【調剤事務】資格試験を独学で勉強する前に知っておきたいこと(8選)#2
▼以下の文章は動画内容を文字おこししたものです。
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こんにちは、チャンネル運営者のSATOUです。
今回のトピックは、 【調剤事務】資格試験を独学で勉強する前に知っておきたいこと(8選)です。
早速、8つの項目を見ていこうと思います。
①(調剤薬局事務の資格には)どんな種類があるの?
② 受験料は?
③ 受験資格は?
④ メリット・デメリットは?
⑤ 試験の難易度は?
⑥ 学習期間、試験内容は?
⑦ 過去問・例題は?
⑧ 資格試験の選び方(考え方)
以上について、お話します。
〈共感・経験談〉
もしかすると、調剤事務の資格について調べたことがある方はわかるかもしれませんが、僕が調べただけでもかなりたくさんの資格の種類がありました。それで、どの資格を選べばよいのか困った人もいるのではないでしょうか?
実際、僕自身がどの資格も名前が似通っていて違いがわかりにくかったのでできるだけ初心者の方にもわかりやすいようにお伝えしていこうと思います。
この動画を見ていただければ、調剤薬局事務の資格についての概要がわかるようになると思いますし、あなたがどの資格を選んだら良いかの参考になると思いますので最後までご視聴いただければ幸いです。
もしかすると、お前は何者だよ?と思う方もいるかもしれません。
それで現在の僕の状況ですが、調剤薬局に9年勤務しており今は管理薬剤師として調剤薬局の事務員さんと一緒に働いています。
理由があって僕自身も調剤事務の資格取得に挑戦しようと思っています。
詳しくはこの動画の概要欄にチャンネル紹介動画のURLを載せますのでもしよろしければご覧ください。
このチャンネルでは、調剤薬局事務を目指す方にとって役に立つ情報を発信していきます。是非、チャンネル登録とベル押しもお願いいたします。
それではトピック①から見ていきましょう!
①(調剤薬局事務の資格には)どんな種類があるの?
僕が調べただけでも7つの資格試験が見つかりました。上から順に
1.調剤報酬請求事務技能認定 「日本医療教育財団」
2.調剤報酬請求事務技能検定試験 「日本医療事務協会」
3.調剤薬局事務士 「日本能力開発推進協会」
4.調剤事務実務士(調剤情報実務能力認定試験)
「医療福祉情報実務能力協会」
5.医療保険調剤報酬事務士 「医療保険学院」
6.調剤事務管理士 「技能認定振興協会」
7.調剤報酬請求事務専門士 「専門士検定協会」
以上になります。
名前が似ていて覚えるのがちょっと大変そうですね(汗)
それで、なんでこんなにいっぱい種類があるの?と思ったのですが
調剤薬局事務の資格は医師や看護師のような国家資格ではなくて
民間資格と呼ばれるもので各団体が独自の認定資格を設けているため上のようにたくさんの種類があるようです。
それで資格名の右側にあるカギカッコ「」の部分が資格試験を主宰している各団体の名前になります。
それで7つの資格試験のHPを見させていただいたのですが、調剤薬局事務の資格は特に女性に人気があるようです。
理由としては、現在調剤薬局は世の中にたくさんあるので資格があると家の近くなど通勤しやすい職場を選べること。妊娠出産後でも資格があれば就職しやすいこと。転職に有利。などが人気のある理由のようです。
ですので、資格は取っておいても損はないのではないでしょうか。
次に②受験料についてみていきます。
1.調剤報酬請求事務技能認定 受験料:3,000円(税?)
2.調剤報酬請求事務技能検定試験 受験料:4,500円(税別)
3.調剤薬局事務士 受験料:5,600円(税込)
4.調剤事務実務士 受験料:7,700円(税?)
5.医療保険調剤報酬事務士 受験料:36,000円(税込)
6.調剤事務管理士 受験料:6,500円(税込)
7.調剤報酬請求事務専門士 受験料:5,280円~17,710円(税込)
受験料については上から順にご覧の通りの金額になります。
どの資格も受験料については平均すると5000円前後になっているのがわかるかと思います。
それで、補足になりますが1と4の(税?)の部分は各団体のHP上に税別・税込みの記載がなかったためハテナとしました。
また、特に5.医療保険調剤報酬事務士 受験料:36,000円(税込)というのが高額で目に付くと思います。これは、受験資格に「医療保険学院」さんの指定する講座を受講することが義務付けられているためで講座の受講料金が36,000円という金額になっていました。
それと、7.調剤報酬請求事務専門士 受験料:5,280円~17,710円(税込)
と受講料に幅があるのは7.は資格が1級から3級まで分類されていまして
1級が1番難しく3級が一番初級の資格となります。
級ごとに受験料が違うことと、また隣り合う級、例えば1級と2級を同時に受ける併願の制度もあるため受験料に幅がでているようです。 ここについては後ほどもう少し詳しく触れたいと思います。
次に③ 受験資格についてみていきます。
1.調剤報酬請求事務技能認定 受験資格:あり
2.調剤報酬請求事務技能検定試験 受験資格:あり
3.調剤薬局事務士 受験資格:あり
4.調剤事務実務士 受験資格:※なし?
