4/3はシーサーの日
今日は2021年の4月3日。“『シーサー』の日”です!
シーサーとは、沖縄で見られる伝説の獣像です。魔除けの意味を持っているので、沖縄ではよく屋根の上に設置されています。
なんでシーサーの日?
なぜ4月3日がシーサーの日なのでしょうか?
これは4(シー)と3(サー)という語呂合わせきていて、シーサーを全国に広げようと、2002年にシーサーの発祥地である那覇市の壺屋で『シーサーの日』の制定を行ったみたいです。
シーサーは2体を対にして置くことが一般的です。口を開けているのがオスのシーサーで口を閉じているのがメスのシーサーです。諸説あるのですが、大きな口で悪いものを追い払い、口を閉じて良い運気を逃さないようにしているという考え方もあります。家の玄関にシーサーを置いている人も沖縄では多いかもしれません。
壺屋やちむん通りの歴史
那覇にあるやちむん通りは沖縄焼物と関係がとても深い通りです。
約300年前に琉球王府が那覇周辺に散らばっていた陶工をこの場所に集めました。そこから陶器の街が誕生しました。そして第二次世界大戦後、市内全域が米軍に接収されていたのですが、復興の為の資材を作るという目的で最初に接収を解かれました。戦後直後の沖縄復興を担った中心地だったのです。
王府時代は王府で使用する陶器や骨壷、泡盛の瓶、日常品、戦争中は陶製の兵器、戦後は復興の資材である瓦や日常品、時が進むとシーサーや土産物と作られるものは変化していきましたが、一貫して陶器の街であり続けています。
やちむん通りの入り口には案内地図もあるのですが、これも陶器で作られています。
やちむん通りで発見したシーサー達
やちむん通りには陶器の街にふさわしいくらい沢山のシーサーが至る所に飾られています。
親子のようなシーサー
赤瓦の屋根の上に顔だけのシーサー
石敢當の隣に埋め込まれているシーサー
お店の前に対で置かれている大きめのシーサー
歩きながらシーサーを探してみるのも楽しいかもしれません!
シーサーの日のイベント
シーサーの日ということで、壺屋やちむん通りではシーサーにまつわるいろんな企画が開催されていました。
シーサーを作る様子を実際に見ることができたり、
シーサーが割引で販売されていたり
スタンプラリーも開催されていて、大人から子どもまで楽しめるような企画になっていました!
沖縄でシーサーをひたすら探すのも楽しい
今日がシーサーの日ということで、シーサーを意識しながら歩いたのですが、やはり身の回りのシーサーの多さを実感しました!そしてその表情や形も十人十色という感じで沢山ありました。ひたすらシーサーを探す旅というのも面白いのかもしれませんね。