
行政書士資格試験合格体験記
⚠︎この記事にはアフィリエイト広告を利用しています⚠︎
⚠︎学部生むけですが他の方にもぜひ読んで欲しいです⚠︎
⚠︎エクステンション講座(有料・格安)を受講することをすすめる内容です⚠︎
はじめに
約1年前の2月中旬、私は行政書士資格に向け本格的な勉強を開始しました。
この体験記は、私が昨年度合格した宅建士と、今年度合格した行政書士の2資格を中心に、私がどのような学習を行っていたのかなどを紹介していく内容です。名城大学の新1・2回生に向けた内容が中心です。
まずは宅建士について紹介します。
宅建士は数ある国家資格の中でも、最大規模の受験者数を誇る人気資格で、企業における認知度も高く、その学習を通して実生活にも役立つ知識を身につけることができます。
行政書士は法律系の資格の登竜門です。行政書士試験の試験科目は、公務員・司法書士等の試験科目とある程度重なっています。私のような公務員志望の方には特におすすめです。
どちらも大学の講義より早く学習を進めるため、いい予習の機会になります。
エクステンション講座
エクステンション講座とは、大学内で授業後に資格の勉強ができる有料講座です。受講料自体が一般的な資格予備校の半額以下です。また、「上位資格等受講奨励制度」があり、さらに法学部生は別途学部からの補助が出るのでお財布に優しいといえます。私は昨年度、宅建士に合格していたので授業料は半額で受講することができました。(教材費は安くならないです)
宅建士講座(A・B)
一昨年の春、私は名城大学法学部に入学しました。何もかもが初めての大学生活、私はとりあえず大学主催の説明会に参加しては、少しでも情報を集めようとしていました。そんななか見つけた大学の売り、実就職率連続1位(2000人以上の大学)。そんな大学の提示しているモデルコースは、宅建士を推していたのです。それならとらないわけにはいかないと思い、受講することにしました。今振り返ると、名城大学法学部の平均的な合格者数は年22人、単純に考えると学年の20人に1人が卒業するまでに取得していることになります。
講座は、A・B・Cと別れており、AとBは曜日違いで同じ内容を学習できるので、都合がつかない日はもう一方のクラスに参加するなどで補いやすいという特徴があります。またA・Bの講師は宅建士の実務にも携わっています。一方でCは行政書士や公務員の講座も担当している講師が担当します。こちらはもともと宅建士がメインの先生ではありませんが、最終的に行政書士や公務員の講座を受けようかなという人には向いているのかもしれません。(私はAを受けました)
試験から約半年というところで始まるため、かなりの短期決戦です。権利関係・法令上の制限・宅建業法を着実に身に着けるためにもかなりハイペースで進んでいきます。特に学部1回生の前期は法学入門と基礎演習以外で法律に触れることは少ない方です。
そんな中でどんどん先取りを行っていくので、復習がかなり大変…かと言ったら別にそこまで大変ではありません。
ぶっちゃけ話をします。名城大学のエクステンション講座はWEBフォローという名目でアーカイブを公開してくれています。なのでしんどい日や忙しい日はいかなくてもいいのです。アーカイブを見ながら自分でテキストに線を引き、板書の内容も映していけば何とかなります!(ただし、プリントは自分でもらいに行ってください。)
そろそろ講座の中身について話していきたいのですが、講義は勢いで覚えていくという形式です。マーカー引く、書きこむを繰り返したら終わる3時間なのでまずは受けてみてとしか言えません。お試し受講の案内があるかと思います。それを受講し判断してほしいです。
ということでそろそろ大本題の行政書士講座についてふれていきます。
行政書士講座
先にも述べた通り講師は行政書士と公務員の講座を同時に行っています。ユニークなのは、地方上級・国家一般(行政職)完全マスターと行政書士の受講生が一緒に同じ講座を聴くのです。なので、公務員を将来目指している方は、早いうちに先取りができるというかなりの魅力を秘めています。
さて、4月の最後に始まった講座は少し不思議なものでした。講師は自分が1番賢いと確信しているおっちゃん。毎授業の冒頭約30分はおっちゃんの経験といった雑談をするスタイルです。講座が始まってすぐはこのままでいいのかといった不安で一杯でした。ですが、講座の内容は素晴らしいのです。参考書の内容を丸読みするのではなく、理解に全振りしていました。この理解に全振りした講座こそ、自分の中で点と点が繋がっていなかったところをきれいに繋がるようにしてくれました。また、講座の開催されている講義室に入ると毎回問題プリントが置かれているのです。その問題プリントは数日前に講座で取り扱った内容の復習が中心で、肢別問題と40字記述の問題が中心でした。新しい情報を入れる前に前の内容の定着を確認することができます。この積み重ねが自分の実力を確実に伸ばしてくれました。
資格勉強とアルバイトの両立
ところでみなさんはバイトと行政書士の勉強の両立はできると思いますか?
