非技術者にWeb3とは?を語る
Web3を知るためにブロックチェーンを知ろう
Web3はブロックチェーンで動くアプリケーション
Web3って何が嬉しいの?
Web3のプロジェクト事例
NFTで勢いに火がついた
NFTの価値
NFTの価値を加速させるスマートコントラクト
まとめ
Web3を知るためにブロックチェーンを知ろう
Web3を知るには、ブロックチェーンがどんなものなのかを知ることが重要です。
ブロックチェーンはいわゆるデータベースで、ただデータを書き込んで保管しているものなのですが、最大の特徴は改ざん(データを後から書き換える)することができないという点にあります。
💡 データベースとは?
例えば、twitterでつぶやいた場合に、そのつぶやいたデータ(文字)を
保管する場所のこと。
データベースにデータが保管されているので、翌日twitterを見ても
つぶやいた内容を表示することができる。
従来のデータベースは、企業が管理しているのでいつ改ざんされるかわからないですし、例えば社内外の悪い人がそのデータベースの内容を書き換えたりすることも可能でした。
こういった企業がすべて個人情報を含むデータを管理している状態のことを中央集権といいます。ブロックチェーンでは画期的な独自の仕組み(詳細は割愛)により、企業がデータを管理する必要がなく、かつ改ざんもできないような仕組みとなっています。
誰もデータを変更することができないので、データの信頼性は限りなく高くなります。
その帰結として、Bitcoinを筆頭にした仮想通貨という概念が生まれだしました
💡 仮想通貨とは?
仮想通貨(暗号資産)とは、電子データのみでやりとりされる通貨であり
法定通貨のように国家による強制通用力(金銭債務の弁済手段として用いられる
法的効力)を持たず、主にインターネット上での取引などに用いられる。
デジタル通貨(digital currency)とも呼ばれる。
2009年に運用が開始されたビットコインの登場以降、アルトコインと
呼ばれる派生の仮想通貨次々と生まれ、法定通貨と仮想通貨を交換する
仮想通貨取引所が登場したことで仮想通貨の保有が急速に広がった。
出典: https://www.coindeskjapan.com/keywords/cryptocurrency/
Web3はブロックチェーンで動くアプリケーション
上記で説明したブロックチェーンを使って、仮想通貨を含むユーザーに価値を提供しているアプリケーションを最近ではWeb3と呼ぶようになりました。
Web3って何が嬉しいの?
何が嬉しいのかを知るには、少し歴史を知る必要があります。
以下にWeb3までのインターネットの変遷を記載しています。
Web2.0の大きな課題として、GAFAなどの大企業を筆頭にすべてのデータは企業が保持しているので個人情報が勝手に抜かれたり、不正に利用されたりするかもしれないというものが現在でも存在しています。
Web3はその課題を解決するパラダイムシフトとして期待されているのです。
なぜ解決するのかというと、ブロックチェーンは企業に管理されていないデータベースだからです。これを自律分散システムと呼びます。
いわゆる中央集権なのでデータを個人ではなく企業が所有していたWeb2から、自律分散システムでデータを個人で所有できるWeb3の時代がすぐそこまできているのです。それがWeb3の画期的なポイントです。
Web3のプロジェクト事例
NFTで勢いに火がついた
NFTはブロックチェーンで動く仕組みの一つで、デジタルなデータをブロックチェーンに保存することで、誰も改ざんや偽造ができないことから、そのデータに唯一無二の価値を持たせることができるものです。
例えば、以下のライブチケットのようにAさんのチケットには名前が書いてあり、所有者が明確なのでBさんのチケットと同一のものとして交換することはできません。 対して、100円玉は誰のものかという記載もないので、AさんとBさんの100円玉は同じものです。
NFTはリアルだと実現可能な代替不可能なチケットという概念を、デジタル上で表現できるようにした技術だと言えます。
NFTの価値
上述の通り、NFTは唯一無二のモノであり誰が保有しているかを証明できる仕組みなので、リアルな絵画などをデジタルで表現できるようになりました。
もともとデジタルデータはコピーし放題だったのに対して、「1点もの」という概念が生まれたのです。そしてその「1点もの」を誰が所有しているかまで実現できるようになりました。それがNFTの凄さであり本質的な価値なのです。
NFTの価値を加速させるスマートコントラクト
スマートコントラクトとはイーサリアムというブロックチェーン上で動く、プログラムと思ってもらうのがいいと思います。
ブロックチェーンは従来、仮想通貨をいくら誰に送るかという情報くらいしか記録できなかったのですが、スマートコントラクトによりもう少し細かい取引のルールを記録することができるようになりました。
例えば取引のルールとして、NFTアートの二次流通(アート保持者が別の購入者に売る)が発生した際に、取引金額の10%をアーティストに還元するというような仕組みも可能になります。 それによってアーティストにとっても大きなメリットを生むようになりました。
有名なNFTアートを紹介したサイト www.for-it.co.jp
まとめ
このようにWeb3とは?と理解しようとするとブロックチェーンとインターネットの変遷をまず理解していくことが不可欠かなと思います。 ワードだけが1人歩きしている状態なので、まずは基礎的な部分から平易な言葉で書いてみました。
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