『幸せのレシピ』(原題:No Reservations)感想※ネタバレあり

『幸せのレシピ』
(原題:No Reservations)

監督スコット・ヒックス
脚本キャロル・フックス
出演者
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
アーロン・エッカート
アビゲイル・ブレスリン

すごく良かった。穏やかな気持ちになれる、満足度の高い映画だった。お互いの気持ちが、近づいたり離れたりする物語のテンポが絶妙で、彼らのこれからの生活をずっと見ていたくなるような作品だった。

タイトルから予想していた単なる恋愛映画ではなく、もっと深く、そしてとても丁寧に人との向き合い方が描写されていた。

融通の効かないケイトが、人の懐に入るのがうまいニックに惹かれるのはよく分かる。ケイトとニックの恋のシーンや、ケイトとゾーイの衝突のシーンでは特に、なんとなくこうなるんじゃないかと予想する部分を絶妙に回避しながら物語が進むので、どんどん引き込まれた。

ニックが来て、職場が明るくなったあとも、リーアはケイトを信頼しているのが行動や表情から分かるので、それがとても良かった。

ニックゾーイ役のアビゲイル・ブレスリンの灰色がかった緑の瞳がとても印象的だった。


最後まで読んでいただきありがとうございます。 これからもいろいろな作品・体験に触れ、日々の活力にしていきたいなと思います。よろしくお願いします。