なるがままに
気怠さに身を任せていた。ただそれだけのことだ。
なるがままに。レットイットビー。
気怠さに身を任せてレットイットビーだった。そういうことだ。
別に、やらなければいけないことなんて1つもなかったのかもしれない。
もしかしてそうなのかもしれない。
締め切りは締め切りじゃないのかもしれないし、もし締め切りが締め切りだとしてもそれはそれでおもしろい。
あくまでも自分のなかだけの話だけど、おもしろいで済みそうだからもういい気がしてきた。
今日みたいに気怠い日は、きっと低気圧なんだ。
ほら、雨が降ってきた。空がとても重々しい。これは低気圧に違いない。
謎の自信を抱きながら、気圧を確認できるアプリを開く。
でも、こういうときに限っていつも気圧が「正常」なのは、なにかの嫌がらせなのだろうか。
あまりにも何もしていない日の、
あれ…?もしかして私はそもそも何もしなくてもいいのでは…?
という思い込みはちょっと好きかもしれない。