相変わらず
そう、相変わらず。
勉強、学校、レポート。
そういった文字が脳裏にちらつくだけで、もう頭がおかしくなりそうだ。
なにも変わってない。すべて、相変わらず。
わりかし短気なので、イラッとすることは多い。パソコンが重いときとか。
ただそんなものとは比にならないような、後を引く苛々。
そうなるともう、何もかもが気に障るようになる。
ちょっとした物音が、声が、鼓膜の奥底まで鳴り響いてくる。
昔よくあった針の体重計みたいに、物凄い勢いでストレス値が上がっていく。
もう止められない。
ショート寸前。発狂寸前。ぎりぎり。
これはダメだと、慌ててイヤホンをつけて、自己世界へと逃げ込んだ。
布団をかぶる。
少し暑かったので、足を器用に使って靴下を脱ぎ、パーカーも脱ぎ捨てる。
それでもやはり暑くて、布団から顔を出す。
閉じた目には、蛍光灯の明かりに透けて、ほんのり赤づく瞼だけが映った。
とても落ち着く。
誰も邪魔しない、いや邪魔できない、自分だけしかいない世界。
聞こえるのは、イヤホンから流れる音楽だけ。
やっぱり、ひとりが性に合ってる。
初めて一人暮らしがしたくなった。
そんなことしたら、何もかもをめんどくさがって、食べるものがなくなって、餓死するだけなのだけれど。
何1つとして良いことがない。
自分はもちろん、周りにも。
ただただ、苛立ちだけが溜まっていくだけ。負のスパイラル。
だからこそ、いちいちレポートなんていうものをやるのが馬鹿らしく思えてきてしまうのだが、やらねばならない。
“本当の” 締め切りまで、あと2週間半。
控えめに言って、めんどくさすぎて死にたい。