建物から出た瞬間、今までの涼しさが嘘だったかのように凄まじい熱気が身体を包んだ。
整っているようで雑多な、そんな場所。
幾千もの何かが交ざり合って生まれた音が、その活気を助長する。
名古屋と言ってもほとんど都会感のないしずかな住宅街で生きている私にとって、その様はどこか不思議に映った。
いつものことだ。
現実に、すぐ目の前にある景色なのに、いつもなんか変な感覚がある。
そこはまるで、ついさっき観たアニメーション映画の世界のようだった。
何光年ぶりかに外出したらちょっと疲れてしまったので明日はいつも通り引きこもろうと思う。
やっぱりこのしずかな家が1番いい。
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