みなもさんのゲーム語り in note(02)・ザンファイン

撃てよ増やせよ富刻強兵!(誤字にあらず)
というわけでどうも、こんにちは。みなもです。
今回はちょっと世代が飛んでプレイステーションの低価格帯ソフトから一ついってみましょうか。
これまた個人的に気に入ってるシューティングゲームなのですが、語る機会が少なくて少なくて。

・ザンファイン(プレイステーション)

・で、どういう話なの?


閉鎖コロニーから脱出しよう!以上!完!
…それで終わりなの?と言われたら、うんと答えざるを。

・基本的な操作方法

・方向ボタン
自機の移動

・○ボタン/□ボタン
ショットの発射(連射付きなのでボタン連打しなくても大丈夫!)

・✕ボタン/△ボタン
サブウェポンの発射(ここぞという時に押そう!)

・スタートボタン
ポーズ(ポーズ中方向ボタンを押すと視点がぐるぐる回転するぞ!意味ないけどカッコいい!)

L1/L2/R1/R2ボタンは使用しません

え?ショットとサブウェポンだけ?と思われた方、まあそんなもんですよ。元々アーケード的な感覚のゲームですので。

・ザンファインは、君が選べ。

自機は3種類のボディと3種類のパーツの組み合わせで構成された機体を操作して、全5ステージを突破していきます。
ボディはメインショットと機動力、パーツはサブウェポンと、それぞれの性能に関わってくるため、得意な組み合わせを見つけ出すことが攻略の鍵になります。
ではボディとパーツの紹介。

・ボディ

・グルーオンボディ
前方5方向に拡散ショットを放つ。旋回性能が高い。

・フォトンボディ
前方一直線に細長いショットを放つ。移動性能が高い。

・グラビトンボディ
前方に炸裂弾を放つ。連射性能が低い。旋回性能と移動性能両方が高いため上級者向け。

・パーツ

・グルーオンパーツ
4発の誘導ミサイルを発射する。追尾性能は結構高い。

・フォトンパーツ
前方に光剣を展開する。接近戦で威力を発揮する。

・グラビトンパーツ
後方に爆轟機雷をセット、ワイヤーを切り離しその場で爆発する。コントロールが難しい。

メインショットは射程が存在するため、ある程度接近しないと当たらないという事態が発生します。また移動速度はショット押しっぱなし状態と撃ち止めてる状態とで変わってきます。この微妙な使い分けが高難度で生きてくるかもしれません。
サブウェポンは時間とともにエネルギーが回復、満タンになった状態で使用することができます。すなわち無限に使用可能。

ちなみに自機の組み合わせは3*3の9通り。前述の通り自分にあった組み合わせを見つけて性能をものにすることが攻略の近道になります。

・攻略ルートも、君が選べ。

全5ステージを突破していくというのは前述のとおりですが、最初の3ステージはどのステージから開始するかを選択することができます。

開始ステージを決定すると…多分おそらく面食らうはずです。
「あれ?自分遊んでるゲームのジャンル間違えた!?」と。
ステージはシミュレーションゲームよろしくヘクスが並んだマップで構成されています。各ステージのスタート地点から一マスずつ、上から見下ろしたヘクス状のエリア内にいる敵をすべて撃破していき、ボスのいるヘクスをすべて撃破するとステージボスが登場。こいつを撃破することで初めてステージクリアとなります。

で。
このヘクス攻略にもコツが有りまして。
実を言いますとこのゲーム、ザコ敵をいくら撃破しても1点も入りません。
…シューティングとしてそれはどうなんだ!?とツッコみたいところですが、話を続けます。
クリア済のヘクスは隣接する次の攻略ヘクスへのパワー供給源となります。例えば攻略ヘクスの周りにクリア済ヘクスが2つあれば、攻撃力は2倍になります。4つなら4倍。周りすべてのヘクスを攻略してから攻めれば最大の6倍まで跳ね上がります。
パワーアップはわかったけど肝心のスコアはどうなの?とお思いでしょう。慌てない慌てない。
スコアはボスを撃破した時点での残り時間*周りのクリア済ヘクスの数で算出されます。
そしてボスを撃破すれば残り時間が140ポイント回復します。この繰り返しで攻略していきます。
なるべく時間をかけず速攻で撃破したほうが残り時間ボーナスは稼げますが、そうなると今度はパワーアップの仕込みが心もとなく、同時にボーナス倍率も下がってきます
この辺のバランス調整の上手さがザンファインの肝ではないかと。

