注文住宅を建てた話(6)積水編1/4
この記事からは各メーカー4記事ずつ × 3社=12記事にわたってハウスメーカー検討段階の話を書いていきます。便宜上、積水 ⇒ ヘーベル ⇒ パナの順番で書いていきますが、実際は各社並行して打合せを進めました。
積水ハウスとの出会い
住宅業界とか興味ない人でも知っている超有名メーカーだと思います。CMもたくさんやっているし、歴史も古いです。それだけに高級でも廉価でもない万人受けするメーカーのイメージだったのですが、実は結構グレード高めの部類に入ることをはじめて知りました。
今回検討した3社の中で積水が最初の展示場訪問だったわけですが、勉強不足で知識に乏しく、自分たちの家のイメージもあまり具体化できていなかったので、実りあるファーストコンタクトにはなりませんでした。
ついてくれた営業マンはいかにもベテラン風の方でした。展示場に来るのは初めてなので、打合せの半分くらいは積水ハウスに関係ない基本的なこと(住宅ローン減税の話とか)のレクチャーに終始し、残りの半分で積水ハウスの特徴などを教えてもらいました。
住宅業界の闇
大げさなタイトルかもしれませんが、積水との最初の打合せでちょっとしたカルチャーショックを受けました。それは、ハウスメーカーの営業の方は結構気軽に他社を攻撃(○○社の△△工法はここがダメ、とか)することでした。最初は積水の営業マンが特別アグレッシブな方なのかなと思ったのですが、どうやらそうではないことが後からわかってきました。
私は鉄鋼業界でBtoBの営業を3年ほどやっていたことがあるのですが、自社、他社含め、顧客に面と向かって競合他社を攻撃するような人は見たことがありませんし、もしいたら顰蹙を買うような世界だったと思います。そういう世界しか知らなかったので、さらっと他社のネガキャンを差しはさむ営業トークに最初は面食らいました。
またこれもだんだんわかってきたことなのですが、住宅メーカーの営業さんが他社を攻撃するのは、顧客に自社で契約してもらうためにあることないこと吹き込むつもりで言っているのではなく、本当に自社の方が優れていると信じていて、彼らとしては真っ当に(?)他社の弱点を指摘しているだけだということです。
なかには確信犯でウソをついている悪い営業さんもいるかもしれませんが、私の感じた限りでは、営業さん自身の本音として他社の良くない点(客観的に真実かはこの際おいといて)を言っているケースが多いと思いました。
いずれにせよ、営業さんの言っているセールストークや他社へのネガキャンが客観的に正しいのかどうか判断するためにも複数のハウスメーカーを見た方がよいと思います。