2023 J2 第12節 ブラウブリッツ秋田 vs ファジアーノ岡山

秋田は4失点で大敗した後、ホームで迎える大事な1戦。岡山は勝ちきれない戦いが続く中、風向きを変えたいところ。スタメンはこちら。

秋田は阿部が契約上出場できないため、そこには小柳。出場停止の諸岡のところには田中がスタメンとなった。
岡山は予想からは大きな変更はなし。

試合は当初の予想通り、互いのDF陣とFW陣のエアバトルが繰り広げられ、中盤はセカンドボールの奪い合いとなる。エアバトルはほぼ互角だったが、セカンドボールの奪い合いで秋田が勝ったため、前半は秋田ペース。田中のミドルシュートなど、決定機はあったが得点は奪えず0-0。

後半は、前線の配置を修正した岡山が盛り返すも、それでも五分五分といった展開が続く。秋田は交代カードを使い、試合を通して強度を保ったが、84分に小柳のファールでPKを献上。これをバイスにしっかり決められて万事休す。今季初の連敗となった。

PKについては仕方ないので、特段言及することはない。この試合の問題点は、セカンドボールの回収で勝った前半に先手を打てなかったことだろう。セットプレー、ロングスロー、サイドからのクロスなどを織り交ぜて、ペナルティエリア内に侵入したにも関わらず０得点。守っては岡山をシュート0本に抑えていただけに、本当に痛かった。
それでも、出番の少なかった田中、小柳のパフォーマンスや、秋田の象徴である加賀健一が今シーズン初出場したことなどをプラスに捉えて戦っていくしかないだろう。

次節はアウェイでの仙台戦。ここを落とすと、仙台に勝ち点で抜かれ、一気に中位争いの団子に巻き込まれる。引き続き、攻撃陣の奮起に期待したい。