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OnePointLesson 君島三佐子のかわいい広島弁(6)たう

こんにちはこんにちは。
純喫茶ぎふまふの君島三佐子です。
今日の広島弁は… 

たう


銀座のひろしまブランドショップが、これを由来に「TAU」という名前を付けたので、有名な広島弁になりました。
「届く」という意味ですが、手、足、コードなど物理的なリーチ限定で、目、声、言葉、手紙、贈り物などには使わないですね。
基本的にはワ行5段活用ですが、活用は「たやあええが(届けばよいが)」とか「たおうじゃなあか(届こうじゃないか)」「とーとらん(届いていない)」「とーた(届いた)」など不規則な音便を伴う高度な広島弁になってしまいます。たう、たわん以外、若い人は使いません。

■今日のスキット

武瑠:鼻の頭にベロがたう?
山翔:うーん…たわん。
武瑠:変な顔!
山翔:わりゃ!

中2男子のおふざけ会話ですね。
「わりゃ」は「我は」の変形で、「お前は(なんということを)」という意味になりますかね。「わりゃあ」と伸ばすのが普通かな。
ちなみに「わしは」は「わしゃあ」、「うちは」は「うちゃあ」。発音の話をすれば、「イ段+は」は「ゃあ」と音便化します。それは広島弁に限らないかもしれませんね。

それでは、次回をお楽しみに。
さようならさようなら。

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