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運は私の味方である。

僕は今までどうも勘違いをしていたようだ。
目の前に見えるものだけを追いかけていたのかもしれない。

龍雲を見たり、虹を見ることで満足していたのではないか。
もちろん龍雲や虹と出会えただけで幸せな気分になれる。
でも少しでも見れなくなると不安を覚えることがあった。
これは大間違いで、いつも見守っていてくれていることに気付いていなかった。

少し前になるが、夢の中で大空を見上げていると七色に輝く龍さんが泳いでいた。夢の中とはいえ、こんなにリアルに龍さんを見ることができることに感謝した。「僕を背中に乗せてください!」と大声で叫んでいた。
しばらくすると龍さんが自分の方に色を変えながら向かってきた。

正直言って怖かった。
矛盾しているかもしれないけど怖かった。
すると「あっと!」思った瞬間、七色の龍さんが自分の身体を突き抜けていく瞬間に目が覚めた。

何が起こったのか不思議な感覚だった。
しばらくベッドの上でその余韻に浸りながら周りを見渡すと
夜は明けようとしていた。
どのくらいの時間、龍さんを感じていたのだろう。
もう一度眠りにつけば、また龍さんに出会えるだろうかと思えば思うほど眠ることができなかった。

実はこの夢のあと、リアルな龍雲さんとあまり出会うことはなかった。
え~もう会えないのかな、何か怒らせるようなことをしてしまったんだろうかと
不安になっていた。

この頃から朝早く目覚めた時は愛宕神社へ行き、
夕方はほぼ毎日、近くの海岸で夕陽を眺めることが多くなった。

そしてほぼ毎日、膝まで海に浸かりながら祈りを捧げるようになった。
これがとても気持ちよく、海や大地、空を身体で感じることができた。
このことを繰り返すようになったある日、手のひらに何か熱いものを感じた。

空から手、身体を通じ、足元から海、大地を抜けていくような気の流れを感じる。自分がまるで宙を浮いているような、なんとも言えない快感である。

不思議なことに、龍神さんや神様はちゃんとそばで見守っていてくれているんだと思えるようになり、自分の中で何かが変わり始めた。

しばらく前までの自分とは明らかに違う。

最近では空に浮かんだ雲が信じられないようなアート作品を描いてくれる。これだけでも幸せな気分になれる。

本当にありがとうございます。


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