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FX最強手法ダブルの圧力とは|ボブボルマンの毒を解毒します

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fx5分足スキャルピング/著書ボブボルマン は数多くのFXトレーダーが推奨する優良教本として日本でもとても有名です。

沢山のトレーダーがこの5分足スキャルピングからプライスアクションの原理原則を学び、そこから自身のトレードスタイルへ昇華させ、専業トレーダーとして活躍していたりもします。

この記事を書いている私もその内の一人で、純粋にボブボルマン式5分足スキャルピングを実践して日々トレードをしているトレーダーでもあります。

この5分足スキャルピング内で記載されているダブルの圧力について解説されているサイトは一部ありますが、重要な点・本質については理解されていないのかな?というサイトばかりという印象です。

ここではダブルの圧力について徹底的に解説すると同時に、リアルトレードでも間違いなく強力な武器になる知識を共有いたしますので、是非とも読み飛ばさずに最初から最後までしっかりとご覧になっていってください。

こんな重要な事をしっかりと学べるのはこの記事だけです。


5分足スキャルピングで専業トレーダーレベルを目指す方には下記の記事がおすすめです。



ダブルの圧力とは|基本と本質をズバッと

FXにおけるダブルの圧力とは、売り勢と買い勢のコンセンサス(それぞれの意見)が一方向へ傾く瞬間の事を指しています。

例えば下記の画像ですと、それまで価格は上にも下にも行かないレンジ状態だったのが、ひとたび価格が上にブレイクすると一気に上昇していますよね。これはレンジを抜け出した事で今後価格は上昇していくという見方をする投資家が増えた=コンセンサスが買いに傾いた瞬間というイメージです。

そして初心者さんには少し難しく感じるかもしれませんが、fxなど投資の世界では反対売買というのがあります。これを簡単に説明しますと

  • 買いから入った場合、決済する時は売りになる。

  • 売りから入った場合、決済する時は買いになる。

非常にシンプルなので小難しく感じる方は文字通り受け取って下さい。

価格が上にブレイクした時、主にこのような流れになります。

1:枠内で売って来た投資家達は「この後相場は上がって行く可能性が高い」と考えて損切り(買い注文)をする。

2:枠内で買ってきた投資家達は「読み通り相場は上がって行く」と考え、買いポジションをそのまま保有して利益を伸ばす。

3:傍観していた投資家達は価格が上にブレイクした事を見て「相場は上がって行く」と考え、ブレイクした所で新規で買い注文を入れる。

このようにコンセンサスが片方に傾く瞬間の事をダブルの圧力と言い、そのポイントでは相場は勢いよく動く事も多いです。

ダブルの圧力の基本と本質を理解しましたら、この後は徐々にリアルトレードで勝つ為にレベルを上げて解説していきます。
初心者さんに合わせた解説のみだと表現に対して限度があるので、もしあなたが真剣にfxで勝てるようになりたいのでしたら自身のレベルを上げるよう意識して付いてきてくださいね。

ダブルの圧力を単純なブレイクと勘違いすると勝てない

ダブルの圧力を簡単に捉えている内は、レンジラインをブレイクしたらダブルの圧力が働き、結果価格が大きく伸びていくと考えている方も少なくないと思います。(現にyoutube動画でも自称fxトレーダーが簡易的な解説でおわらせていますよね・・・)

その考えは半分正解ですが、もう少しきちんと理解する事でリアルトレードでも面白いように勝てる様にもなります。

まずダブルの圧力について重要な点は上記でも触れましたが、ダブルの圧力が働く条件にあるのが、コンセンサスが売りか買いどちらかに傾く必要があるという事でしたよね。

これは言い換えれば、テクニカル的にチャートを見て説得力が必要という事です。

だましブレイクと上手く行くブレイク。

突然始まったブレイクはテクニカル的に説得力に欠けるのでダマシになりやすいという特徴があります。

逆にブレイク前に例えば安値を切り上げている状況というのは、売り勢の力が弱まっている事を表しており、その状況でさらにレンジ上端ラインを上抜くとコンセンサスは買いに定まりやすいです。

それは何故かというと、これは投資家の気持ちになって考えるとわかりやすいです。
例えば枠内で売っている投資家達は、売りを仕掛けていても価格をレンジ下端ラインにすら押し下げる事が出来ていませんね。
これは売り勢の力の弱さを表しています。
そしてその状況で価格が上にブレイクすると売り勢は「もうダメだ。損切りだ」となりやすく、それがダブルの圧力を呼ぶトリガーとなります。

