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「俺は水タイプだ」2024.7.26

海に行ってきた。

海。
めちゃくちゃしょっぱい海。
家に帰ったら体の至る所からめっちゃ砂が出てくる海。特に目とかヤバい。
到着した時点で満足して帰ろっかって言いたくなる海。
そんな海。

夏の一大イベントとして君臨する海に行くという行為だが、ありがたいことに今住んでいるところは海まで自転車で20分のところなので思いつきで行くことができる。
ここに住む前は車で20分のところに住んでいたし、海を割と身近な存在として認識してしまっている。

しかし、この20分が何よりも海の期待値を高めてくれるのだ。
絶妙な匙加減で、高めすぎず、落としすぎずなのだ。
もはやこの20分がピークになっているまである。
この自転車を漕いでいる20分間で久石譲の「海の見える街」を聞いてみなさいよ。
もはや海行かなくてもいいなって気分になる。

そんなこんなで何かと海に近い生活を始めて今年でもう5年目になる。

わざわざ海の近くを選んで住んでいるわけではないが、海はだいぶ好きな部類だ。
映画館に行くぐらいなら海に行くし、海に行くぐらいなら小説を読む。そのくらいの好き具合。

ここ5年間は海に縁があるわけだが、小さい時から何かと水に縁がある人生なのだ。

小学一年生の時に、近所の市民プールに家族で行ったことがある。
泳いだことなどないのに、なぜか自信満々に1人で先にプールに入り、家族が着替え終わりプールに来るまで溺れ続けた。
最初はとにかくパニックになり、近くの人を片っ端から掴んだがふざけているだけと判断され、母親に助けられるまで溺れ続けた。
最後の方は半ば諦めて、水死体のように水中に顔をつけながら浮かび続け、息が苦しくなったら呼吸をするようになっていた。
よく水がトラウマにならなかったと今でも思う。

小学二年の頃には、スイミングスクールに通い始めた。
バタ足を習うもそんくらいできるわと飽きて退団。その間わずか2ヶ月。姉は小学校卒業までやり遂げていたが、何をそこまで泳ぐ必要があるだろうと思っていた。
実際に習わなくてもバタフライ以外は泳げていたし。

そんな水に近い人生を送ってきた私は、ポケモンだったら水タイプだと思う。
動物だとワニとシャチが好きだし。
ポケモンだとエンペルトが好きだし。

ポケットモンスター。縮めてポケモン。英語で言ったらポキモン。

ポケモンは現実にはいないけど、友達の中で1人くらいは「どう考えてもこいつポケモンだったら岩タイプだろ」ってヤツはいるだろう。
それの水タイプバージョンだと思ってくれていい。

一度でも岩タイプ人間に遭遇してしまったら、人の顔を見てタイプを確認する癖が抜けなくなってしまった。
初対面だと、なんとなく雰囲気から何タイプか頭の中で勝手に診断してしまう。

ポケモンタイプ診断はMBTI診断よりも信ぴょう性はあると思う。
同じタイプなら仲良くなれること間違いなしだ。

ただ、現実ではタイプ相性表は役に立たないのは確実だ。
水タイプの私がいまひとつである炎タイプの攻撃の「日焼け」に苦しめられているからね。

今夜は全身にワセリンを塗って寝よう。
では、また。

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