勝ちはパターンになったら負け。
以前、アートディレクターの関本明子さんが、
定説になった瞬間に、時代遅れです。
こんなことをおっしゃていたのが印象的でした。
もう少し思いやりを感じる発言だったので、ボクなりの解釈によって言葉として盛ってる恐れはあるけど、大筋理解は間違っていないはず。
とにかく、とてつもなく感銘を受けたわけです。
「正攻法や型を重んじること」と、「常に新しい発想をしたい」という、相反する欲求がずっとあって、バランスが取りづらかったのだけれども、前者は保守的精神がそうさせていただけだと、この言葉で気づかされました。
大前提、基礎や基本が一番大事という想いは変わらない。し、基本の上に応用が成り立つと思っています。ただ、その基本の枠から飛び出さなければ、時代が感動する新しいものは生まれない。明白。
歴史やこれまでの文脈を理解した上で、何をアレンジするか。
歴史やこれまでの文脈に敬意を払って、どうアレンジするか。
勝てる方法でしか戦えないようでは、もう負け。
時代が次に進んでいることに目ん玉かっぴらいて、
常に新しさに挑むことが、今のボクにとっては圧倒的に大事。
昨日とは違う発想で、昨日とは違う視点で、昨日とは違う自分で、
パターン化しない、強くてユニークな表現を。
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