対して急に始まったブレイクはテクニカル的に見ても説得力が無いので、仮に上抜いても「価格はその内戻る」と考える投資家も非常に多い為、売りの損切は集まらずダブルの圧力も働かないという事にも繋がってきます。

ダブルの圧力を味方につけてブレイクトレードをするのであれば、反対売買の投資家達が諦めるテクニカル的根拠が必要という事を覚えておいてください。

逆にそれまで何度も意識されていた価格帯を、何の準備もなしにただブレイクしただけなのに、気持ちよく伸びていく事も相場の世界では多々あります。
しかし重要なのはそこに再現性はありません。
もしあなたがトレードで勝って行きたいと考えているのであれば、再現性のある場面だけを狙い撃ちする必要があり、再現性のない場面は無視しなくてはいけません。これがトレードの世界です。

状況に反したダブルの圧力は絶妙なブレイクトラップになる

5分足スキャルピングにも記載されていますが、パターンブレイクやダブルの圧力など、それが効果的に働く為にはとにかく状況が何より大切です。

その状況判断(一般的には環境認識とも言う)が間違っていると、どんなに完璧な形だと思っていても、結果は散々な目に合う事は日常茶飯事です。

ここでは状況に反した場面での例を伝える事で、皆さんには「あぁ、コンセンサスを見極める=トレードを組み立てるってこういう事なのね」というような事を肌で感じ取っていただきたいと思います。

状況は全体的に見て下落の流れ(下落トレンド)
状況は全体的に見て上昇の流れ(上昇トレンド)

上記ではボックス内のもみ合いは全く同じパターンではあるが、そこに至る前提・全体の状況(方向性)が明らかに違います。

二つのブレイクを比較し、その後上方向へブレイクした時、より効果的にダブルの圧力を引けるのはどちらだと思いますか?

答えは言うまでもなく下の画像、上昇トレンドの調整局面に現れたレンジからの上ブレイクが上手く行きやすいです。

ダブルの圧力が働くという事はテクニカル的に見ても説得力が必要と伝えました。
上記二つのチャートを比較すると、下落トレンド中の上ブレイクはまだ下落の流れと見る投資家も沢山いる為コンセンサスが定まりづらく、同時にダブルの圧力は期待できないという自然な考えにもなります。

ダブルの圧力を効果的に引き当てて優位なトレードをしたいのであれば、ブレイク方向が全体の状況に明らかに反していない事を必ず確認しなくてはいけません。

次にダブルの圧力は「反対売買の投資家達が諦めるテクニカル的根拠が必要」と上記ではお話しましたが、下記のチャート図では全体の状況も相まってそれが見事に言語化出来るポイントでもあります。

全体は上昇トレンドではあるが、何もこの時間軸のチャートだけで世界中でトレードされている訳ではありません。

上位足を見るなり、何かしらの理由があってここが反転ポイントだと思った投資家達は、それぞれに考えがあって矢印ポイントで売っています。

しかし直近では相場は上げてきているという事実があるので、こういうハイリスクハイリターンの場面で売りを仕掛けるような逆張り勢は、意識ラインを上に抜くと簡単に損切に走る傾向にもあります。(何よりボックス内では安値も切り上げているのでブレイクした時のコンセンサスが非常に定まりやすい)

これは色眼鏡無しにチャートを見ると凄く説得力が出る場面で

  • 全体の流れは買いの流れ

  • 直近のレンジ内は安値も切り上げている

  • ポール・直近の上昇に対して十分な調整も入っている

といったように高い優位性が得られる場面でもあります。

トレンド中は調整の種類と成熟度を見極める

詳しくは5分足スキャルピングに記載されているので多くを割愛しますが、ここでは重要な調整の種類と成熟度をトレードに組み込む事の重要性について解説します。

まず最初にトレンドにおいて調整は2種類あり

  1. 価格の調整

  2. 時間の調整

この二つが挙げられます。そして最も再現性が高く、世界中で認識されている調整の黄金比は下記になります。

価格の調整(赤)は直近のポールに対して基本的に約半値戻しが最も再現性が高い
時間の調整(赤)は直近ポールに対して、価格調整の1.5~2倍近い時間を必要とする

この調整の種類とパターンを覚えたら、ダブルの圧力が働きやすい場面とそうじゃない場面は時にマトリックスのように事前に分かるようになってきます。

上にブレイクしたけどダマシだった

上記画像では全体の流れは上昇トレンドなのに、ボックス内を上にブレイクしてもダマシに合う典型的な例です。(日常的に出てきます。)
どうしてダブルの圧力が働かず、逆に相場は下落したのでしょうか?
それは大きな理由の一つにあるのが「調整が浅いから」という理由が挙げられます。