5.医療保険調剤報酬事務士 受験資格:あり
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6.調剤事務管理士 受験資格:なし
7.調剤報酬請求事務専門士 受験資格:なし
ここではザックリと受験資格のありorなしで分類しました。
最初に4.の※なし?について説明します。
4の主催者である「医療福祉情報実務能力協会」さんのHPを拝見したのですが、受験資格の欄に「問いません<併願可>」とあるものの
その他の欄に
※調剤情報実務能力認定試験は教育指定校及び団体受験での受験のみとなります。僕なりの解釈でわかりやすく説明しますと、、、
という記載があって、僕の見解ですが、個人で受験するのは無理なのかなーという印象でした。もし、4.の受験に興味がある方はHPをご覧いただければと思います。
ここでは便宜上、受験資格ありに分類して進めていきます。
それで、まずは受験資格ありの上の5つについてどういうことか説明しますと
(図で説明?)
ザックリとした認識ですと上の5つの資格は、各主催者の団体が定めた通信講座や通学による講義を受講することであったりガイドラインをクリアした人だけが受験できるということで、つまり個人が独学で受験するのは無理だよってことで解釈しました。
一方、受験資格なし の下2つの資格は誰でも受験できるという解釈で良いと思います。
なので、通信講座や通学による講義などを受講して受験資格をもらってから試験に挑みたい人は上の5つ、独学で受験したい人であったり受験資格をもらうのは大変そうだなーと思う方は実質下の二つの資格に限られてくると思うので受験資格のあり/なし はどの資格を受験するかの一つのポイントになります。
それでは、受験資格のあり/なしに注目して
④メリット・デメリットについて考えていこうと思います
まずは、受験資格ありに分類した上の5つの資格試験についてです。
・メリット
先ほども少しお伝えしましたが、受験資格ありに分類した資格の多くは
各団体ごとに通信講座や通学による講義を受講する必要があります。
逆に言えばある程度、勉強して知識が身についた状態にならないと資格試験を受験することができないということですので、半ば強制的に勉強しなければなりません。ということで自己管理が苦手な方などにとってはメリットと言えるかもしれません。
また、勉強するためのテキストや教材といったものも講座とセットになっていることがほとんどのようです。勉強のスケジュールやカリキュラムもあるので面倒なことを考えずに勉強に集中できるということもメリットの一つといえると思います。
また、独学ですとわからないことがあった時に自力で解決することも多くなると思いますが、講座を受講をしていれば質問できるのも大きな魅力です。
・デメリット
次にデメリットですが、これは講座受講の場合は費用がかかる点だと思います。通信講座ですと約4万円前後 通学による講座の場合だともう少し費用がかかるようです。
また、独学で受験することはできません。
あと、もう一点はなかなかないケースかもしれませんが、受験資格ありの場合、途中でやっぱり別の試験を受けたいと思っても変更するのは非常に難しいと言えます。
例えば、具体的にお話すると
3.調剤薬局事務士 「日本能力開発推進協会」 を受験しようと思い受験資格を得るために「キャリアカレッジ」さんの調剤薬局事務講座を受講したとします。
無事に「キャリアカレッジ」さんの講座を受講すると晴れて3.調剤薬局事務士を取得するための資格試験を受験できるのですが、逆に言うと3以外の資格、例えば1.調剤報酬請求事務技能認定の試験を受けることはできません。
なので、もしあなたが受験資格ありの資格を受験する場合はどの資格を目指すのかを最初にしっかりと定めてそれから受験資格を得るための講座を受ける必要がありますので注意してください!
一方で受験資格なしの2つの資格の場合はどうでしょうか?
