【浄土真宗の言葉】#21 もし多念をもつて本願とせば、いのち一刹那につづまる無常迅速の機、いかでか本願に乗ずべきや
もし多念をもつて本願とせば、いのち一刹那につづまる無常迅速の機、いかでか本願に乗ずべきや
【解説】
今回は「もし多くの念仏をとなえなければならない本願だったならば、きわめて命の短い衆生はどうやって本願に乗ることができようか」という内容です。
この文の後には、
「もし多念をもつて本願とせば、いのち一刹那につづまる無常迅速の機、いかでか本願に乗ずべきや。されば真宗の肝要、一念往生をもつて淵源とす。
(中略)
平生のとき、一念往生治定のうへの仏恩報謝の多念の称名とならふところ、文証・道理顕然なり」
とあります。
浄土真宗のかなめは一念往生を根源とするのである。(中略)平生において、一念往生が決定した上での仏恩報謝の多くの称名念仏というのが、浄土真宗の教えにかなっていることである。
これはつまり、命が短い衆生のことを法蔵菩薩がご存知で、そのような短命の機を目当てに本願を建てられたということです。
・原文はこちら
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【今回の読み仮名】
多念‐たねん
本願‐ほんがん
一刹那‐いっせつな
無常迅速の機‐むじょうじんそくのき
乗ず‐じょうず
肝要‐かんよう
一念往生‐いちねんおうじょう
淵源‐えんげん
平生‐へいぜい
平生業成‐へいぜいごうじょう
治定‐じじょう
仏恩報謝‐ぶっとんほうしゃ
多念の称名‐たねんのしょうみょう
文証・道理顕然‐もんしょう・どうりけんぜん
浄土真宗‐じょうどしんしゅう
法蔵菩薩‐ほうぞうぼさつ
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・光雲な毎日(立読みページ)
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