時間の調整は本来通常よりも長く必要とする為、あまりにも早いブレイクは「まだこのブレイクは早い・ダマシになる可能性が高い」と考えられる為、ブレイクしてもコンセンサスが得られず、同時にダブルの圧力が効果的に働きません。

ダブルの圧力が完璧に働く場面というのは状況がなにより大事とお伝えしましたが、それは何も相場の方向性だけではなく、このように調整の成熟度も見る事で高い精度で見抜く事が可能になってきます。

トレードにはいくつかのセオリーというものが存在します。

そのセオリーを知っているトレーダーは見え見えのトラップを回避できますし、逆に新米トレーダーはトラップにかかり続けるという現実はあります。

ダブルの圧力の信頼度は時間帯・ボラティリティでも変わる

ダブルの圧力はチャートの状況だけはなく、実は時間帯でも効果的に働くか否かが別れます。

ここからはさらにレベルあげ、トレードを組み立てるとはどういう事なのかを肌で感じ取っていただける水準のお話をしていきます。

細かいビルドアップの内容などは割愛します。
5分足スキャルピングに書いてある事をベースにお話を勧めます。

イギリスが始まる時、上記の様な理想形のブレイクを迎えた時は素直に仕掛けますし、同時に高い確率で綺麗なダブルの圧力が引けます。

次は全く同じチャート状況でも時間帯だけが違う場合、例えばEUR/USD(ユーロドル)では下記の様になる事も日常茶飯事です。

通常ユーロドルは日本時間はほとんどが穏やかな動きになる事が多く、トレード参加者が非常に少ないのも特徴です。(必ずボラが低いという訳では無いのでそこは注意が必要です。)

これは5分足スキャルピングの本の中でも記載されていますが、日本時間のレンジ幅が10pips以下の場合はブレイクしても信頼度が激低になります。

そしてユーロドルは割りとそうなるケースが多い通貨ペアです。
さらに市場が切り替わると直前の流れを返しやすい特性もありますので、「もう少しで利確出来たのにイギリスが始まった途端返されて損切になった」というのも少なくありません。

慣れない内はイギリスが始まってからトレードをするようにする事で、ダブルの圧力のトラップを自然と避けられるというメリットがあります。

パワー不足でダブルの圧力が働かないケース

上記で解説した時間帯とダブルの圧力の関係ですが、これはキリ番を絡めた状況でも効果的にダブルの圧力が働かないケースが多々あります。

  • 市場が切り替わると流れが変わりやすい

  • キリ番を抜くには沢山のエネルギーが必要(市場参加者の大幅増加・長い長いレンジブレイクなど)

こういったセオリーもありますので、結局の所上記チャート例では、イギリス開始前に東京市場だけでキリ番を下抜くのはやはり難しく、結果絶好のポイントで上昇していく為のお膳立てになったというよくあるパターンです。

ここまでいくつかダブルの圧力が働かないケースをご紹介しました。
上手く働くケースだけをご紹介しても、リアルトレードでは必ず迷う物です。
そんな中ダブルの圧力の基本と本質を理解し、なぜそうなるのか?という理解ができていると、毎日トレードに向き合っていればその内「このブレイクは本当に市場参加者に受け入れられるのだろうか?自分はそうは思えない」という自分なりの考え方が持てるようになっていきますし、自信の無い場面は自信を持ってスルー出来るというプロトレーダーの水準にも迫れます。

ダブルの圧力が上手く働くのはテクニカル的に見て説得力が必要であり、その説得力とはチャート内のプライスアクションだけではなく

  • 全体の方向性

  • トレンド力の強弱

  • 調整局面であればその成熟度

  • 時間帯

  • キリ番に対して有利なマグネットが働く位置なのか?それとも突き抜けて行かなくてはいけない難しい位置なのか?

といった事が関係してきます。

これは5分足スキャルピング内でも記載されている事ですが、数多くの項目を頭に入れている訳ではありません。

トレードをする直前にいくつかのチェックシートのような物を記憶しておき、確認するだけでも勝率は変わって来るので覚えておいてください。

又、マグネットが有利な位置にある時のセットアップというのは、多くが自然とダブルの圧力を効果的にひける場面だったりもします。

5分足スキャルピングはダブルの圧力だけではなく、有利なマグネットとの位置関係が非常に重要です。

有利なマグネットとの位置関係+方向性を見るだけでも勝率は上がります

以上、fxにおけるダブルの圧力の解説でしたでした。

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