あ、言い忘れてました。
このゲームには「残機」という概念がありません。その代わり被弾すると残り時間が90ポイント減ります。これ、地味に痛いです。
常に敵との戦いでもあり制限時間との戦いでもあるヘクスマップ攻略型シューティング。それがザンファインです。

・シンプルだけど実は中毒性高いシューティング。

システムは若干ややこしいところはありますが(特にステージ攻略周りで)、一度コツを掴んでしまえば、シューティングが苦手な方でも最低難度でノーコンティニュークリアも夢ではない絶妙のバランスに仕上がっています。
慣れてきたら徐々に難易度を上げて更に腕を磨いていくもよし夢の大台10万点突破を狙うもよし。更に使ったことのない自機の組み合わせに挑戦するもよし短時間でクリアできるバランスながら意外と骨までしゃぶりつくせるゲームになっております。

・んで、想い出語りとかそんな。

初めてこのゲームを知ったのは、今は亡き「ユーズドゲームズ(後のゲームサイド)」誌だったと思います。最初は「なんか謎の響きのあるタイトルやね」くらいに思ってたんですが、記事を斜め読みするとシューティングらしいと。低価格帯ソフトのオリジナルシューティングかーと、そのときはそこまで関心は払ってなかった記憶があります。
一転したのは相方が「購入したぞー」と見せてくれたことでしょうか。いきなり音楽とシンクロした映像美が異常にカッコいいオープニングデモから始まり。ここでド肝を掴まれます。驚いたのはその後のゲーム画面。
「え?」
自分の思わず漏らした声に、相方が「おや、気に入らない御様子かね?」と声をかけてきたんですが、全く逆の意味のそれでして。
「いや、てっきり横シューか縦シューかと思ってたから…。こんなシステムとは思ってなかったわ
そう、ヘクス攻略要素のあるシューティングなんてまずお目にかかったことがないですから。ダライアスシリーズやナイトストライカーのようなゾーン分岐は経験してますが、この手合のシステムは初めての体験でしたね。
実際に遊んでみるとこれがまた意外と忙しい!
何しろ制限時間との戦いでもあり、被弾したら時間がごっそり減るわけですし。更には次の攻略ヘクスを選ぶ時間の猶予が3カウント。それを過ぎたら再度制限時間が減り始めます。この忙しい感覚が体感難度を上げてる一因になってる感はあるなぁと思ったりしました。
で、実際に自分で購入して遊んでみると…やっぱり難しい。
これはアカンと難易度を下げていって、最低難度までいってようやくコツが掴めてきた感じがしました。何でしょうね、プチプチとステージマップを潰していく快感と速攻でヘクスをクリアしていくバッサリ感。そして圧倒的火力を仕込んでから挑むボス戦。とにかく色々と複雑な要素がカッチリとかみ合った不思議な感覚のシューティングゲームでした。

・今から遊びたいという方へ

実は意外とプレミアが付き始めて、某ネットショップでは倍以上の値段で取引されてると聞き「ウソだろ承太郎!?」となっております…(とは言え定価が1500円ということを考えるとまだ安い方…ではありますが…うーん…)。
なのでショップで見かけたときはお値段と応相談という感じになりますか。
お安く買いたいという方へはPS3/PSP/PSVITAで遊べる「PSゲームアーカイブス」で配信されていますので、こちらを利用するという手もございます。

ということで。今日も元気にコロニーから脱出しよう!あ、ラス面で詰んだ。ギャース。

(文責・みなもりゅうぞう)

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