・メリット
先ほどお話したようにこの2つの試験には受験資格がないのでどなたでも受験することができます。つまり独学での受験も可能です。
また、決められた通信講座や通学による講義を受ける必要もありませんので費用を出来るだけ抑えることもできると思います。
ただし、出来るだけお金をかけたくないと思っている方でも全くテキストや教材を買わないというの個人的には厳しいと思っています。
仮に通信講座などの受講をしなくても書店やオンラインショップなどからテキストや教材を買う費用というのは考えておいた方がよさそうです。
・デメリット
次にデメリットについて、「受験資格がない」ことによるデメリットは特に思い浮かぶことがありませんでした。
ただし、もし独学での受験を考えている場合、「一人で勉強するのは不安」と思う方もいるかもしれません。
ここについては、ちょっと宣伝ぽくなってしまい恐縮ですが、
このチャンネルのコンセプトが「一緒に勉強しよう!」というものですし
今後も特に独学で勉強する人にとって役に立つような情報を提供できればと思っていますので是非チャンネル登録していただいて、少しでも皆さんの不安の解消のお役に立てればと思っています。
⑤試験の難易度は?
1.調剤報酬請求事務技能認定 合格率:???
2.調剤報酬請求事務技能検定試験 合格率:84.7%(2017年通学コース)
3.調剤薬局事務士 合格率:???
4.調剤事務実務士 合格率:???
5.医療保険調剤報酬事務士 合格率:???
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6.調剤事務管理士 合格率:約60%
7.調剤報酬請求事務専門士 合格率:3級 約60% 2級 約40% 1級約20%
次に試験の難易度について、難易度については各試験の合格率が参考になると思い調べてみました。
1~5については特に記載がなかったり非公開ということでしたので難易度については不明としか言えませんが、受験資格を得る段階で勉強が必要ですし知識も蓄えてからの試験ということでさほど難しくないのではないかと予想しています。
6の調剤事務管理士は合格率:約60%ということで半分以上の人が合格することを考えると難しい試験とは言えないかと思います。
それで先ほど受験料のところで少し触れた
7の調剤報酬請求事務専門士についてですが、
級ごとに合格率が異なっております。ちなみに7の主催者である
専門士検定協会さんのHPに各級のレベルの記載があり
3級
レベル : 調剤報酬の基礎を理解している。(新入社員レベル)
2級
レベル : 調剤報酬の応用を理解し、実務に活かすことができる。(中堅社員レベル)
1級
レベル : 調剤報酬の基礎・応用を的確に理解し、説明することができる。(教育者・リーダーレベル)
参照URL
https://www.chozai.isiyaku.org/blank-2
とのことです。
個人的には、この”級”が分けられているのはとてもいいなと思いました。
自分の状況によって3級のままでよいという方、2級までは頑張る!どうせやるなら1級!といった感じで目指す級を選べますし
例えば、最初に3級を取得して働きながら2級、1級とステップアップを目指すのも一つの方法かと思います。
また、7の調剤報酬請求事務専門士には更新制度が2年に1回あるそうです。
人によっては更新は面倒と思う方もいるかもしれませんが
一定のレベルを保てることを考えればよい制度だと思いました。
⑥ 学習期間、試験内容は?
次に学習期間と試験内容について
1.調剤報酬請求事務技能認定 学習期間:通学1-2か月 通信4か月
2.調剤報酬請求事務技能検定試験 学習期間:通学最短3日 通信最短1か月
3.調剤薬局事務士 学習期間:2か月(キャリアカレッジ)
4.調剤事務実務士 学習期間:???
5.医療保険調剤報酬事務士 学習期間:通信講座4か月
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6.調剤事務管理士 学習期間:3-4か月
7.調剤報酬請求事務専門士 学習期間:6か月
学習期間について調べてみた結果、ご覧の通りでした。
平均すると約4か月程度の勉強が必要になるようです。
この中で一番目を引くのが
2.調剤報酬請求事務技能検定試験 学習期間:通学最短3日 通信最短1か月
かと思います。とにかく早く資格を取りたいという方にとっては嬉しい情報だと思いますので。興味のある方は詳しくは「日本医療事務協会」さんのHPをご覧ください。
続いて、試験内容についてですが
1-5の受験資格ありの試験については、受験資格を得る中で自然と知る情報になると思いますのでここでは敢えて触れないでおきます。
各通信講座や通学による講義の中で必ず触れられる情報だと思いますので
是非そちらでご確認ください。
ここでは6.7の試験内容を見ていきます。
各HPによると
6.調剤事務管理士
https://www.ginou.co.jp/qualifications/chozai-jimu.html
↑上記URLから引用
学科・・・マークシート形式10問
法規(医療保険制度・公費負担医療制度等についての知識)
1.保険請求事務(調剤報酬点数の算定、調剤報酬明細書の作成・ 薬剤用語等の知識)
2.薬の基礎知識(医薬品・薬価基準の基礎知識、薬の作用等)
実技・・・3問
1.レセプト点検問題(1問)
2.レセプト作成(2問)
7.調剤報酬請求事務専門士
https://www.chozai.isiyaku.org/
全級共通項目
試験時間 : 学科 60分 / 実技 60分
共通問題
学科 択一式(マークシート)
・基礎30 問
●薬剤の基礎知識 / 疾病 / 医療保険制度、調剤関連法規(医療保険の種類、医薬分業の流れ)
調剤報酬請求(点数算定の正しい知識と解釈)/ 薬局業務の流れ / 在宅業務について
● 実技 処方せんから調剤報酬明細書の設問箇所点数を求める(マークシート)※ 3症例
・処方せん3症例
設問箇所点数を求める
以上のようになっており、1級と2級にはこのほかに追加問題もあります。
どちらの試験も共通して「薬の基礎知識」「法規、医療保険制度」
「レセプト=調剤報酬明細書」
このあたりの知識が重要になってくるようです。
⑦ 過去問・例題は?
