YACS優勝 炎王スネークアイ デッキ解説
はじめまして。
普段関東で遊戯王をしている、れいと申します。
3/23に開催されたYACS東京において、見事優勝する事が出来ましたので、この度、筆を執らせていただきました。
時期が時期な事もあり、本記事は全文無料となっております。
制限改訂発表までの暇つぶしにでも読んでいただければ幸いです。
本記事は大きく以下の4つの構成になっております。
・炎王スネークアイとは
・デッキの選択理由
・展開解説(基本展開、応用展開、対面毎の特殊展開)
・最後に
※4/11追記
新たに新制限に対応した【炎王スネークアイ】の解説記事を執筆しました!
良かったらこちらもご覧ください👍
炎王スネークアイとは
https://x.com/rai_10y/status/1769551885848195072?s=46
2024年1月制限環境において、猛威を奮うスネークアイデッキの1つの形であり、対抗馬である【純スネークアイ】との最大の差別化は、出来上がる最終盤面の硬さにある。
妨害が盤面に集中している【純スネークアイ】と比べて、妨害が盤面と墓地に散っているこのデッキは、〈禁じられた一滴〉や〈心変わり〉の様な返し札にめっぽう強く、一度盤面が出来上がってしまえば、まず返される事がない。
このデッキがTier1と呼ばれる理由の1つである。
筆者はカードゲームにおける"確定枠"という言葉があまり好きではないが、それでも上記のメインデッキ38枚、エクストラデッキ14枚は確定枠と言って良いだろう。
メインデッキの残り2枠とエクストラデッキの残り1枠で良く見るカード達。
選択枠や自由枠と言われる上記のカード達は、ムラがあるカードも多い。
これらのカードから何を採用するかは、正直好みの範疇であり、各々がデッキを作成する時に、何に重きを置くかで変わって来る枠である。
例として
①環境デッキである【粛声】や【天盃龍】には打てないが、参加する大会はそれらのデッキが少なそうで、展開デッキが多い事が予想される→〈原始生命態ニビル〉を採用
②デッキの安定性を上げたい→〈金満で謙虚な壺〉〈黒魔女ディアベルスター〉の2枚目を採用
などなど。
昨日のYACS東京で優勝した際に使用したリスト。
調整の結果、メインデッキの残り2枠には〈PSYフレームギア・γ〉と〈PSYフレームドライバー〉のセットを採用する事が決定し、サイドデッキに〈スネークアイ追走劇〉と〈裏切りの罪宝-シルウィア〉を採用したかった都合上〈黒魔女ディアベルスター〉の枚数を増やし、メインデッキは上記の41枚となった。
1週間前までエクストラデッキの選択枠は〈LL-アセンブリー・ナイチンゲール〉だったが、〈黒魔女ディアベルスター〉の採用枚数を増やした事から〈神聖魔皇后セレーネ〉を採用した。
デッキの選択理由
・炎王スネークアイ
・純スネークアイ
・粛声
・神碑
・天盃龍
候補は上記の5つから始まり、チームメイトと調整を重ねて行く中で、【炎王スネークアイ】か【純スネークアイ】を使うのが1番勝率が高そうという話になった。
調整中、【炎王スネークアイ】vs【純スネークアイ】のスネークアイミラーにおいて、サイドチェンジ後の後攻時に【炎王スネークアイ】はギミックの枠を削りながら誘発を投入するのに対して、【純スネークアイ】はギミックの枠を削らずに誘発を投入出来る事から、【純スネークアイ】の方がミラーの勝率は高そうという仮説が出た。
しかし、ミラー以外の対面も考えた時、相対的に【炎王スネークアイ】の方が評価が高く、悩んでいたところ、チームメイトのあおいういさんが〈黒魔女ディアベルスター〉の枚数を増やした【炎王スネークアイ】を使っており、自分も試したところ好感触だったので、「純スネークアイっぽい炎王スネークアイを使おう!」でデッキ選択は【炎王スネークアイ】に決定した。
あおいういさんのTwitterはこちら
▶︎https://x.com/aoiuiui?s=21
展開解説
ここからは展開ルートの解説になります。
展開ルートに関しては、今回のチームメイトで、普段から遊戯王の調整を一緒にしている、でぃんさん、あおいういさんと一緒に考えた物が多いです。
でぃんさんのTwitterはこちら
▶︎https://x.com/16dindin?s=21
基本展開①エクセル1枚
基本展開②エクセル1枚
俗に言うニビルケア展開
しかし、この展開は、基本展開①エクセル1枚と違い、〈超融合〉が致命的なので、自分の残りの手札や相手のメインデッキの枚数と相談した上で行うことを推奨する。
応用展開①エクセル+キリン
〈スネークアイ・エクセル〉への効果無効誘発を〈炎王神獣 キリン〉で避けた場合
ニビルケア展開その2
どこに〈原始生命態ニビル〉を貰ってもギミックの妨害が残る。
〈リンクリボー〉を出す従来のルートと違い〈原罪宝-スネークアイ〉への〈灰流うらら〉がケア出来なくなる事に注意。
〈墓穴の指名者〉や〈抹殺の指名者〉を所持している時や、スタートが〈篝火〉や〈罪宝狩りの悪魔〉で相手に〈灰流うらら〉が無さそうな事をチェック出来てる時に選ぶ展開パターン。
エクセル+キリン想定なので〈転生炎獣サンライトウルフ〉で回収した〈炎王神獣 キリン〉を〈炎王の孤島〉で割っているが、手札に余った炎属性モンスターがいる場合は〈炎王神獣 キリン〉を温存した方が良い。
エクセル+篝火で効果無効誘発を貫通するパターンも、似たようなニビルケア展開が可能。
応用展開②エクセル+ディアベルスター+炎龍
知ってるとたまに得するレアケ展開
〈炎王の孤島〉のサーチ効果を発動する前に〈召命の神弓-アポロウーサ〉から入れるルート
発生頻度は稀だが筆者のお気に入り展開
特殊展開①天盃龍対面 エクセル1枚
ここまで展開が通ると2枚コストの〈禁じられた一滴〉を〈LL-アセンブリー・ナイチンゲール〉と〈炎王獣 ガネーシャ〉に貰っても、相手の手札が足りずにワンキルが不可能になる。
例外として、〈テラ・フォーミング〉or〈強欲で貪欲な壺〉コストの〈禁じられた一滴〉が通った後に、相手の残り1枚の手札が2枚目の〈盃満ちる燦幻荘〉のパターンのみ、ワンキルが可能。
特殊展開②天盃龍&神碑対面 エクセル1枚
神碑対面は〈拮抗勝負〉にかなり強い盤面になっており、天盃龍対面は〈世海龍ジーランティス〉の対象を取らない複数破壊効果がかなり重く刺さる。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。
本当は展開解説の後にプレイの話まで書きたかったし、展開パターンも、もう少し載せたかったんですけど、今日の朝に起きてから制限改訂の前までに書き上げようと下書き0の状態から書き始めたので、間に合いませんでした(><)
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