(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
「人材の見極め方」とは。
いかに人材を見極めるべきか。
その問いに対して、経済学者/コラムニストのタイラー・コーエンさんと、起業家/VCとなるダニエル・グロスさんの2人が、過去の知見を総動員し、現代における人材の探索方法を深掘りした内容となっています。
確かに。
なるほど笑
上記の言葉に集約されている通り、現在における採用時の質疑応答はテンプレート化しつつあります。
もちろん、良問だからこそテンプレートになりうる一方で、その人材の表層部分しか情報を得られなくなりつつあると苦言します。
だからこそ、筆者は強調します、「事前に準備されがちな質問で人材を探るな」と。
本書に載せられているどの質問も思わず唸ります。
本書が公開されてしまった以上、これらの質問もいずれは秘伝の問いではなくなってしまうことが予想されます。
ゆえに、採用側は常に質問自体もアップデートが必要であり、応募側としては小手先での対処ではなく実を磨く重要性を、切に感じされられます。
本書では、大部分を通じて、いかに見極めるか、いかに探すかを言及しているものの、最後に強調されているのがこちら。結局、採用の結果を大きく左右するのは、人材のプールだと。
身も蓋もありませんが、自分自身の経験からいっても、同意せざるを得ません。魚を釣るにしても、正しい池を選べているか、辿り着けているかと。
この数年の著書だと、『経営×人材の超プロが教える 人を選ぶ技術』に並ぶ示唆の多い1冊。
「人を見極める」。レガシーでローカルな世界だと、そもそも人材難ということもあり、この能力云々の前の段階ではあります。しかしだからこそ、この力・仕組みを強みとして磨き続けていきたいです。
P.S.
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