私はぎりぎりできると思います。私は前期の間、29単位分(14科目・週)の履修登録を行い、木曜日を除くと平日は全部4限まで大学の授業が入っている生活を続けました。講座は、水金土に開講されたため、私は月火木に合わせて週約16時間ほど塾でアルバイトをしていました。(夏休み期間は週約23時間)。後期に入ると前期に多めに単位を取った甲斐もあり、履修登録したのは17単位分6科目のみの授業となりました。アルバイトに充てた時間は前期と変化なく、月火木に合わせて週約16時間ほど塾でのアルバイトを続けました。前期に授業に充てた時間分、私は行政書士資格試験に向けて自習を行っていました。履修登録から工夫すれば両立はぎりぎりいけます。睡眠時間の不足は覚悟してください。
仕様教材・学習について
さて、ここからは私がどのような学習をしてきたのかをまとめます。
【宅建士編】
使用した教材は講義で配布されたTACのテキストと問題、追加購入は、LECの1000肢問題集です。
TACとLECの宅建士の教材はどれも十分な内容ですので無駄に沢山のテキストは入りません。特にテキストを複数用意する価値はほぼないでしょう。重要なのは苦手を減らしていくことです。
机に向かって数時間まとめて自習できる時は、
①で使ったたテキストのマーカー部分を読み直す。(講座の中で引いたイエローのマーカーを読み直す)
②問題を解いてみる
③間違えたところの解説を読んだ後、テキストにオレンジを重ね塗りする
④解説の大事なところをテキストに書き込む
移動時間などの隙間時間では
①アプリ版の1000問肢別を解き解説を読む
②間違えたところをテキストに緑の下線を引く
③解説の重要なところをテキストに書き込む
ここで重要になるのは、肢別問題集をただ周回するのことに意味は無いということです。このことは宅建士でも行政書士でも同じことが言えます。問題文と回答をただ暗記するだけでは生きた知識になりません。肢別の解説を全て覚えていくのはとても重要ですが、ゴールは試験に受かることです。肢別を全暗記した場合、過去問集はかなりスムーズに解けるはずです。しかし、それは既知の問題だからということを忘れないでください。試験問題は既知の問題もでます。なので選択肢を2つに絞ることまではできるでしょう。そこから先を分けるのは本当の実力です。テキストにある用語と内容を正しく覚えていきましょう。解説をテキストに書き込む(印をつけておく)ことで試験前までに、あなたのテキストはあなたが何を意識すればいいのかを示すコンパスになるはずです。
【行政書士編】
使用した教材は講義で使用したテキスト・プリント以外に、LEC出版の出る順行政書士シリーズのウォーク本と肢別問題、合格問題集、最重要論点250を購入しました。
こちらは教材の厳選をしてください。そして教材は一社・一シリーズに絞ってください。
特に合格革命・出る順・うかる・みん欲しなどの沢山の種類があります。互換性があるほうが復習がしやすいです。下手に複数のシリーズを集めてもギャップで苦戦することになるでしょう。
机に座って数時間まとめて自習できるときは、
①講義で使ったテキストのマーカー部分を読み直す。
②該当範囲のウォーク本を解き解説を読みこむ。
③該当範囲の合格問題集を解き解説を読みこむ。
④講義の前に配られた問題プリントを解きなおす。
の順に進めていました。
電車での移動など隙間時間では、
前期の間は、講師のおっちゃんyouutbeチャンネルの再生リストをみて知識を増やしていました。
後期が始まってからは
①肢別問題集のアプリ版を解き進める。
③最重要論点250を開き、論点のおさらいをする。
の順に進めていました。
※アプリ版を使う際の注意点
一度間違えてすぐに解きなおすのでは効果が少ないです。解説を読み、単元を解き終えてから戻るようにしましょう。
※全体を通じた注意点
確実に1問を解けるようにするため、まずは条文を理解していくことがどちらも重要な試験です。腰を据えて勉強するときはまずはテキストを読んでから確実に定着を図っていくことをおすすめします。最初から過去問を解くのはおすすめしません。
宅建士と行政書士では難易度が根本的に異なります。択一式は4択から5択に増え、正解の肢を見つける精度が問われます。また、民法(権利関係)も出題傾向が大幅に異なっています。宅建士試験の民法では、物権法や家族法の重点的な対策が必要だった一方で、行政書士試験の民法では債権法の重点的な対策が必要です。
最後に
自分の行政書士資格試験合格には、宅建士を取れた自分になら、更に難しい行政書士もいけるのではないか、という自信があったこともその勝因の1つだと思います。自分への自信こそ、モチベーションを保つ第一歩です。
新入生の皆さん、まずは宅建士講座を受けてみませんか?そこからステップアップしましょう。
新2回生で今から何か挑戦したいと考えたみなさん、今からでも充分間に合います。宅建士や行政書士に挑戦してみましょう!
新2回生で宅建士に合格したみなさん、次は行政書士目指してみませんか?
おまけ(宣伝)
ここまで読んでくださりありがとうございました。勉強とバイトだけの大学生活なんで嫌だと感じた方もいるかと思います。2025年新入生のみなさんにお勧めな部活があります。ライフル射撃部です。体育会一緩い準強化クラブ(自称)です。個人種目がメインの為、練習は自由で自分のペースででます。ぜひ一度体験に来てください。ビームライフル等の体験ができます。