栄光なき良コミック選書 ハイファイクラスタ編
竜神は昔からコミックが好きで結構読んでるんですが、自分が気に入った作品が悉く打ち切りを食らう、と言った特殊能力があります。好きになった作品に申し訳ないなという気持ちが大きいくらいです(汗)せめてもの罪滅ぼしに作品紹介できればと考えます。今はkindleとかで読めたりもしますしね。
ハイファイクラスタ
あらすじ
様々な才能をダウンロードして使える発明品“才能ラベル"が生活の一部となっている2045年。便利になる一方で増加するラベル犯罪に、通称「六攻特課」のメンバーが、歴史に名だたる偉人の能力で立ち向かう!(Amazonより)
竜神は好きでした
とりあえず、あらすじ読んでも話が見えにくい(汗)舞台背景としては書いてある通りなのですが、筋立てとしては、主人公ぺー太が自分の弱さを乗り越えて成長していく、と言うお話のはずだったのですが…。
連載が始まって第1話に関しては、非常に衝撃を受けました。偉人の才能をアイテムとして使える、元々の無能力だと思われた主人公にレアな才能が有る、幼馴染の姉替わりの女の子を救うために立ち上がる、とか結構燃えるお話で…。一話を読み終わった時にはかなりの高揚感で、はやく次が読みてぇと思った記憶があります。六攻特課の課長さんなどは非常に味のある人物で、伏線としての含みも有ったり、いける作品か?と思ってたのですが…
実際のところ
導入は良かったんですが、実際のストーリーに入ったところからはかなりの失速。六攻特課のメンバーのキャラ・能力も結構微妙であんまり話を動かす魅力がない…。かと言ってストーリーラインでも、興味を引くような展開にならず…とかなり作品として厳しい状態に、あっという間に陥ってしまいました。ピンチを感じたのか、たぶん先のために取っておいたであろう黒幕キャラもかなり早めに投入してきたのですが、そこで話が展開するでもなく、なんとなく底の浅さを感じさせてしまう有様に。打ち切り前には、既にどうしたらいいかわからない、と言うのが明白にわかる大迷走となっていました…。いや、自分は好きでしたよ(汗)作品自体の面白みを出せないままもがいていたのも事実でしたが、ちょっと連載開始時期も悪かった。特殊能力物として今や不動のジャンプのエース、「僕のヒーローアカデミア」と時期が被った連載スタートでした。(ヒロアカの開始が2014年32号、ハイファイクラスタは2014年42号開始)。これが無くても運命は変わらなかったかもしれませんが、自分も比較はしてたんで、失速のスピードを後押しする要因にはなっていたかもしれません。
後半は話がぶっ壊れてるんで、あまりお勧めしてもいけないのかもしれませんが…。でも、ホントに最初は面白かったので、次回作は爆発するかもしれません。先物買いでちょっと読んでおくのもいいかもですね。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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