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2024年ライブ振り返り第2回:黒崎SEC 2days

割引あり

こんにちは、龍崎一です。
前回の記事「episode zeroの0」をたくさんの方に読んでいただき、さらに感想や応援のメッセージまでいただけて本当に嬉しかったです。
おかげさまでモチベーションが高まり、早速第2回の記事を書き進めることにしました。今回もどうぞよろしくお願いします。


episode zeroの次にあったもの──「道中の出会い」とアコースティックへの挑戦

僕たちLosstime Lifeは、2024年5月18日に初めてのライブ「episode zero」を行いました。
その大きな一歩を終え、少し気持ちが落ち着いた頃に、意外なところから次のチャンスが舞い込んできたんです。

きっかけは、ライブ会場に向かう途中の車の中でした。
白井舞のDMに「ファイえるん」さんという方から連絡が入り、「7月14日か15日に20分ほど出演してほしい」というお誘いをいただいたんです。
もともとファイえるんさんとは、先月(2024年4月)に東京で行われたライブ企画で初めて顔を合わせました。
そのときは僕たちが客としてご招待いただく形で参加し、「こんな出会い方があるんだな…」と印象に残っていたのですが、まさかそこから早々に出演オファーをいただくとは思いもしませんでした。

最初に提示された出演時間は20分とのことでしたが、Losstime Lifeのファンは県外から来てくださる方も少なくありません。
わざわざ遠くまで足を運んでいただくのに、20分だけではあまりにも申し訳ないと感じた僕たちは、「両日出演できないか」「どちらかで1時間ほどのステージをさせてもらえないか」とお願いしてみたんです。
結果として、7月14日は20分、そして7月15日は60分という形で2日間のステージ枠をいただけることになりました。

ライブバー「黒崎SEC」──情報が少なくて困惑

会場は北九州市にあるライブバー「黒崎SEC」。
ところが、このお店のホームページを見ても、どんな場所なのかいまひとつイメージがつかめません。
ステージ写真にドラムセットがなかった事から、「おそらくこぢんまりした会場なのだろう」と推測しましたが、詳細は不明。
ステージの広さや機材の充実度もわからず、不安を抱えたまま準備を進めることになりました。

僕たちは「こういう場合こそ、逆にアコースティックスタイルが映えるかもしれない」と考えたんです。
少なくとも15日に関しては、アコースティックギターを軸にしたセットを取り入れたら面白そうだと思いました。
前回のライブ(episode zero)では、大音量のマニピュレーションを使ったバンドスタイルに近い形だったので、別のアプローチを試すのも良いかもしれない、という気持ちがどこかにあったのかもしれません。

6月──アコースティックギターを探す日々

そう思った僕は、6月に入るや否や楽器店を何軒も巡って、アコースティックギターを探す旅を始めました。
もともとベーシストとしてキャリアを始めた僕にとって、アコースティックギターはある意味未知の楽器
触れてみればみるほど「意外と奥が深いな」と感じ、当初考えていた以上に色々と試奏を重ねることになりました。

結局、幾つもの店を回ってあれこれ試している中で「アコスタソニック」というギターに出会ったんです。
エレキ寄りの要素も残しつつ、アコースティックらしい温かみのある音も出せるという、僕にとってはまさに“いいとこ取り”のようなギターでした。
手に取った瞬間「これなら僕たちのステージにも合いそうだ」と確信し、そのまま購入を決めたんです。

Fender Acostasnic

7月14日──「白井舞」としての20分ステージ

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