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タイパという言葉が思考力を鈍らせる

最近「タイパ」という言葉をよく耳にします。

「タイパ」は「タイムパフォーマンス」の略で「時間対効果」のことです。

「費用対効果」を意味する「コストパフォーマンス」の「コスト」を「タイム」に置き換えた造語です。

こういう言葉って思考力を鈍らせると思うんですよね。

「タイパ」と一口に言っても、「時短」「手軽さ」「手間削減」などいろんな価値があると思います。

「ショート動画(尺の短い動画)」は時短ですね。短時間で情報を得られるという価値があります。

「チョコザップ(1日5分のコンビニジム)」は「手軽さ」ですね。着替え不要だから、気軽に立ち寄って数分運動できるという価値があります。

「ルンバ(お掃除ロボット)」は「手間削減」ですね。電源を入れるだけで、勝手に掃除をしてくれるから、掃除機をかけるという手間が削減されるという価値があります。

こんな感じで「タイパ」を意識していると思われる商品でも提供している価値がそれぞれ違いますよね。

例えば、僕の価値観は、手間 > 時間 です。

時間も大事ですが、「その時間で何ができるか?」を重要視しています。

極端な例では、移動に10時間かかっても、Wi-Fiなどの環境があればいいです。

「タイパ」と言う言葉を使ってしまうと、自分が本当に求めているものの深掘りができないのでは? と思いました。

ふと、「常識」と言う言葉に似ているなと感じました。

子供を教育するときに「常識だから」で片付ければ楽です。

しかし、思考がそこでストップしてしまうので、私は「常識」と言う言葉が嫌いです。

なんだか、その感じに似ているな〜と思いました(笑)

とはいえ、私も昔は口を開けば「タイパ」と言ってましたから、「タイパ」が浸透してきて天邪鬼状態になっているのかもしれませんね(笑)

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Ryu @アイデアバンク💡
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