2023 J2 第8節 FC町田ゼルビア vs ブラウブリッツ秋田

停滞気味の秋田が、絶好調町田のホームに乗り込んでの一戦。スタメンはこちら。

デューク不在で3バックで入った町田に対し、秋田はいつも通りの4-4-2。畑は今季初スタメン。池田、稲葉と無事再会を果たす。

試合は、どちらペースとも言えない状況の9分に物議を醸す青木のロングシュートが飛び出す。完全にゴールラインを割っているが、それを判定できる人がいなかった。秋田の面々も最前線の丹羽くらいしかアピールしていなかったので、平面で見るとホープ・ウィリアムがなんとか防いだぐらいにしか見えていないのだろう。
仕方ない事象ではあるが、それで済まされるのは納得いかない。追加副審かVARしか解決方法はないと思うが、今後どうなるのだろうか。

ホープ・ウィリアム選手もこの件に言及されてたので、秋田サポーターはご一読を。

その後は秋田ペースで試合が進む。町田としては、これまで守備から入り、前や中盤でボールを奪ったところから自分たちのリズムを作ってきたわけだが、秋田がボール保持をするチームではないため劣勢を強いられることとなった。秋田は、町田3バックがボールを持った際、丹羽、青木とサイドハーフどちらが1枚がしっかりチェック行い、もう1枚のサイドハーフと諸岡、藤山が町田のボランチを監視することで自分たちのボールにすることができた。また、そこを剥がされて自陣に侵入されても、河野、阿部を含めた統率の取れたDF陣の距離感のお陰で事なきを得る。それでもクリアミス等、自分たちのミスからショートカウンターを招くシーンがあったが、失点には繋がらなかった。

決勝点は84分のロングスローから。

🎥ゴールシーン速報
⏱84分
⚽️#阿部海大#髙田椋汰(@ryota06103457)のスローインから #梶谷政仁(@kajiyuki_17)がニアで擦らし、最後は阿部！
今季初ゴールとなりました👏#ブラウブリッツ秋田 #シン・秋田一体 pic.twitter.com/9WnYOIdp8X

— ブラウブリッツ秋田（公式） (@blaublitz_akita) April 8, 2023

黒田監督の代名詞とも言えるセットプレーから決勝点を奪うことができて良かったし、阿部のマークが池田だったというのも感慨深い。

試合はそのまま終了し、秋田が町田の今季初黒星をつける形となった。

町田のパフォーマンスが敗戦に値するかというとそうではないが、より「徹底」した方が勝ったという印象。
また、ロングボールで敵陣に深くまでボールを持っていった際、コーナーキック、ロングスローを取りに行ったり、簡単にクロスを上げるのではなく、諸岡や藤山を経由してバイタルエリアに侵入しようとするシーンが見られたのも興味深かった。実は、このシーンは前節や前々節も見られたので、相手に合わせているのではなく継続的に取り組んでいることなのだろう。より、得点が増えるために必要なプレーのため、こういったシーンが増えていくと良い。

次節は水曜日に東京ヴェルディ戦。今季初の連戦、しかも連続東京での試合となるが、引き続き「徹底」で勝ち点を積み上げたい。