ取り組めていない。
2:コーチの役割の定義の必要性について
説明
コーチはコンサルタントやティーチャーのような、課題を積極的かつ主体的に解決してくれる人ではない。積極的に教えてくれる人ではない。その事を最初に擦り合わせる必要がある。コーチは課題解決に責任を負わない。1つ目とも類似する点である。
コーチの役割を定義しないと、クライアントが主体的に考える事をしない。コーチに対して答えを求めることをしてしまう。
コーチが答えを出すということは、クライアント自らが選択する機会を奪ってしまう。
自己選択しないということは、内発的動機付けが薄れ、達成の理由が不明確になってしまう。
体験
コーチングを開始する際には、初回セッションで「コーチは課題解決をしない」という事を明示する。それでも、クライアントはコーチの意見を求めるし、何かしらの指針を求めてしまう。
逆に、コーチングをしていると、自分が解決策を思いついてしまう体験もある。解決策と思わしきアイディアが浮かぶと、なかなかそこから離れることができない。さらには、そのアイディアを思いついている間は傾聴はできておらず、クライアント中心な時間ではなく、違う世界で活動をしているように感じる。
まとめ
1・2ともに、コーチをする上では忍耐が必要なように感じる。
コーチもクライアントも共に忍耐が必要である。
お互いに、いつ成果が形になって現れるかわからない事柄に対してお互いを信じて進まなければいけない。
その協業をするためには、お互いに信頼が必要になる。
信頼は簡単にできるものではなく、作り込む必要があるので、時間がかかってしまう
後書き的な
「コーチが課題を解決しない」ということは、間違っていると、トレーナーから指摘を受けた。「コーチは課題解決の結果責任を負わない」が正しいと。直接的ではなくても何かしらの課題解決に至らないと、コーチの価値がないからということ。