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陵は完全に意識を取り戻した。知らない場所だ。そのことを確認した陵は怪訝な顔で呟いた。 …
「大塚くん。今日、家に戻らなくて平気?」 家から少し歩いたところで結衣が唐突に言う。何…
「うわー、なんか異世界に行ってた気分」 夕方の人混みの中でそう呟き、陵は鞄を抱えてもう…
「及川さんこんにちは。大塚さんは、初めまして。私立清陵高等学校の生徒会長を努めている市ノ…
何度か制服を着る練習をして数日後、陵は再びあのカラオケ屋で結衣と会う約束をした。他の場…
結衣とたくさん話が出来て、浮かれた気分で家に戻ったところで陵は怒鳴り声を上げた。 「何…
テーブルの上のかごの中にワイヤレスマイクが入っているのを見て、陵はここがカラオケ屋だった事を思い出した。最近、カラオケルームを秘密の話ができる個室として使っている気がする。ふと思いついた秘密という単語に、陵の心がざわめいた。 「大塚くん……あの……」
「実は、この前、帰って確かめたら、こういうことになってて」 空になった食器をテーブルの…
勇気を出して結衣に電話をかけ、待ち合わせの約束をした場所に着いて十分が過ぎた。さすがに…
リビングに入ると、母親は浮かれまくっていた。そして、清陵高校から送られてきた入寮パンフ…
「な、なんかどさくさ紛れに告白して、ごめん」 ほとんど無意識にぽろりと告白してしまった…
今日はカラオケ屋も暇なのか、二人だというのに案内された部屋はかなり広かった。おしぼりを…
隣のクラスのとある女子……同じ学校の生徒だけじゃなく、他の学校の生徒も密かに狙っている…
この作品はいろいろな要素がぶち込まれた闇鍋状態になっています。(そのため、2003年~2006年までの間に二章半ばまで執筆された後、十年くらいお蔵入りしていたのですが……) そこで、人を選ぶと思われる属性をFAQ形式で書き出しました。萎え要素などを確認し、読み進めるかどうか決めるためにお使いください。 このFAQはネタバレを含むので「どんな設定でもどんと来い! 不意打ち上等!」という剛毅な方は読まない方がいいかもしれません。