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本物の〝表現者としての声優〟を目指している人に見て欲しい

 久しぶりの投稿になってしまいました😅。若い表現者向けに記事を書き残しておこうと半ば遺言のような思いでここを立ち上げたのですが、世の中の状況が色々な意味であまりに酷くて全く余裕がありませんでした。そんな中で2023年からどうにか公演活動を再開したので余計に余裕が無くなってしまいまして、久しぶりの投稿となった次第です。スンマヘン🙇。

🌟ちょいとおさらい……声優の定義って何❓

 さて、以前ここで「声優を目指している人に声優の定義を聞くと、ほとんど明快な答えが返って来ない」と言う話を書きました。そもそも定義のないものなど目指しようがないし、仮にあったとしてもそれが明確に分からなければ無駄な事をしてしまうと言うお話です。いずれにしても、「答えられない人がほとんどだ」と言う現実が暗中模索の人の多さを物語っている訳です。切ない……😭

 私の授業を受けた事がある人なら既にお分かりの事ですが、声優を定義する事は出来ます。しかも意外と簡単に。舞台や撮影の現場では求められないけれどもアテレコ・アフレコの現場では当たり前に求められる事が明確にある訳で、要はそれが出来る俳優と言う事がそのまま定義になるのです。そしてその要素は大きく分けると5項目あります。ですから「表現者としての声優とはその5項目が出来る俳優」と言う事で極めてシンプルに定義出来ます。皆さんも具体的に考えてみてください。それが分かれば、あとは「出来るようになるための鍛練を積めば良い」と言う事になりますから、無駄な事をせずに済みます。どうしても分からなければ私の授業を受けてください😄。

🌟声優の定義はライブで見たらよく分かる

 ここに来てようやく公演活動を再開出来そうな雰囲気になってきたものの、今も続くコロナ禍で4年近くも止まっていたので色々な事がリセットされてしまいました。変わったのは主に周囲を取り巻く環境ですが、私自身が目指している事は全く変わりません。
 私は自分のスタイルを「語り芝居」と呼び、それを講談・落語・浪曲に続く4番目の一人語り芸として定義したい。そのために公演活動を続けています。なぜ一人語りなのかと言えば、声優の技術と経験を最大限に駆使して他のジャンルの表現者と差別化が図れると考えるからです。そしてここに「声優の定義」がダイレクトに係わってきます。

 舞台や撮影現場では意識する必要はないけれども、アテレコ・アフレコの現場では日常的に気にかけなければならない事があるのです。通常スタジオでは音声のみを求められるので「音声以外のノイズを出さずに演じる」事を求められます。これは声優を定義するための5つの要素の内のひとつです。ですが、それ以外の要素はスタジオでもスタジオ以外でも特に関係の無い要素です。ですから私は、ごまかしの効かないライブで残りの4つを演って見せる事にしたのです。そう言う表現なら、声優としての技術や経験や知識のない人には簡単には真似が出来ないだろうと考えたからです。とは言え、声優として仕事をしていれば出来ると言うような簡単なものではありませんので、そこは誤解のないようにね😄。

 どう言う事なのかを言葉で説明するのは難しいので、興味がある人は私のYouTubeチャンネルをご覧ください。語り芝居の映像を公開しています。その他にも一発録りで複数の役を演じ分け、一人で別人として会話をしている音声のみの語りもありますので聞いてみてください。そこには声優の定義として求められる要素が全て入っています。

🌟今ならライブで見られる❗

 ここからは宣伝になってしまいますが😅、丁度今、語り芝居「大工調べ」と言う作品の東京公演を控えています。声優の技術と経験を駆使すると、ごまかしのきかないライブでもこんな表現ができると言う事を是非とも一人でも多くの方に観て頂きたいと思います。特に声優を目指している皆さんや若い声優の皆さんに見て頂きたい❗私もあと何回舞台に立てるか分かりませんし、それ以前にいつまで生きているかも分からない歳になりましたのでね(いやマジで)。この機会を是非お見のがしなく‼️

語り芝居「大工調べ」東京公演・2024/2/23-25・3/1-3




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