過去問・例題についても それぞれのHPでサンプルや販売先を紹介していたので興味のある方はこの動画の概要欄にリンクを貼りますのでご覧いただければと思います。
⑧ 資格試験の選び方(考え方)
それでは最後に資格試験の選び方についてお話します。
これは僕なりの考え方になってしまうのですが、もし共感いただけたら是非参考にして見て下さい。
まず資格について考えたとき、せっかく自分の時間やお金を使って勉強するのであれば資格試験に合格するといのはもちろん大切なことではあります。ただ資格試験に合格するためだけに勉強するのはもったいないとも感じます。
つまり、せっかく勉強するのであれば資格を取ったあと、調剤薬局事務の仕事に就いたときに実務で役に立たないと意味がないと思うのです。
特にこの調剤薬局事務の資格は冒頭でお話した通り民間資格になりますので
ぶっちゃけ資格がなくても調剤薬局事務の仕事に就くことはできます。
ただ、自分の今まで務めてきた薬局で採用されている事務員さんをみていると新卒者の場合はほとんど何かしらの医療系の資格をもっていますし、中途採用の人で資格を持っていない方のほとんどはどこか別の医療機関や調剤薬局に勤めていたという経験を持って入社されています。
もしあなたが、調剤事務の仕事が未経験で特に資格も持っていない場合、
実際の現場で仕事に慣れるまでに経験者や有資格者の方に比べると時間がかかると思います。実際、僕の勤めている薬局に未経験、無資格で入った人たちは早い段階で辞める方が多かったりもします。
なので、せっかく勉強するなら現場にでることを想定して勉強した方がご自身にとって身になるし有意義な時間になると僕は思います。
前置きが長くなりましたが、資格の選び方については
正直なところどの資格を選んでも良い!というのが僕の考えです。
強いて言うならば、今の自分の生活スタイルや環境、性格などを考えてどの資格を選ぶか決めるのが良いのではないでしょうか?
例えば、先ほどお伝えした「とにかく早く資格を取りたい!」という方でしたら学習期間の短いものを選ぶ基準にしてもよいと思いますし。
自己管理が苦手!という方でしたら受験資格ありの試験の中から受験する資格を選ぶというのも一つの方法だと思います。
それで、これは自分の例になるので恐縮ですが
僕の場合は仕事をしながら勉強をすることになりますし、家や職場の近くに通学できる学校もありませんので通学による講義を受講するのは無理そうです。
性格的には受験資格を得るのは大変そうだなーと思います、どちらかと言えば受験資格がない方が気が楽です。
また、今すぐ資格試験を合格したいというよりはしっかりと実務にも活かせるような勉強をしたいと思っています。
このような観点から、自分が試験を受けるなら6.7の資格に挑戦したいと今は思っています。
確かに一人で勉強するのは大変だと思いますが、それはこの動画にアウトプットすることをモチベーションに少しずつでも継続して勉強していこうと思います。
自分の話ばかりで申し訳ないですが、ぜひ自分の現在の状況に置き換えて資格選びの参考にして欲しいです。
いかがでしょう?
あなたは、どの資格を受けるかイメージできたでしょうか?
このチャンネルでは調剤事務の資格を目指している皆さんと一緒に成長できればと思っています。今後も皆さんのお役に立てる動画配信ができるように頑張りますので是非チャンネル登録とベル押しもお願いします。
動画の概要欄にチャンネル紹介動画のURLも載せますので、興味のある方は見てくださると嬉しいです。
それでは最後までご視聴いただきありがとうございました。
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